大人の自由時間(大人の自由時間mini)シリーズ机の上の小さな鉄道レイアウト作り
1万円から始める30×30cmの鉄道風景

[表紙]机の上の小さな鉄道レイアウト作り 〜1万円から始める30×30cmの鉄道風景

紙版発売
電子版発売

B5変形判/128ページ

定価1,738円(本体1,580円+税10%)

ISBN 978-4-7741-7976-6

電子版

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書籍の概要

この本の概要

鉄道模型を走らせるレイアウト(ジオラマ)は,“作る”鉄道趣味の中心です。しかし一般に決して小さいとはいえない鉄道レイアウトは,住宅事情の厳しい日本では手軽に取り組めません。そこで,30㎝×30㎝という,机の上で完結するミニサイズのレイアウト作りをご提案します。この小さな空間に懐かしい風景をギュッと作り込み,車両模型を走らせます。しかも材料費が安い! 車両を除けば1万円~から始められます。安い・簡単・場所をとらない,で初めてでも大丈夫。鉄道マンガ「カレチ」「でんしゃ通り一丁目」などでおなじみの池田邦彦氏による緻密なレイアウトプランも魅力。

こんな方におすすめ

  • 鉄道好きな方
  • 鉄道レイアウト(ジオラマ)作りに挑戦したい方

ムービー公開中

今回誌面で紹介した作例1,作例2,および製作手順を紹介した「竹林と小さな家の卓上レイアウト」上を車両が走るムービーを,カメラマンの羽田洋氏が撮影してくれました。以下のURLにて公開中です。

※このムービーは予告なく削除されることがあります。

本書のサンプル

本書の紙面イメージは次のとおりです。画像をクリックすることで拡大して確認することができます。

サンプル画像1

サンプル画像2

目次

  • はじめに
  • 極小スペースにあふれる楽しさ!!
  • 作例1 鉱山とダムのある卓上レイアウト
  • 作例2 小さな工場のある卓上レイアウト

Chapter 1 HOナローゲージの魅力

  • 小さくて可愛い車両が走るレイアウト
  • 25センチ四方の竹林と小さな家の卓上レイアウト
  • 材料はお金をかけずに1万円以内で!
  • 作る前に情景イメージをふくらませよう

Chapter 2 下準備と基礎工事

  • 基礎工事からレールの敷設まで
  • コルクボードで見栄えよく
  • 配線が完了したら試運転を
  • レールの塗装は忘れずに
  • 石垣の製作と取り付け

Chapter 3 地面工作はレイアウト作りの醍醐味

  • プラスターは地面工作の切り札!
  • 着色は水性絵の具で
  • パウダー類で地表の表現
  • バラストはコルク片で
  • 毛糸でリアルな雑草を
  • ドライフラワーで作る樹木
  • 竹林でグッと日本の風景らしく
  • 野菜畑にもディテールを
  • リアルな水面を作る

Chapter 4 名匠気分で仕上げの作業

  • 人物や小物で生き生きと
  • 照明を組み込む

Chapter 5 車両模型を作ってみよう

  • レイアウトにピッタリの車両を作ろう

Chapter 6 もっと上を目指す上級テクニック

  • フレキシブルレールを使おう
  • 鉄橋やトンネルの製作ポイント
  • レイアウトの樹木あれこれ
  • ストラクチャーの攻略法
  • 自動車は重要なアクセントに

Chapter 7 卓上レイアウトのプラン&アイデア集

  • Plan No.1 水神社のある風景
  • Plan No.2 湖畔の教会をめぐる小さな汽車
  • Plan No.3 北海道の簡易軌道風プラン
  • Plan No.4 ノコギリ屋根の工場をめぐる
  • Plan No.5 滝のあるレイアウト 森林鉄道風
  • Plan No.6 バスと共存する軽便鉄道
  • Plan No.7 ヨーロッパ風の城塞レイアウト
  • Plan No.8 開拓時代のアメリカウェスタン調
  • Plan No.9 大都会の地下迷宮
  • Plan No.10 わらぶき農家のある日本の原風景
  • おわりに

著者プロフィール

池田邦彦(いけだくにひこ)

1965年東京生まれ。STUDIO S'PIKE主宰。漫画家,イラストレーター,鉄道ライター。鉄道雑誌を中心に取材記事やイラストを描いていたが,2008年講談社主催の漫画新人賞「第54回ちばてつや賞」の大賞受賞を機に,漫画家として活躍中。漫画作品としては『カレチ』『甲組の徹』(以上講談社),『シャーロッキアン!』(双葉社),『でんしゃ通り一丁目』(日本文芸社)など。鉄道趣味の著作としては『Nゲージレイアウト作りに挑戦! KATOユニトラックではじめる鉄道模型』(技術評論社),『新版―イラストでよみがえる国鉄黄金時代の名列車たち』(ネコ・パブリッシング)など。
鉄道に関する豊富な知識と冷静な観察眼にイラストの才が加わり,的確で分かりやすい表現に定評がある。久しぶりとなる今回の鉄道趣味本執筆ではレイアウト作りの楽しさを再発見。「隠退後はこれだけやって暮らしたい」とのこと。