改訂2版 基本情報技術者 らくらく突破 表計算

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補足情報

(2015年4月28日更新)

表計算ソフト仕様の改訂と「改訂2版 基本情報技術者 らくらく突破 表計算」の対応

去る4月23日(2015年)に,情報処理技術者試験センターから,平成27年度秋期試験より,同日に公開された新たな「表計算ソフトの機能・用語」を適用する旨が発表されました。

突然の仕様変更であったため,現在の「改訂2版 基本情報技術者 らくらく突破 表計算(以下,本書)」では,新仕様への対応ができておりません。

そこで当記事では,本書を使って学習し,平成27年度秋期試験を受験される方に向けて,新仕様で変更になった項目と,その対応策を解説します。

なお,新仕様の全文は,情報処理技術者試験センターのWebページに掲載されている『「表計算ソフトの機能・用語」の仕様の一部改訂について』をご覧ください。

新仕様の変更点と本書での読み替え

今回の仕様改訂で変更された項目の内,本書での学習時に読み替えが必要なのは,以下の2点です。

変更点1

セル範囲を表す記号が“”から“”へ

複数のセルをまとめて指定する「セル範囲」を表す記号が変更されました。(新仕様P.1以降複数箇所)

[例]
旧仕様 合計(A1C4)
新仕様 合計(A1C4)

ただし,変更はセル範囲を示す記号のみで,「記号左側のセル番地がセル範囲の左上,右側がセル範囲の右下を示す」という指定方法に変更はありません。

読み替え1

本書『02 複数のセルをまとめて指定する「セル範囲」(P.18)』以降,「A1C4」などのセル範囲を表す箇所は,すべて“”を“”に置き換え,「A1C4」のように読み替えてください。
また,本書『45 MS Excelと試験仕様表計算ソフトの違い ●試験仕様の表計算ソフトとは異なるセル範囲の表記(P.232)』では,MS Excelと試験仕様で記号が異なると解説しています。今回の仕様変更により,MS Excelでのセル範囲の表記と同じになりました。このページ以降は,試験仕様部分の“”から“”への読み替えをお願いします。

変更点2

問題文中の表現が「セル範囲XX~XX」から「セルXX:XX」に

「セル範囲A1~C4」などと表現されていた問題文が,「セルA1:C4」のように「範囲」という言葉が省かれるようになりました。(新仕様P.1以降複数箇所)

読み替え2

本書中の「セル範囲XX~XX」という表現は,「セルXX:XX」に読み替えてください。

なお,新仕様では上記2点以外にも,「6.関数 切上げ関数・四捨五入関数・切捨て関数(新仕様P.4)」の計算例や,「7.マクロ (4)宣言,注釈及び処理(新仕様P.6)」の解説と擬似言語マクロの記述例が変更されています。

どちらも,よりわかりやすい解説・例への書き換えであり,本書で解説した該当項目の内容と異なる点はないため,読み替えは必要ありません。

以上