Software Design plusシリーズソフトウェアエンジニアのための ITインフラ監視[実践]入門

[表紙]ソフトウェアエンジニアのための ITインフラ監視[実践]入門

A5判/160ページ

定価(本体2,280円+税)

ISBN 978-4-7741-7865-3

電子版

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書籍の概要

この本の概要

クラウドの一般化に伴って,ITインフラの運用にIaas(Infrastructure as a Services)を利用するケースが非常に増えました。IaaSによって,サーバ構築・運用の負荷は劇的に軽くなりましたが,その分,ITインフラ管理の業務を開発者が行うようなケースも増えています。本書では,そうした趨勢において,サーバサイドソフトウェアエンジニアやITインフラエンジニアが限られた時間とコストで,効率的にITインフラ,とくにWebサービスの運用における監視の設計・構築,そして運用を行うためのノウハウをわかりやすく解説します。

こんな方におすすめ

  • ITインフラ,とくにサーバを管理しなければならなくなったサーバサイドソフトウェアエンジニア
  • ITインフラを担当することになった新任ITインフラエンジニア
  • ITインフラの監視に関心のあるアーキテクト,プロジェクトマネージャ

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開発者に加わりつつある新たな業務「ITシステム監視」とその対策
Webシステム,業務システムといったITシステムの重要性はいまや企業の価値に直結するものとなっています。

目次

第1章 監視の目的

  • 1.1 はじめに.
  • 1.2 障害とは何か
  • 1.3 なぜ障害の有無を監視するのか
  • 1.4 監視をしないことによる問題
  • 1.5 おわりに

第2章 設計の流れ

  • 2.1 はじめに
  • 2.2 5 つのレイヤー
    • 2.2.1 どのようなレイヤーか
    • 2.2.2 「外形」レイヤー
    • 2.2.3 「アプリケーション」レイヤー
    • 2.2.4 「デーモン(ミドルウェア)」レイヤー.
    • 2.2.5 「リソース」レイヤー
    • 2.2.6 「サーバ」レイヤー
    • 2.2.7 レイヤーに分ければ分類もはかどる
  • 2.3 作業項目と目的
    • 2.3.1 項目の確認
    • 2.3.2 現状分析
    • 2.3.3 判断基準の設計
    • 2.3.4 監視サーバの選択と経路の設計. 9
    • 2.3.5 監視業務運営の設計
    • 2.3.6 段階を踏んでいこう
  • 2.4 おわりに

第3章 現状分析

  • 3.1 はじめに
  • 3.2 情報源を確保する
    • 3.2.1 情報源の種類を知ろう
    • 3.2.2 設計資料
    • 3.2.3 説明書
    • 3.2.4 設定情報
    • 3.2.5 稼働中のサーバ
    • 3.2.6 サーバの物理的な設置状況
    • 3.2.7 ソースコード
    • 3.2.8 人
  • 3.3 分析しよう
    • 3.3.1 システム全体・ネットワーク構成の分析
    • 3.3.2 アプリケーションの分析
    • 3.3.3 ミドルウェアの分析
    • 3.3.4 サーバ構成の分析
  • 3.4 おわりに

第4章 判断基準の設計

  • 4.1 はじめに
  • 4.2 監視閾値の決め方
  • 4.3 外形の基準
    • 4.3.1 項目の種類を確認しよう
    • 4.3.2 疎通の監視
  • 4.4 アプリケーションの基準
  • 4.5 ミドルウェアの基準
    • 4.5.1 広く活用可能な監視項目
    • 4.5.2 Apacheの監視
    • 4.5.3 Tomcatの監視
    • 4.5.4 MySQLの監視
  • 4.6 サーバの基準
    • 4.6.1 監視項目の洗い出し方
    • 4.6.2 ハードウェアの監視
    • 4.6.3 OSの監視
    • 4.6.4 OSが標準で導入する機能の監視
    • 4.6.5 ネットワーク機器の監視
  • 4.7 重要度の指針
  • 4.8 おわりに

第5章 監視サーバの選択と経路の設計

  • 5.1 はじめに
  • 5.2 監視システムの選択方法.
    • 5.2.1 オンプレミス
    • 5.2.2 SaaS
  • 5.3 監視サーバの設置場所
  • 5.4 監視データの送受信方法
  • 5.5 監視の通信経路
    • 5.5.1 ローカルネットワーク
    • 5.5.2 パブリックネットワーク
    • 5.5.3 VPN
    • 5.5.4 専用線
  • 5.6 監視システムからの通知方法
  • 5.7 おわりに

第6章 監視業務運営の設計

  • 6.1 はじめに
  • 6.2 組織内の連絡体制
    • 6.2.1 現状の組織の把握
    • 6.2.2 緊急連絡網の作成
  • 6.3 ユーザとの連絡体制
  • 6.4 サービス事業者との連絡体制
  • 6.5 休日・夜間対応の備え方
    • 6.5.1 絶対に無理はしない
    • 6.5.2 休日・夜間の時間帯の定義
    • 6.5.3 誰が対応するのか
    • 6.5.4 対応開始までどの程度の時間を見込むか
  • 6.6 おわりに

第7章 構築

  • 7.1 はじめに
  • 7.2 モデルケース紹介
  • 7.3 セットアップの流れ
  • 7.4 監視エージェントのインストール
  • 7.5 メトリック・監視プラグインの設定
    • 7.5.1 流れの説明.
    • 7.5.2 プロセスのリストアップ
    • 7.5.3 Apacheの監視設定の準備
    • 7.5.4 MariaDB(MySQL)の監視設定の準備.
    • 7.5.5 死活・疎通確認のプラグインの選定
    • 7.5.6 共通するプラグインの選定
    • 7.5.7 Mackerelエージェントの設定変更.
  • 7.6 閾値の設定
  • 7.7 通知先の設定
  • 7.8 外形監視の設定.
  • 7.9 おわりに

第8章 運用に入ったあとの問題への対処

  • 8.1 はじめに
  • 8.2 障害対応
    • 8.2.1 障害は突然発生する.
    • 8.2.2 まずは落ち着いて行動.
    • 8.2.3 外形のチェック
    • 8.2.4 第一報の連絡
    • 8.2.5 障害対応を始める際の前提確認
    • 8.2.6 切り分け
    • 8.2.7 障害復旧作業
    • 8.2.8 障害復旧後の対応.
    • 8.2.9 障害対応に慣れるために.
  • 8.3 日々の運用
    • 8.3.1 日々の業務の内訳.
    • 8.3.2 通知内容の精査
    • 8.3.3 メトリックの推移の確認.
  • 8.4 障害を未然に防ぐための事務作業
  • 8.5 おわりに

第9章 自動化を見据えて

  • 9.1 はじめに
  • 9.2 自動化の意義
  • 9.3 自動化の範囲と優先度の評価
  • 9.4 設定の標準化とロールの定義
  • 9.5 設定の配布と適用
  • 9.6 おわりに

著者プロフィール

斎藤祐一郎(さいとう ゆういちろう)

1981年(昭和56年),大阪府生まれ。筑波大学大学院 ビジネス科学研究科 経営システム科学専攻 博士前期課程修了。
大手SIerでプログラマを担当し,その後各種Webサービス運営会社で開発・プロジェクトマネジメントを歴任。現在,ITインフラ運用に関するソフトウェア開発に従事。
また,ソフトウェア開発・プログラミング教育に関する研究,及びボランティアによる指導活動に携わっている。