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震災とクラウド

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クラウド化でシステムやデータを守る

2011年3月の東日本大震災以降,クラウドサービスに対する注目度が高まっています。自社のデータやシステムを社内に置いている企業はまだまだ多いと思いますが,震災の影響でそれらのシステムが故障してしまったり,停電や節電により停止してしまったりということがありました。

そのため,自社のデータをクラウドに預けたい,バックアップをクラウドにとっておきたい,システムの一部をクラウド化したいと考えている企業は増えてきているそうです。

システムをうまくクラウド化することで,コストの削減にもつながりますし,社会全体では節電にも効果があります。また,今後同様な震災が起きた場合でも,すぐさまシステムを復旧することができるでしょう。

情報共有にクラウドを活用

東日本大震災の直後,被災地情報のサイトにアクセスが集中してつながりにくくなるといったことがありました。しかし,ここでも活躍したのがクラウドです。多くのクラウドサービスがミラーサイトを無償提供したり,新たな被災地情報システムを構築したりと,迅速な対応が話題となりました。

また,システムが被災して動作しなくなってしまった企業に対して,クラウドのシステムを無償提供する動きもありました。メールサーバーや業務アプリなど,必要に応じて必要な部分のみをすぐに利用できるという,クラウドのメリットが活かされた例でもあります。

今後に備えてのクラウド化

もちろん,クラウドサービス側でも障害が起こる可能性はあります。その場合,システムすべてをクラウド化していると,復旧までの間は業務が成り立たなくなるでしょう。震災がもたらす影響は予想をはるかに超えるため,確実な予測は不可能です。

今後は,次に震災が起きた場合のために,今できることを考えておく必要があるでしょう。何をクラウド化しておけばよいのか,クラウドでリスクをどう分散しておくかといったことを念頭に,システムのクラウド化を検討していく必要があると思います。

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