エンジニア養成講座[実例で覚える]顧客への対応,文章の表現

[表紙]エンジニア養成講座[実例で覚える]顧客への対応,文章の表現

A5判/272ページ

定価(本体1,980円+税)

ISBN 978-4-7741-4590-7

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書籍の概要

この本の概要

SEが上流工程で作成する,顧客を読み手とする「提案書」「要件定義書」「契約書」の作成法を,具体例を使って紹介・解説します。それらの作成過程では顧客とのコミュニケーション(ヒアリング,インタビューや打ち合わせなど)が必須であることから,記述法と意思疎通法を一体のものとして文書の作成方法を説明することが必要と考えられるので,顧客に伝わる表現のしかた,文書の構成の立て方はもちろん,文書作成のための顧客との交渉法についても解説します。それにより,読者は実感的に説明を捉えることができるようになるでしょう。

こんな方におすすめ

  • 提案書,要件定義書,契約書などの文書類を作成する必要のあるSE
  • 定型文書の作成など事務作業を苦手とするSE

目次

第1部 提案書編

第1章 顧客へのヒアリングによる情報収集

1 ヒアリングには事前準備が必要である

  • 1-1 顧客の背景情報を収集する
  • 1-2 ヒアリングの構想をまとめておく

2 ヒアリングの実施

  • 2-1 ヒアリングの相手とテーマ
    • 2-1-1 経営陣へのヒアリングとテーマ
    • 2-1-2 管理職へのヒアリングとテーマ
    • 2-1-3 担当グループリーダー(担当者)へのヒアリングとテーマ
    • 2-1-4 ヒアリングの相手と実施順序
  • 2-2 ヒアリングにおけるコミュニケーション・ステップ
    • 2-2-1 きちんとしたヒアリングにするためのコミュニケーション
    • 2-2-2 準備段階で得た情報を確認するためのコミュニケーション
    • 2-2-3 相手から情報を収集するためのコミュニケーション
  • 2-3 経営陣へのヒアリングの実際
    • 2-3-1 きちんとしたヒアリングにするためのコミュニケーション
    • 2-3-2 準備段階で得た情報を確認するためのコミュニケーション
    • 2-3-3 相手から情報を収集するためのコミュニケーション
  • 2-4 管理職へのヒアリングの実際
    • 2-4-1 きちんとしたヒアリングにするためのコミュニケーション
    • 2-4-2 準備段階で得た情報を確認するためのコミュニケーション
    • 2-4-3 相手から情報を収集するためのコミュニケーション
  • 2-5 担当グループリーダー(担当者)へのヒアリングの実際
    • 2-5-1 きちんとしたヒアリングにするためのコミュニケーション
    • 2-5-2 準備段階で得た情報を確認するためのコミュニケーション
    • 2-5-3 相手から情報を収集するためのコミュニケーション
  • 2-6 ヒアリングの進行,展開をコントロールする
    • 2-6-1 コミュニケーションを前に転がす(前に進める)
    • 2-6-2 適宜ブレーキをかける
    • 2-6-3 元の軌道に戻す

第2章 提案書を作成する

1 提案書の構成を考える

  • 1-1 全体構成(章立て)を考える
  • 1-2 詳細構成(節・中見出し構成)を考える
  • 1-3 別紙の添付情報

2 提案書を記述する

  • 2-1 提案書の序論(趣旨,概要・要約,結論)を記述する
  • 2-2 システム導入の理由や目標,実現化について記述する
    • 2-2-1 現在の状況
    • 2-2-2 現状の問題
    • 2-2-3 システム導入の目的
    • 2-2-4 システム導入の効果,成果
    • 2-2-5 システム導入の背景
    • 2-2-6 システム導入における課題
    • 2-2-7 実現のための方策
    • 2-2-8 対象となる業務の領域
  • 2-3 導入するシステムの概要について記述する
    • 2-3-1 システムの構成
    • 2-3-2 システム導入後の業務フロー
  • 2-4 開発プロジェクトについて記述する
    • 2-4-1 開発プロジェクトの進め方
    • 2-4-2 開発体制
    • 2-4-3 開発スケジュール
  • 2-5 提案段階でのコスト見積もりを記述する
    • 2-5-1 コスト見積もり

第3章 プレゼンテーションを構想する

1 プレゼンテーションの大枠を決める

  • 1-1 前半をプレゼンテーション,後半を質疑応答にあてる
  • 1-2 導入,本題,まとめの3 段階にする

2 プレゼンテーション本題のシナリオを作る

  • 2-1 プレゼンテーションの時間を考えたシナリオを構成する
  • 2-2 プレゼンターの話が主役である
  • 2-3 提案書の構成とプレゼンテーションの展開構成
  • 2-4 プレゼンテーションの中心となるメッセージを明確にする
  • 2-5 メッセージをアピールするためのプロットを作る
  • 2-6 構成,展開を考える
    • 2-6-1 展開構成を検討,決定する
    • 2-6-2 メッセージについて留意すること
    • 2-6-3 展開で留意すること
    • 2-6-4 どれくらいのメッセージを伝えられるのか
  • 2-7 タイトルをつけて目次を作る

3 プレゼンテーションで話す内容を原稿にする

  • 3-1 1つ1つのメッセージについて原稿の構成を考える
  • 3-2 原稿を作成する

4 スライド・資料を準備する

  • 4-1 スライドでは1つの事柄だけを伝える
  • 4-2 スライドの表現は簡潔,単純なものにする

5 リハーサルで確認,調整する

第2部 要件定義書編

第4章 要件定義書の作成にあたって

1 顧客からの要件定義書をベースにする

2 要件定義書作成作業について顧客と確認,合意する

  • 2-1 SE,顧客がそれぞれ何をするか
  • 2-2 スケジュールと作業日程を決める

3 顧客の背景情報を収集,分析する

第5章 顧客の要求をヒアリングする

1 ヒアリングを行なう前の準備

  • 1-1 資料,情報の収集,分析
  • 1-2 ヒアリングの構想を立てる
  • 1-3 ヒアリングの対象と実施順序
  • 2 経営陣へのヒアリング

    3 業務部門の管理職へのヒアリング

    • 3-1 意味の曖昧な要求表現を明確にするコミュニケーション
    • 3-2 本当の要求を見つけ出すコミュニケーション
    • 3-3 要求の食い違いを解消するコミュニケーション

    4 業務担当グループのリーダー/業務担当者へのヒアリング

    • 4-1 意味の曖昧な要求表現を明確にするコミュニケーション
    • 4-2 本当の要求を見つけ出すコミュニケーション
    • 4-3 要求の食い違いを解消するコミュニケーション

    第6章 要求の整理,確認

    1 要求を整理する

    • 1-1 収集した要求を階層構造化する
    • 1-2 要求を階層化するうえでの留意点
    • 1-3 要求間の矛盾を解消するには

    2 要求を顧客に確認してもらう

    第7章 要件定義書の構成

    1 全体の構成

    • 1-1 構成の必要性
    • 1-2 全体の構成を考える

    2 詳細構成

    • 2-1 「3 システムの概要」項目で全体像を表す
    • 2-2 要件は,全体から部分へと展開する
    • 2-3 機能要件は,業務の観点で区分する
    • 2-4 ユーザーインタフェースなどの要件は,システム全体の要件と機能に対応した要件に構成する

    第8章 要件定義書を記述する

    1 まずシステムに関して「導入目的」「実現する成果・効果」を明確にする

    • 1-1 システム導入の目的を記述する
    • 1-2 システムで実現する成果・効果(成果目標・効果目標)を記述する

    2 システムの概要,構成を記述する

  • 2-1 対象業務領域
  • 2-2 システムの範囲
  • 2-3 システム構成
    • 2-3-1 システム概念図
    • 2-3-2 ネットワーク構成図,ハードウェア構成図およびソフトウェア構成図

3 システム導入後の業務フローを記述する

4 機能についての要件を記述する

  • 4-1 機能要件の一覧
  • 4-2 機能要件の記述

5 ユーザーインタフェース(入出力操作)についての要件を記述する

  • 5-1 ユーザーインタフェース要件の一覧
  • 5-2 ユーザーインタフェース要件の記述

6 性能についての要件を記述する

  • 6-1 性能要件の一覧
  • 6-2 性能要件の記述

7 品質についての要件を記述する

  • 7-1 品質要件の一覧
  • 7-2 品質要件の記述

8 セキュリティについての要件を記述する

  • 8-1 セキュリティ要件の一覧
  • 8-2 セキュリティ要件の記述

9 システムの運用についての要件を記述する

  • 9-1 運用要件をまとめる
  • 9-2 運用要件を記述する

第9章 顧客から要件定義書の承認をとる

  • 1 口頭で説明する
  • 2 要求は確認済みである
  • 3 変更,追加に対応する
  • 4 顧客と認識を共有する

第3部 契約書編

第10章 契約の形式,方法,条項を決める

1 なぜ契約書が必要なのか

2 委任契約と請負契約

  • 2-1 システム開発の契約で考慮すべき3つの工程段階
  • 2-2 3 つの工程段階での契約形態

3 基本契約と個別契約

4 主な契約要素

  • 4-1 契約の目的
  • 4-2 開発工程の定義
  • 4-3 個別契約(個別契約の締結)
  • 4-4 取り引き契約の形態
  • 4-5 委託業務
  • 4-6 成果物の納入
  • 4-7 システムの仕様の確定
  • 4-8 システムの仕様の変更
  • 4-9 納期
  • 4-10 納期,開発スケジュールの変更
  • 4-11 対価と支払方法
  • 4-12 協力体制
  • 4-13 検収
  • 4-14 責任――瑕疵担保責任と債務不履行責任
    • 4-14-1 瑕疵担保責任
    • 4-14-2 債務不履行責任
    • 4-14-3 準委任契約の責任
  • 4-15 再委託
  • 4-16 知的財産権
  • 4-17 秘密保持(機密保持)
  • 4-18 損害賠償
  • 4-19 資料の提供,管理
  • 4-20 契約の解除
  • 4-21 一般的な義務
  • 4-22 管轄裁判所
  • 4-23 協議

5 契約書に記述する条項

  • 5-1 基本契約書に記述する条項
  • 5-2 個別契約書に記述する条項
  • 第11章 契約書を記述する

    1 契約書の形式

    2 契約書本文の条項例

    • 2-1 基本契約書の契約条項構成例
    • 2-2 要件定義・仕様作成工程のシステム開発委託個別契約書の契約条項構成事例
    • 2-3 システム構築工程のシステム開発委託個別契約書の契約条項構成事例
    • 2-4 運用準備・移行工程のシステム開発委託個別契約書の契約条項構成事例

    3 契約書の記述

    • 3-1 システム開発委託基本契約書の契約条項の記述
      • 3-1-1 知的財産権の条項
      • 3-1-2 損害賠償の条項
      • 3-1-3 仕様の変更の条項
      • 3-1-4 開発工程の定義の条項
      • 3-1-5 個別契約の委託業務の条項
    • 3-2 システム開発委託個別契約書の契約条項の記述
      • 3-2-1 責任の条項
      • 3-2-2 仕様の確定の条項
      • 3-2-3 検収の条項
      • 3-2-4 個別契約の委託業務の条項

    著者プロフィール

    谷口功(たにぐちいさお)

    1954年 大阪生まれ。現在フリーランスのライター,翻訳家。

    1978年,同志社大学工学部卒業。1986年,NTTアドバンステクノロジ株式会社に入社。同社にてファクシミリ通信網を使ったデータ通信システム,人工知能,日本語処理関連のソフトウェア作成,マニュアルの執筆などにかかわる。同社退職後,コンピュータ,情報処理,通信関連の各種マニュアル,書籍の執筆,翻訳,同じく各種教材の執筆に携わる。また,通信・コンピュータ関連のメールマガジンの記事,各種雑誌においてインターネット,パソコン関連のエッセー/コラムなども執筆。コンピュータや通信に関連する漫画の原作を執筆することもある。

    主な著作に『図解でよくわかるTCP/IP入門』『こんなSEになりたくて』『プロジェクトマネージャの仕事と技術』『システム管理者の仕事と技術』『図解 IT社会のしくみ事典』(以上メディア・テック出版)『図解 通信プロトコルのことがわかる本』『入門ビジュアルテクノロジー 通信プロトコルのしくみ』『図解でわかる 通信ネットワーク・セキュリティ』(以上日本実業出版社)『図解 ネットワークセキュリティ[第2版]』『マスタリングTCP/IP IPsec編』[共著](以上オーム社)『よくわかる最新 CMMの基本と仕組み』『ソフト契約と見積りの基本がよ~くわかる本』『よくわかる最新 通信の基本と仕組み[第2版]』(以上秀和システム)『インターネットビジネスのおはなし』(日本規格協会)がある。主な翻訳に『C実践プログラミング』『UNIX&インターネットセキュリティ』(以上オライリージャパン)がある。漫画原作には『漫画インターネット』(トムソン・パブリッシング・ジャパン/オーム社)などがある。