知りたい!サイエンスシリーズQ&Aでよくわかるアレルギーのしくみ
―アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、花粉症、気管支ぜんそくの最新科学―

[表紙]

四六判/208ページ

定価(本体1,580円+税)

ISBN 978-4-7741-7717-5

電子版

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書籍の概要

この本の概要

いまや日本人の国民病と言ってもいいアレルギー。衛生環境の整った都市的な生活が広がりを見せるなか,著者は「アレルギーはこれからの時代を生きる人たちの標準体質になる」と,統計的なデータを交えながら予見します。アトピー性皮膚炎,食物アレルギー,花粉症,気管支ぜんそく…増えつつあるアレルギーとどう向き合っていけばいいか? 乳幼児期の皮膚のバリアー機能の低下にアレルギー発症の根本原因があることなど,最新の科学知見に基づいたアレルギー情報をわかりやすいQ&A形式で解説する決定版。

こんな方におすすめ

  • アレルギー症・アトピー皮膚炎にかかわっている方
  • 免疫やアレルギーの機序に興味のある方

目次

第1章 アレルギーを起こす免疫のメカニズム

  • Q1 そもそもアレルギーって何でしょうか?
  • Q2 体を守ってくれるはずの「免疫」が,なぜ過剰反応を起こしてしまうのですか?
  • Q3 「IgE抗体」がなぜアレルギーを起こす原因になるのでしょうか?
  • Q4 なぜヒスタミンのようなアレルギーを起こす物質が放出されるのでしょうか?
  • Q5 逆に,アレルゲンが侵入してもアレルギー反応が起こらないのはなぜですか?
  • Q6 「制御性T細胞が増えるとアレルギーが抑えられる」というのは本当ですか?
  • Q7 過敏症とアレルギーはどう違うのですか?
  • Q8 アレルギーの分類について教えてください。

第2章 アレルギーはなぜ増えたのか

  • Q1 アレルギーが増加した原因はどこにあるのでしょうか?
  • Q2 衛生環境の変化は,アレルギーの増加に具体的にどう影響しているのですか?
  • Q3 清潔な環境によってアレルギーが増える「衛生仮説」はどう解明されてきたのですか?
  • Q4 自然に接する機会を増やせばアレルギーは減らせるのでしょうか?
  • Q5 子供の頃にアレルギー体質が決まってしまうというのは本当ですか?
  • Q6 アレルギーの発症に遺伝的な影響はないのでしょうか?
  • Q7 アレルギーはこれからも増えていくことになるのでしょうか?

第3章 アレルギーは皮膚から起こる?

  • Q1 「アレルギーが皮膚から起こる」って本当なのですか?
  • Q2 皮膚を保湿すればすべてのアレルギーが防げるのでしょうか?
  • Q3 食物アレルギーの予防には「食べない」ことが大事だと聞きましたが……。
  • Q4 アレルギーが皮膚から起こることは,どんな経緯でわかったのですか?
  • Q5 ピーナッツ以外の食物アレルギーも,皮膚のバリアー機能の異常が原因なのですか?
  • Q6 そもそも皮膚を保湿をしないと,なぜ問題になるのでしょうか?
  • Q7 皮膚の保湿以外にアレルギーを予防する方法はないのですか?

第4章 症状別・アレルギーとの賢いつきあい方

  • Q1 アトピー性皮膚炎は通常の湿疹とどう違うのですか?
  • Q2 アトピー性皮膚炎に多い「強いかゆみ」の原因はどこにありますか?
  • Q3 大人になってからのアトピー性皮膚炎は,子供の頃とどう違いますか?
  • Q4 すぐに実践できるアトピー性皮膚炎対策について教えてください。
  • Q5 「食物アレルギー」にはどんなものがありますか?
  • Q6 食物アレルギーが子供に多いのはなぜですか?
  • Q7 子供の頃にかかった食物アレルギーは,ずっと改善されないのでしょうか?
  • Q8 重篤な場合に起こる「アナフィラキシー・ショック」とはどんなものでしょうか?
  • Q9 アナフィラキシー・ショックの有効な対処法について教えてください。
  • Q10 腸の免疫とアレルギーの関係について教えてください。
  • Q11 「花粉症」はどんな症状で,なぜここまで増えてしまったのですか?
  • Q12 花粉症でくしゃみや鼻水がたくさん出るのはなぜですか?
  • Q13 花粉症の予防はどこまで可能でしょうか?
  • Q14 「気管支ぜんそく」はどんな症状を言うのでしょうか?
  • Q15 ダニやほこりが「気管支ぜんそく」の原因になるのですか?
  • Q16 気管支ぜんそくを悪化させる「遅発反応」について教えてください。
  • Q17 気管支ぜんそくとのつきあい方,予防法などについて教えてください。

第5章 アレルギー治療の最前線

  • Q1 アレルギーかどうかはどう診断されているんですか?
  • Q2 アレルギー治療に「ステロイド剤」が必要なのはなぜですか?
  • Q3 ステロイド剤の副作用はどこまで気にしたらいいのでしょうか?
  • Q4 ステロイド剤のほかにどんなアレルギーの治療薬がありますか?
  • Q5 アレルギーの改善に「免疫療法」はどこまで有効でしょうか?
  • Q6 アレルギー治療に「ワクチン」は用いられることはないのですか?
  • Q7 アレルギー治療の分野で,将来に向けて取り組んでいることはありますか?

著者プロフィール

斎藤博久(さいとうひろひさ)

1952年,埼玉県生まれ。1977年,東京慈恵医科大学卒業。国立相模原病院小児科医長を経て,1996年より国立成育医療センター研究所・免疫アレルギー研究部部長,2010年より同センター副研究所長。2013年より日本アレルギー学会理事長。東京慈恵医科大学,東邦大学,東北大学などの小児科客員教授を兼任。米国アレルギー学会評議員,同学会雑誌編集委員,日本小児アレルギー学会理事なども務める。著書に『アレルギーはなぜ起こるか』(講談社ブルーバックス),『Middleton’s Allergy 第8版』(分担)など。