ゴリラ部長が教えてくれた統計の「超」入門

[表紙]ゴリラ部長が教えてくれた統計の「超」入門

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電子版発売

A5判/224ページ

定価1,650円(本体1,500円+税10%)

ISBN 978-4-297-12485-4

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書籍の概要

この本の概要

「統計って,どうしてこんなに難しいんですか?」

そんな心の声を密かに隠し持っている人,いませんか?
それもほとんど涙目で。
その気持ち,お察しします。

インターネットで統計の用語を調べると,日本語かどうかもわからないような難解の言葉の数々。
統計の入門書を開いてみると,学生時代にも目にしたことのないような数式の数々。

「あーもう無理だ。」

と思ってしまうのも無理はありません。

本書の主人公。山田君も,そんな「統計,無理!」な1人でした。 大学は体育会系で勉強もあまりせず,Excelを開いたこともなかった山田君ですが,新卒採用の会社でデータ分析チームに配属されます。
そこで出会ったゴリラ部長に,統計の基本を教わって…というのが本書のストーリー。

「君の仕事は,明日からデータ分析だ!」
「これからのビジネスには,データ分析が必須です。」
「統計がわからないビジネスマンなんて?!」
「配属前に,統計の基礎を学んでおいてください。」

といったビジネスパーソン「あるある」解消の第一歩を,ゴリラ部長がやさしく手助けしてくれます。

部長の授業を読み進めるにつれて,

・標準偏差
・正規分布
・相関
・散布図
・回帰分析

が,

「あれ? わかっちゃった!」

となることまちがいなし。

Excelを使って実際の計算を行うことで,知識の習得スピードも俄然速くなり,定着スピードも上がります。
もちろん,サンプルファイルも提供します。

それでは,ゴリラ部長と一緒に学んでいきましょう!

【本書の特徴】

1.身近なビジネス事例で解説します

身近なビジネスの事例を使って学習するので,統計の基本的な考え方をビジネスパーソンの現場の仕事にあてはめて理解できます。

2.実際の計算を行えます

ダウンロード提供のサンプルファイルをExcelで開いて計算することで,学んだ知識をしっかりと定着させることができます。

3.公式の意味がわかります

Excelを使った計算だけでは,実際に「何をしているのか?」はわかりません。
公式の中身を理解することで,計算の意味や活用方法を知ることができます。

4.豊富な図で視覚的に理解できます

統計の考え方を視覚的なグラフや図を用いて解説することで,数式や概念だけでなく,具体的なイメージとともに理解することができます。

【こんな人におすすめ】
・仕事でデータ分析が必要になった人
・統計の基本がわからず,悩んでいる人
・統計の入門書を読んで挫折した人
・データ分析の最初の一歩を踏み出したい人

【本書の内容】

●第1章 標準偏差
売上平均が同じでも実態は違う データの散らばりを調べよう!

はじめまして
データ分析一番大切なこと
統計とは?
売上の平均,中央値,分散,標準偏差を計算しよう
分散と標準偏差をより深く理解しよう
練習問題 分散と標準偏差を意思決定に生かす

●第2章 正規分布
過去のデータから将来の売上を予測しよう!

少ないデータから多数のデータを推測する
推測統計とは?
ヒストグラムとは?
正規分布とは?
標準正規分布表
正規分布を使った計算問題①
正規分布を使った計算問題②
t分布とは?
t分布を使った計算問題

●第3章 相関
売上を上げているのはどんな要素を持った人?

相関とは?
相関と因果の違いを知る
シェイクと電力
相関係数〜どのくらい相関しているのかの度合い
エクセルで相関係数を計算しよう
入社時のデータと将来の売上をグラフにしよう

●第4章 散布図
入社時面接の点数と売上の関係を図にして理解しよう!

散布図とは?
散布図をエクセルで作ってみよう
散布図として描かれた結果を理解しよう
近似曲線を使って予想してみよう
散布図を使って予測する時の注意点

●第5章 回帰分析
将来の売上予測にもっとも影響を与える要因を探せ!

回帰分析とは?
エクセルで単回帰分析をしよう
重決定R2とは? 決定係数の意味を学ぼう
補正R2とは?
切片と面接の点数
単回帰分析のモデルを作る
重回帰分析をするためにデータを整えよう
ダミー変数とは?
エクセルで重回帰分析をしよう
重回帰分析の結果からモデルを作ろう

こんな方におすすめ

  • 統計がさっぱりわからないが勉強しないとマズイと思っているビジネスパーソン

この書籍に関連する記事があります!

統計が苦手な人の処方箋
統計,データ分析,データサイエンス…そんな言葉をニュースで目にしない日はない! といってもよいほど,「データ重視」とされる今日このごろ。

本書のサンプル

本書の一部ページを,PDFで確認することができます。

目次

第1章 標準偏差
売上平均が同じでも実態は違う データの散らばりを調べよう!

  • はじめまして
  • データ分析一番大切なこと
  • 統計とは?
  • 売上の平均,中央値,分散,標準偏差を計算しよう
  • 分散と標準偏差をより深く理解しよう
  • 練習問題 分散と標準偏差を意思決定に生かす
  • Column 記述統計,推測統計,ベイズ統計

第2章 正規分布
過去のデータから将来の売上を予測しよう!

  • 少ないデータから多数のデータを推測する
  • 推測統計とは何か?
  • ヒストグラムとは?
  • 正規分布とは?
  • 標準正規分布表
  • 正規分布を使った計算問題①
  • 正規分布を使った計算問題②
  • t分布とは?
  • t分布を使った計算問題
  • Column 標本抽出の方法

第3章 相関
売上を上げているのはどんな要素を持った人?

  • 相関とは何か?
  • 相関と因果の違いを知る
  • シェイクと電力
  • 相関係数〜どのくらい相関しているのかの度合い
  • エクセルで相関係数を計算しよう
  • 入社時のデータと将来の売上をグラフにしよう
  • Column 欠損データの取り扱いについて

第4章 散布図
入社時面接の点数と売上の関係を図にして理解しよう!

  • 散布図とは何か?
  • 散布図をエクセルで作ってみよう
  • 散布図として描かれた結果を理解しよう
  • 近似曲線を使って予想してみよう
  • 散布図を使って予測する時の注意点
  • Column 近似曲線が「直線」にならない時は?

第5章 回帰分析
将来の売上予測にもっとも影響を与える要因を探せ!

  • 回帰分析とは何か?
  • エクセルで単回帰分析をしよう
  • 重決定R2とは? 決定係数の意味を学ぼう
  • 補正R2とは?
  • 切片と面接の点数
  • 単回帰分析のモデルを作る
  • 重回帰分析をするためにデータを整えよう
  • ダミー変数とは?
  • エクセルで重回帰分析をしよう
  • 重回帰分析の結果からモデルを作ろう
  • Column 分散分析表
  • Column 分析結果が狂う時〜回帰分析における多重共線性

著者プロフィール

表孝憲(おもてたかのり)

1981年生まれ。京都大学法学部卒業。UC Berkeley Haas School of Business 修了。
株式会社ミツカリ代表取締役社長CEO。
普段は会社経営,ミツカリ適性検査の開発販売を行い,顧客に対して人事データ分析やセミナーを行う。
また自分自身が統計や分析を理解するのに苦労した経験を生かし「教えることで自分が一番教わる」をモットーに登壇多数。
ストリートアカデミーや大学院などで週末を中心に一緒に学んだ講義の受講者は1,500名を越える。4児の父。
東京医科歯科大学非常勤講師,高知大学医学部非常勤講師
twitter:@takanori52