ファーストブックシリーズ薬理学がわかる

[表紙]薬理学がわかる

A5判/200ページ

定価(本体1,780円+税)

ISBN 978-4-7741-5085-7

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書籍の概要

この本の概要

薬が効いたというのはどういうことなのでしょうか。自覚できる症状としては熱が下がる,血圧が下がる,痛みがひく等ありますが,薬はなぜこのような作用をもたらすことができるのでしょうか。本書では,薬が体内に入ってから,どのような経路で,どう作用していくかについて,わかりやすいストーリーを織り交ぜながら解説します。生物や化学の知識がなくても読める薬の入門書です。

こんな方におすすめ

  • 服用している薬の作用,副作用を知りたい人
  • 看護,薬学,コメディカル初学者

目次

第1章 薬理作用の基礎

  • 1-1 薬物受容体:薬が効くということは?
    薬物受容体
  • 1-2 投与経路
    経口適用(内服)/口腔内適用/注射/吸入/直腸内適用/皮膚・粘膜適用
  • 1-3 薬の体内動態
    吸入/分布/代謝/排泄/生物学的半減期/治療薬血中濃度モニタリング(TDM)
  • 1-4 年齢
    薬物代謝酵素の活性/抱合/腎臓機能(糸球体濾過量)/その他の加齢にともなう変化
  • 1-5 薬物相互作用:薬の飲み合わせ
    血漿タンパク質との結合力の差による相互作用/薬物代謝酵素に影響を与える組み合わせ
  • 1-6 薬物相互作用:薬と食べ物や飲み物の相性
  • 1-7 薬物依存性
  • 1-8 剤形
    薬物送達システム(DDS:Drug delivery system)

第2章 自律神経系の働きを変化させる薬

  • 2-1 自律神経ってどんな神経?
    自律神経が興奮するとどうなる?/解剖学的な特徴/生理学的な特徴
  • 2-2 化学伝達物質と受容体
    アセチルコリン受容体/アドレナリン受容体
  • 2-3 自律神経作用薬
    アドレナリン作用薬(交感神経様薬)/抗アドレナリン作用薬(交感神経遮断薬)/コリン作用薬(副交感神経様薬)/抗コリン作用薬(副交感神経遮断薬)
  • 2-4 非アドレナリン・非コリン作動性神経系に作用する薬
    NO作動性神経/NO関連薬

第3章 中枢神経系の働きを変化させる薬

  • 3-1 ベンゾジアゼピン系薬物
  • 3-2 抗精神病薬
  • 3-3 抗うつ薬
  • 3-4 抗パーキンソン病薬
    治療薬
  • 3-5 麻薬性鎮痛薬

第4章 オータコイド系の薬

  • 4-1 ヒスタミン
  • 4-2 プロスタグランジン
  • 4-3 アンジオテンシン

第5章 心臓血管系の薬(心臓血管系作用薬)

  • 5-1 心不全治療薬
  • 5-2 抗不整脈薬
  • 5-3 抗狭心症薬
  • 5-4 抗高血圧薬
  • 5-5 利尿薬

第6章 血液系作用薬

  • 6-1 貧血治療薬
  • 6-2 白血球減少症治療薬
  • 6-3 抗血栓薬
    抗凝血薬/血栓溶解薬/抗血小板薬

第7章 呼吸器系の薬

  • 7-1 気管支喘息治療薬
  • 7-2 鎮咳薬(せき止め)
  • 7-3 去痰薬
  • 7-4 慢性閉塞性肺疾患治療薬
  • 7-5 結核治療薬

第8章 消化器系の薬

  • 8-1 消化性潰瘍治療薬
  • 8-2 下痢を止める薬
  • 8-3 便秘の薬

第9章 ホルモン系の薬

  • 9-1 ホルモン系の薬
  • 9-2 視床下部ホルモン
  • 9-3 下垂体ホルモン
  • 9-4 甲状腺ホルモン
  • 9-5 副腎皮質ホルモン剤
  • 9-6 糖尿病治療薬

第10 章 感染症とがんの薬(化学療法薬)

  • 10-1 感染症の薬
    抗菌薬/抗真菌薬/抗ウイルス薬
  • 10-2 がんの薬

著者プロフィール

鈴木正彦(すずきまさひこ)

埼玉医科大学保健医療学部教授。医学博士。
名城大学大学院薬学研究科修士課程修了後,埼玉医科大学助教授を経て,2006年埼玉医科大学保健医療学部教授,2010年埼玉医科大学大学院医学研究科医科学専攻教授。
専門は薬理学,神経科学。主な著書に,『ポイントで学ぶ薬理学』(2003,分担執筆,丸善),『ニューワークブック薬物と看護』改訂2版(2005,医学芸術社),『MR 薬理学』(2010,分担執筆,恒心社),『新クイックマスター薬理学』改訂3版(2010,医学芸術社),『パワーアップ問題演習:薬理学』改訂2版(2010,医学芸術社)などがある。