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ネットビジネスは,少数の人が大きく稼ぐ時代から,多数の人が少しずつ稼ぐ時代へ

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Googleのアルゴリズムの進化の影響を受けたアフィリエイト

7~8年前,インターネット上では,しばしば稼いでいるアフィリエイターが得意げに月にいくら稼いだかという話をしていました。その金額は数十万円から数百万円,ときには億単位に及んでいました。

しかし,数年前から風向きが変わってきました。得々と「戦果」を語る人は減り,自分が体得したというノウハウを情報商材にして売る人や,無料の情報商材にして配布し,そのあとで何かを売り込んで儲けようとする人が増えました。それは夕方のスーパーで,生鮮食品に30%引きとか50%引きとかのシールを貼って売る光景を思い起こさせました。もうすぐ商品価値がなくなってしまうので,その前にお金に換えようということです。

背景にはさまざまな要因が考えられますが,大筋でいえば,参入する人が増えて,競争が激しくなってきたことと,Googleに代表される検索エンジンが急速に進化して,人為的なSEOが効かなくなったことの2つとなるでしょう。

特に検索エンジンが急速に進化したことの影響は大きく,お金を出して買った被リンクや,yomiサーチと呼ばれる無料の検索エンジンへの登録,相互リンク,衛星サイトなどによって獲得した被リンクは次々とGoogleのアルゴリズム,ペンギンアップデートよってに見破られ,順位が上がるどころかどんどん下がる,ひどい場合は検索圏外へ飛ばされるようになりました。

また,コンテンツの良し悪しを見破るアルゴリズムであるパンダアップデートによって,いいかげんなコンテンツや,ほかのサイトのコピー,あるいは改竄サイトは見破られ,検索結果に表示されないことも増えました。

こうして,人為的に順位を上げようとするWebサイトのほとんどが脱落してしまいました。日頃から順位分析システムであるGRCを見ていれば,多少の隙を見つけることは不可能ではないとしても,かなり難しいものとなっています。そのためアフィリエイターの淘汰が進み,今まで稼いでいたアフィリエイターの多くが収入激減となりました。

今後生き残っていくアフィリエイターは,Webサイトそのものの質で勝負できる人ばかりとなっていくでしょう。といっても,⁠質」で勝負できるWebサイトは一朝一夕にはできません。一方,誰でも自分の体験などをもとにすれば,1つか2つくらいはきちんとしたWebサイトを作ることが可能です。そうしたWebサイトは,たとえビッグキーワードでは上位表示できなくても,スモールキーワードから検索者が流入してきます。変なテクニックなどを使わなくても,あらゆるWebサイトが対等に評価され,多数の人が少しずつ稼ぐ時代に入ったといえます。

ヤフオク!では代行出品がこれからの気軽なトレンドに

ヤフオク!でも「以前ほど稼げなくなった」という声が多くなっています。原因はいろいろと考えられますが,売り手として参入する人が増えたのが最大の原因でしょう。ヤフオク!が始まった当時は,ネッオークションそのものが驚きを持って受け入れられましたし,売り手も少なかったので収益につながりやすいものでした。しかし,今やネットオークションはあたり前のものになり,売り手が増えて競争が激化しています。そのため,ここでも多数の人が少しずつ稼ぐようになってきています。

ヤフオク!と同様のせどりビジネスとして,Amazonのプラットフォームを利用した販売があります。これも同様の状況になっています。一時期,外国の品物を輸入して日本で売ることにチャレンジする人も増えましたが,インターネット上ではどんな商品が売れているのかを容易に探られてしまうため,売れる商品を発見しても,たちまち真似されてしまいます。

ただし,どんな事業でも変化や波はあり,それを乗り越えていくのはあたり前のことです。インターネット上のせどりビジネスは少しくらい揺らぐことはあっても,なくなることはないでしょう。きちんとしたポリシーを持ってビジネスをしている事業者であれば,それほど大きな影響は受けないと思います。

最近では,Yahoo!とブックオフがコラボで「ヤフOFF!フラッグシップストア渋谷センター街」というショップを運営しています。東京渋谷の繁華街にあり,商品を持ち込めば受け付けてくれます。簡単にいえばヤフオク!への出品コーナーがあるブックオフです。⁠リサイクルショップに持ち込んだけれど,値段が不満なので,ここで出品してほしい」とか「ヤフオクの出品に必要なYahoo!プレミアムに登録していないけれど,自分のコレクションはマニアに高く売れるはず」といった出品依頼物が数多く持ち込まれています。

ヤフOFF!フラッグシップストア渋谷センター街

ヤフOFF!フラッグシップストア渋谷センター街

URL:http://topic.auctions.yahoo.co.jp/promo/yahuoff/

フルフィルメントサービスで便利になったAmazon転売

Amazonでは,ヤフオク!ほど買い手とのやり取りは多くなく,オークションのように期限もありません。さらに,Amazonフルフィルメントサービスを利用すれば,比較的安価に商品管理から梱包,発送まで一括してAmazonに委託できます。

Amazonフルフィルメントサービスの認知度は,ここ1年くらいで,だいぶ高まってきました。このサービスを利用すると,商品をAmazonの配送センターに納品するだけで済みます。仕入れ資金が潤沢にある企業にメリットが大きなサービスですが,実は個人事業者にもメリットがあります。

副業としてせどりを自宅でやると,どうしても商品を置いておくスペースがネックになります。狭いマンションでは限界があるからですが,まずこのスペース問題が解消します。しかも,買い手にとってはAmazonから発送される安心感が大きいため売れ行きが良くなります。手間も大幅に軽減できます。本業を持った上で梱包や発送の作業にあたるのはなかなか大変ですが,そういった面倒からも解放されます。Amazonフルフィルメントサービスによって,気軽に稼げる環境が整備されたのです。

広く誰もが参入できるようになった趣味系のおこづかい稼ぎ

趣味系の副業につながるインターネット上のサービスも増えてきました。一昔前は主婦が自作の手芸品を売る場はなかなかありませんでしたが,今はハンドメイド商品専用のWebサイトがいくつもあります。たとえば,自分の子供用の上履き入れや,体操着入れを作ったとき,同じものを複数作っておいてWebサイトで販売すれば,おこづかい稼ぎになります。

ほかにも,インターネット上の写真素材サービスに登録すれば,自分が撮影した写真を売ることができ,デジカメで気軽に撮った写真が収入源になります。何点かアップしているうちに,引き合いの多い写真の傾向もわかってきます。

写真素材サービスに写真をアップする人も増えて,競争が激しくなっています。その意味ではやはり多くの人が少しずつ稼ぐ状況となっているといえるでしょう。

自分のショップを持つことが,格段に容易に

ネットショップ(インターネット上に自分のお店を作って,商品を販売すること)も7~8年前には,Webページ作成ソフトを使ってWebサイト作り,有料でショッピングカートを導入し,厳しい審査を経てクレジットカードを導入していくという過程を経る必要がありました。しかし現在では,もっと気軽なものになっています。

今はショップ開設のためのサービスがいくつもあります。BASEやカラーミーショップなどを利用すれば,無料あるいは格安でショップが開設でき,ショッピングカートやクレジットカード決済も付いています。基本的にはHTMLや,CSSなどの知識がなくても大丈夫です。拡張機能を使う場合は,ある程度のスキルも必要になりますが,IT系の知識が必須であった頃に比べれば,格段に参入の障壁は低くなっています。

ネットショップでは,Yahoo!ショッピングも有名です。2003年10月,Yahoo!が先行する楽天に対抗する形で「eコマース革命」を打ち出し,無料でショッピングモールにショップを持てるようになりました。もちろん別途に集客対策を講じる必要はありますが,それでも無料で大手ショッピングモールにショップを持てるというメリットは非常に大きなものがあります。こうしたネットショップ環境の整備も,誰もが少しずつ稼げる状況に結びついています。

BASE

BASE

URL:https://thebase.in/

初心者でも稼ぎやすい今が,ネットビジネスを始めるチャンス

こうして見てきたように,旧式のSEOに集客を頼っていたアフィリエイトやECショップを別とすれば,ネットビジネスの世界は一般の人や初心者でも稼ぎやすい方向へ進んでいるという見方ができます。基本的には「薄く広く」稼げるようになっている情勢なので,何年か前のようにアフィリエイトやせどりだけで生活するのは良質なサービスを提供している一部の業者に限られますが,それでも手堅く地道に運営していけば,年々増収も見込めます。ネットビジネスに興味が持っているなら,試してみてはいかがでしょうか?

著者プロフィール

リンクアップ(linkup)

ネットビジネスやパソコン関連の書籍・雑誌・ムックを中心に活動している編集プロダクション。可能性が広がり続けるネットビジネス・パソコン関連の情報を誰もが享受できるよう,わかりやすく伝えることを使命にしている。

URL:http://www.linkup.jp/

コメント

  • Googleのアルゴリズムの進化の影響

    ネットで検索上位を狙うには、質の良いWebサイトを作る以外にないのでしょうか。また、検索上位を狙うツールとかは、使わない方が、良いでしょうか!

    Commented : #1  kazumi (2015/01/22, 01:14)

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