しっかりわかる新しい医療シリーズ認知症かな? と思ったらすぐ読む本

[表紙]認知症かな? と思ったらすぐ読む本

A5判/208ページ

定価(本体1,580円+税)

ISBN 978-4-7741-8691-7

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書籍の概要

この本の概要

認知症前夜の「MCI(軽度認知障害)」は,まだ充分には知られていません。MCIを放置すると,5年で半数が認知症になると言われていますが,早く対策を行えば,認知症を予防したり,進行を遅らせることができます。本書は生活習慣病の危険な状態を指摘されつつも,「自分のことは自分が一番知っている」と放置している人に届かせたい本です。生活習慣病はさほど恐れなくても,認知症には恐怖感を抱いている方は少なくありません。知識欲が高く,理解したがる中高年男性を主なターゲットとして,丁寧な説明をします。

こんな方におすすめ

  • 軽度認知障害の方,自分は認知症ではないかと疑っている方,物忘れを心配している方,認知症と診断された初期の方

目次

第1章 認知症の前兆は物忘れだけじゃない!

  • 体の不調は認知症を起こす病気の始まり
  • 億劫,めんどくさい……は認知症の第一歩!?
  • 足が遅いと,認知機能が低い!?
  • 記憶力の低下よりも怖い遂行機能低下
  • うつ病とまちがいやすい抑うつ症状
  • 怒りっぽくなる理由は認知機能低下?
  • ただの物忘れと病的物忘れのちがい
  • 認知症の記憶の失われ方

第2章 

  • 認知症は,実は40歳代から始まっていた!?
  • 認知症前夜「MCI」なら予防策で治せる!
  • 認知症は治せる? 治せない?
  • 胃腸障害や頭部外傷でも認知症!?
  • 最も多い認知症の原因,アルツハイマー病
  • 血管性認知症の原因は生活習慣病
  • 幻視を伴うレビー小体病型認知症
  • 40~50歳代で発症するピック病(前頭側頭型認知症)

第3章 認知症のリスク(危険因子)を知ろう

  • 認知症の「危険因子」と「防御因子」
  • 脳血管障害は認知症の重大リスク
  • 糖尿病が記憶力を低下させる!?
  • 高血圧は脳血管障害と認知症のリスク
  • メタボが惹き起こす脳血管障害
  • お酒の飲み過ぎ,タバコはあらゆる病気の原因

第4章 運動で認知症を遠ざけよう

  • 運動は最大の認知症予防策
  • 有酸素運動で脳の働きを活性化
  • ウォーキングで脳の萎縮を予防
  • 体と頭を鍛えるデュアルタスク
  • 脳の広範囲を刺激する手の指の運動
  • 座っている時間が長いと認知症に
  • まずは正しい姿勢を身につけることから
  • 体幹を鍛えるおすすめトレーニング
  • 平衡感覚で認知機能低下を予測
  • 平衡感覚を鍛えるおすすめトレーニング
  • 体の柔軟性が血管の柔軟性に直結!?
  • 柔軟性を上げるストレッチのコツ
  • 柔軟性を上げるおすすめトレーニング
  • 感覚神経の感度をチェック
  • 感覚神経チェックでわかる認知機能レベル
  • 認トレは筋トレによる感覚神経鍛錬から
  • 感覚神経を鍛える筋トレのコツ
  • 感覚神経を鍛えるおすすめ筋力トレーニング

第5章 バランスのいい食事で脳を健康に

  • 「これだけとれば……」そんな魔法はない
  • 食べるタイミングと順番がポイント
  • 認知症を予防する地中海食とは?
  • 油は種類と量がポイント
  • 酸化ストレス対策で脳の老化を防止
  • 葉酸不足は認知症のリスク

第6章 良い睡眠で脳を元気に

  • 睡眠不足・睡眠障害は脳の敵
  • 睡眠の質が落ちる原因,体内時計の狂い
  • 認知症と睡眠の関係
  • 光を上手に使って睡眠リズム調整
  • 昼寝は脳の味方
  • 睡眠の質を高める運動や入浴方法
  • 睡眠の質を高める睡眠環境づくり
  • 不眠症など睡眠障害の治療

第7章 脳を刺激する生活習慣で脱・MCI

  • 使わないと衰える脳
  • 変化を楽しむことが脳活のポイント
  • 社会交流が脳を活性化
  • 楽しめる脳活はデュアルタスクな趣味
  • 物忘れ防止策で脳機能を維持

巻末付録 認知症予防に役立つアプリ

  • 運動手助けアプリ
  • 脳トレアプリ
  • その他アプリ

著者プロフィール

朝田隆(メモリークリニックお茶の水 院長)(あさだたかし(メモリークリニックおちゃのみず いんちょう))

1955年生まれ。1982年東京医科歯科大学医学部卒業。東京医科歯科大学神経科精神科,山梨医科大学 精神神経科,国立精神神経センター武蔵病院精神科,筑波大学精神医学教授などを経て,2014年東京医科歯科大学医学部特任教授,2015年筑波大学名誉教授,メモリークリニックお茶の水院長。アルツハイマー病を中心に認知症の早期診断法や予防に携わり,大規模な実態調査などもリードしてきた。特に超早期の介入や予防,リハビリに積極的に取り組んでいる。著書や講演,テレビ出演も多く,啓もう活動も積極的に行っている。