木造住宅設計の教科書
~住宅計画・意匠・構造・設備設計まで一冊でわかる

[表紙]木造住宅設計の教科書 ~住宅計画・意匠・構造・設備設計まで一冊でわかる

紙版発売
電子版発売

A4判/248ページ

定価2,948円(本体2,680円+税10%)

ISBN 978-4-297-11704-7

電子版

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書籍の概要

この本の概要

木造住宅設計は,設計や意匠,壁量計算,耐震設計など覚えなければならないことが多岐にわたります。これから建築を学び実際の現場で活躍するためには,デザインを重視するよりも,構造を踏まえた設計が欠かせませんが,設計からデザインまでをまとめて学べる入門書がほとんどありません。
本書では建築デザインのみならず,構造計算や住環境を踏まえた設計方法を,初学者でも無理なくわかるように解説しています。
職業能力開発総合大学の先生たちが実際に生徒に教えている木造住宅の設計のしかたについて,最低限必要な知識をこの一冊に凝縮しました。
実際の立地や環境,建物の耐久性を考慮した設計,実務を重視した内容で,住宅設計の基礎の基礎を,この一冊で通して学べます。

こんな方におすすめ

  • 建築家を目指す学生
  • 工務店やハウスメーカーの設計部門に就職したい人

目次

第1章 設計の進め方

第2章 設計準備

第3章 設計初期の全体計画

第4章 意匠設計

第5章 軸組みの計画

第6章 壁量計算に基づく構造安全の検討

第7章 建築環境・設備設計

著者プロフィール

和田浩一(わだこういち)

担当:編著者,1章~5章,6.4章
職業能力開発総合大学校 基盤ものづくり系 教授,博士(工学),一級建築士,インテリアプランナー
新潟大学大学院自然科学研究科環境管理科学専攻博士後期課程修了。新潟職業訓練短期大学校講師,高度職業能力開発促進センター助教授などを経て現職。主な著書に『建築系学生のための卒業設計の進め方』(井上書院,2007,共著),『環境とデザイン』(朝倉書店,2008,共著),『フィールドワークの実践 建築デザインの変革をめざして』(朝倉書店,2011,編著),『四訂 建築[IV]建築計画・製図編』(職業訓練教材研究会,2014,監修),『3Dマイホームデザイナーで学ぶ 住宅プランニング』(技術評論社,2020,編著))などがある。設計方法と教育,人の行動と空間に関する研究などを行っている。


橋本幸博(はしもとゆきひろ)

担当: 7章
職業能力開発総合大学校 新成長分野系 教授・図書館長,博士(工学),一級管工事施工管理技士,給水装置工事主任技術者,排水設備工事責任技術者(東京都)
東京大学工学部船舶工学科卒業。東洋熱工業(株)技術研究所などを経て現職。主な著書に『やさしくわかる建築・都市・環境のためのソフトコンピューティング』(丸善,2005,共著),『これからはじめる3種冷凍』(電気書院,2006,単著),『第2版 建築環境工学テキスト』(電気書院,2014,単著),『2020年版エネルギー管理士 熱分野 模範解答集』(電気書院,2019,共著),『配管実技教科書 改訂3版』(雇用問題研究会,2020,監修)などがある。環境心理・生理,ZEB(net Zero Energy Building)に関する研究などを行っている。


藤野栄一(ふじのえいいち)

担当:6.1~6.3章
職業能力開発総合大学校 基盤ものづくり系 教授,博士(工学),一級建築士,一級技能士(建築大工)
職業能力開発大学校研究課程建築・造形専攻修了。島根職業訓練短期大学校講師,高度職業能力開発促進センター講師,職業能力開発総合大学校東京校講師,職業能力開発総合大学校准教授を経て現職。木質構造を対象とした実験や解析による構造性能評価を得意とし,在来軸組工法による木造住宅の構造設計や耐震診断なども担当している。