現場の即戦力シリーズはじめての表面処理技術

[表紙]はじめての表面処理技術

A5判/200ページ

定価(本体2,380円+税)

ISBN 978-4-7741-5058-1

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書籍の概要

この本の概要

 本書は,表面処理技術の基礎から応用までをやさしく,詳細に紹介した技術書である。主に金属材料を対象とした表面処理技術の中から,工業製品によく用いられているもの,今後発展が期待できるものを選んでこの技術の全容を解説した。

 JISによれば,表面処理とは,材料表面の性質を変えたり,新しい機能を付加すること,と定義されている。一方,表面改質という用語も使用されているが,最近の専門書では,「表面処理=表面改質」という考え方が多数を占めているので,本書でも同様に取り扱っている。

 表面処理には多種多様な方法がある。本書では,水溶液による表面処理,物理・化学的蒸着による表面処理,イオンビームによる表面処理,熱処理による表面処理,溶融による表面処理について,その特徴から具体的方法,表面処理の効果までを分かりやすく紹介している。

 本書は,はじめて表面処理を学ぶ方はもとより,すでに表面処理を利用している方,今後利用しようとしている方にも参考になる入門書である。

こんな方におすすめ

  • 表面処理を利用しているものづくり技術者
  • 金属系加工技術者
  • 表面処理装置の開発技術者
  • はじめて表面処理技術を学ぶ方・学生

目次

1章 表面処理とは

  • 1.1 表面処理の考え方
  • 1.2 表面処理の種類と概略
  • 1.3 表面処理の目的と効果

2章 表面処理を理解するための基礎知識

  • 2.1 物質の相変化
  • 2.2 電子とイオン
  • 2.3 プラズマとその作用効果
  • 2.4 電磁波とその作用効果
  • 2.5 真空と真空装置

3章 水溶液による表面処理

  • 3.1 水溶液の性質
  • 3.2 化学変化のみによって行う表面処理
  • 3.3 電気を使った化学反応によって行う表面処理

4章 物理的・化学的蒸着による表面処理

  • 4.1 物理蒸着法(PVD)
  • 4.2 化学蒸着法(CVD)
  • 4.3 PVD,CVDによる硬質膜とその特徴
  • 4.4 PVD,CVDを利用する際の留意点

5章 イオンビームによる表面処理

  • 5.1 イオンビームの特徴
  • 5.2 イオンビーム蒸着
  • 5.3 イオンビームスパッタリング
  • 5.4 イオン注入

6章 熱処理による表面処理

  • 6.1 表面熱処理とは
  • 6.2 表面焼入れ
  • 6.3 浸炭および浸炭窒化
  • 6.4 窒化および軟窒化
  • 6.5 炭素および窒素以外の拡散浸透処理

7章 溶融による表面処理

  • 7.1 溶融めっき
  • 7.2 急速加熱による溶融処理
  • 7.3 溶射

8章 これからの表面処理技術

  • 8.1 水溶液による表面処理
  • 8.2 物理的・化学的蒸着による表面処理
  • 8.3 イオンビームによる表面処理
  • 8.4 熱処理による表面処理
  • 8.5 溶融による表面処理

著者プロフィール

仁平宣弘(にひらのぶひろ)

1945年佐賀県唐津市生まれ。芝浦工業大学金属工学部卒業。技術士(金属)。東京都立工業奨励館材料部,東京都立工業技術センター金属部主任研究員を経て,東京都立産業技術研究所表面技術グループ主任研究員。鉄鋼材料の熱処理,ドライプロセスによる表面処理を得意とする。現,仁平技術士事務所,東京都立産業技術センター産学公連携コーディネータ。趣味は釣り,軟式テニス,囲碁,旅行。


三尾淳(みつおあつし)

1963年東京都大田区生まれ。芝浦工業大学金属工学部卒業。東京都立工業技術センター金属部に配属。1998年より東京都立産業技術研究所表面技術グループ主任研究員。ドライプロセスによる表面処理を得意とする。2006年より地方独立行政法人化された東京都立産業技術研究センターに勤務。博士(工学)。