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なぜ売れない企画をイケると思ってしまうのか?―今話題の行動経済学で人間の“非合理のカラクリ”がわかる!

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「常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクション」
Common sense is the collection of prejudices acquired by age eighteen.

これは「相対性理論」でノーベル物理学賞を受賞したアインシュタイン博士が残した名言の1つですが,「自分の常識」「だれかの常識」が異なることが本当にやっかいな問題を生み出すことがあります。

たとえばやっとのことでまとめ上げた新製品の企画。「1ヶ月も考えてがんばったし,友達10人に聞いてもみんないい感触。これはイケル!」でも自信満々で企画会議で諮ったら「何これ,こんなの売れるわけないじゃないか!」とあえなく返り討ち,「ウルサイ,オレがイケると思ったらイケるんだよ!」と言いたくなるのをグッとこらえる……なんてこと,身に覚えのある人も少なくないはずです。でも,よくよく考えてみれば友達10人かに聞いたからといって「数万人もの人を相手にするビジネスで通じる」という根拠にはならないですし,ダメなアイデアしか考えられなければいくらがんばってもまったく意味がありません。でも,自分の狭い常識しか見えていないと,正しく判断することなどできません。逆に「明らかに売れなかった商品の二番煎じみたいな内容だし,やる意味がないだろう」という商品企画も,決定する人の常識にさえ合っていればまかりとおってしまうこともあったりします。いつも冷静に,何ごともロジカルに判断できれば最高かもしれませんが,現実の世界,そして人間のココロは非合理のカタマリなのです。

そんな人間の非合理の謎を解き明かす学問として今注目を浴びているのが「行動経済学」。新刊の『人は勘定より感情で決める』では,MBAを持つ意思決定のプロ” 柏木吉基さんが,行動経済学を独自に体系化した7つの視点から

  • 「100円の経費はケチるのに1万円はムダづかい」
  • 「若手 vs ベテランの話が噛みあわず会議が空回り」
  • 「売上アップを自分の力” と事実誤認」
  • 「決断をひたすら先延ばししようとするマネージャー」
  • 「全力で会社にしがみつくベテラン社員」

といった会社で毎日見かけそうな問題や非合理の原因をわかりやすく解説。「ネガティブなメールを3秒で好印象に変えるコツ」から「200万円がなぜか安く感じられてしまうマジック」まで,今日から役立つ実例満載です!

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