VMwareの基本
~仮想化のための設計・構築・運用のポイントがわかる

[表紙]VMwareの基本 ~仮想化のための設計・構築・運用のポイントがわかる

A5判/256ページ

定価(本体2,480円+税)

ISBN 978-4-7741-6238-6

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書籍の概要

この本の概要

クラウド時代にはもはや欠かせない仮想化技術のトップシェアを誇るVMwareのいちばんやさしい入門書。
VMware社のエンジニアが,設計・構築・運用まで,現場で考えるべきこと,実践すべきことをコンパクトに凝縮しました。
新バージョンであるvSphere 5.5に対応。VMwareのマスターはこの1冊から!

こんな方におすすめ

  • VMwareを利用するうえで気をつけるべきことをできるだけかんたんにおさえたい方
  • 仮想化技術を導入するにあたって,できること・VMwareの特徴を把握したい方
  • vSphere5.5の新しい機能や違いを知りたい方
  • 社内クラウド,仮想化統合基盤の構築を検討する方

著者の一言

最近,「仮想化」があたりまえのようになってきました。仮想化という言葉を聞けば,どういったもので,どのようなしくみで動いているものなのかをイメージできる方も多いのではないでしょうか。
しかし,周囲の人に仮想化を理解してもらうことにつまづいている方もいるかもしれません。また,具体的に設計に落とし込もうとした時,世の中の情報を探しても機能の説明があるだけで,それらを実際にどう活用して,設計にどのように落としこんでいけばよいかをイメージできなかったりしていませんか。
そこで本書では,我々が常日頃経験している「陥りやすいシーン」と合わせながら,仮想化を導入するためのステップを網羅しました。そのため,世の中の「仮想化」という言葉の周りには見えない,検討段階から導入・運用,そして仮想化の先の姿が,皆様の状況にあわせてイメージできるようになっています。仮想化を導入するために何をすべきかをリアルに感じてもらうために,仮想化ソフトウェアメーカで実務に携わる我々の日々の豊富な経験を元に,ポイントをまとめました。
現在,検討や導入のスタートラインに立っている方は,これからどうすればよいのかを明確にすることができると思いますし,すでに仮想化を導入されている方には,今の環境を見直すよいきっかけになるはずです。
そういった皆様にとって,本書がお役に立てれば幸いです。

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いまさら聞けない「仮想化」って?
「新機種のパソコンの性能がすごく向上したみたいだけど,どうせもうちょっとすればどんどんよくなるし……」と思ったこと,一度はあるのではないでしょうか。

目次

第1章 仮想化とは?

1-1 何のために仮想化するのか

  • 仮想化がコスト削減効果を生む
  • システムのライフサイクルを長期化できる
  • 高い可用性が災害対策にもつながる
  • 仮想化がクラウドへの第一歩になる

1-2 仮想化で「できない」と思われている7つのこと

  • パフォーマンスが出ない
  • コスト削減ができない
  • 耐障害性が低い
  • アプリケーションのサポートがない
  • 運用が複雑になる
  • トラブル時の切り分けが難しい
  • 調達期間や組織が異なる
  • コラム 仮想マシンの隔離性とは?

第2章 グランドデザイン(要件定義)

2-1 仮想化の目的を明確にする

  • 要件定義マトリックスとは
  • 論理分割とは
  • サービスレベルを保証する
  • プロビジョニングを自動化する
  • 運用監視の理想像とは
  • 実現範囲を決めるには

2-2 グランドデザインに適用する

  • 製品パッケージ「vCloud Suite」の概要
  • 運用監視のためのセットライセンス「vSphere with Operations Management」
  • コラム ADの仮想化

第3章 選定・設計のポイント

3-1 物理ホストを設計する

  • サイジングの基礎情報をおさえる
  • 物理ホストのサイジングを検討する
  • サーバータイプを検討する
  • CPUを選択する
  • CPUソケット数やコア数を検討する
  • メモリ搭載容量の意味とは

3-2 クラスタを設計する

  • vSphere HAを設定する
  • クラスタの設計指針とは

3-3 仮想マシンを設計する

  • 仮想マシンの可用性とは
  • アプリケーションの障害をトリガーにするには
  • より可用性を高めるには

3-4 ネットワークとセキュリティを設計する

  • 性能を決めるには
  • セグメントの要素とは
  • 管理
  • チーミングとフェイルオーバーを設定する
  • セキュリティを検討する

3-5 ストレージを設計する

  • 容量を算出する
  • 性能を算出する
  • 新機能のVMware vSphereR Flash Read Cache?とは
  • データストア・トポロジタイプとは
  • トポロジを選ぶ
  • 仮想マシンストレージポリシーとは
  • 性能・容量を最適に配置する

3-6 バックアップを設計する

  • ESXi構成情報をバックアップする
  • 仮想マシンのバックアップを設計する
  • ソフトウェアベースでリモートサイトに複製する

3-7 移行方法を検討する

  • 仮想化の対象を検討する
  • 可用性を検討する
  • 移行方法を検討する

3-8 vCenter Serverを設計する

  • サイジングを検討する
  • 便利なコンポーネントとプラグインとは
  • 自動化も可能に
  • コラム サイジングシートの使い方

第4章 事前テストとトラブルシューティング・運用

4-1 事前テストとは

  • 事前テストでチェックすることとは

4-2 トラブルシューティングを円滑に進めるには

  • 障害を切り分ける
  • 状態・イベント監視を設定する
  • ESXiホストを監視する
  • 診断データを収集する
  • データストアの残りキャパシティの確認方法
  • パフォーマンスを監視する
  • リアルタイムで監視するには

4-3 陥りがちなトラブル例を知る

  • vMotionができない
  • 不用意なvCPUの割り当てで取り合いが発生する
  • ハイパースレッディングがオンになっていない
  • 管理ポートは別ネットワークにすべき
  • ネットワークの論理的な冗長化のみでは,無意味
  • データストアに多すぎるVM数を置くことで性能が劣化する
  • ストレージへのマルチパスポリシーが不適切
  • 不要なスナップショットの作成が容量を圧迫する
  • 不適切な仮想マシンの構成によって,性能が発揮できない
  • 原因把握後の対策とは

4-4 一歩進んだ運用管理アプローチ

  • トラブルを解決する2つのアプローチとは
  • ツールで仮想基盤全体を把握できる
  • 動的しきい値で監視する
  • 仮想基盤のキャパシティ管理とは
  • 仮想マシンのキャパシティを効率よく管理する
  • コラム ゲストOSの時刻はなぜずれるのか?

第5章 災害対策と仮想デスクトップ

5-1 仮想化における災害対策とは

  • 事業継続性で注目を集める
  • 物理環境での災害対策の課題とは

5-2 仮想デスクトップ(VDI)を検討する

  • 仮想デスクトップとは
  • 仮想デスクトップはいろいろな環境で使える
  • 場所や目的に応じて端末を選べる
  • パッチ管理が容易になる
  • アプリケーション仮想化のメリットとは
  • PC運用を改革できる
  • 仮想デスクトップ導入のコストを考える
  • コラム インベントリ情報の検索

著者プロフィール

中島淳之介(なかじまじゅんのすけ)

ヴイエムウェア株式会社 システムズエンジニアリング本部 公共SE部 シニアシステムズエンジニア。
大手サーバーメーカーのエンジニアとして,x86サーバー及びストレージの販売を手掛けた後,仮想化,クラウドの将来性を確信し,2010年にヴイエムウェア株式会社に入社。
プリセールスエンジニアとして,公共市場におけるサーバー・デスクトップおよびネットワーク仮想化の推進に従事。お客様への提案活動だけではなく,エバンジェリストとして執筆活動やさまざまな研究会,イベントにて仮想化,クラウドの重要性と必然性を紹介し,最新のトレンドやテクノロジーを広く知っていただくための活動を行っている。


小原光弥(おはらみつひろ)

ヴイエムウェア株式会社 システムズエンジニアリング本部 公共SE部 システムズエンジニア。
運用管理ソフトウェアメーカーに入社後,製造業・金融業を中心にITIL(IT Infrastructure Library)を活用したIT運用改善のコンサルティングと運用管理ソフトウェアの実装に従事。
2011年にヴイエムウェア株式会社に入社後,プリセールスエンジニアとして,公共市場(自治体・大学・医療機関)を対象に,サーバ仮想化・デスクトップ仮想化を利用したITインフラ環境の最適化とワークスタイル変革を推進している。


豊原啓治(とよはらけいじ)

ヴイエムウェア株式会社 システムズエンジニアリング本部 公共SE部 マネージャー。
10年を超える外資系IT企業のシステム管理者とプリセールスの経験から,ITインフラにとって仮想化,クラウドほど価値があるソリューションは無いと確信しヴイエムウェアに入社。刺激的なテクノロジーを積極的に取り入れた提案活動を心がけている。