週刊Webテク通信

2009年3月第4週号1位は、サイトマップをフッタに配置する際のポイントとその効果/気になるネタは、グーグルのトップデザイナー辞任の

ネットで見かけたWebテク(Webテクニック・Webテクノロジー)記事から、Webデザイナーの目で厳選したネタを週刊で紹介するこのコーナー。今回は、2009年3月23日~3月29日の間に見つけた記事のベスト5です。

1. サイトマップをフッタに配置する際のポイントとその効果 | コリスhttp://coliss.com/articles/build-websites/architectonics/usability/modern-sitemap-and-footer.html

Web Designer WallのModern Sitemap and Footerという記事の紹介と意訳です。

フッタ部分にサイトマップや関連リンク集などを入れるのは、今ではすっかり当たり前になりました。幅800ピクセルオーバーが当然となりカラム数をたくさん使えるようになったこと、CMSやブログシステムなどを利用してフッタをモジュール化して埋め込むことが簡単になったことも影響しているんじゃないかと思います。

フッタにサイトマップを入れて、独立したサイトマップページを持たないのが最近の主流だそうです。わたしはフッタにサイトマップを入れた場合でも、サイトマップページを作っていました。確かに全く同じものだったら、単独ページはいらないですよね。

英文のネタ元ページには、サイトマップ入りフッターデザインの参考となるサイトが解説付きで多数紹介されていますので、そちらもぜひご覧ください。

フッタにサイトマップ全部を載せられない巨大なサイトの場合、コーナーごとにサイトマップを分けるという方法を検討するのもいいかもしれません。アップルのサイトでは、Macのコーナーを見ているときにはMac関連ページのサイトマップが出るようになっているのでご参考にとのことです。

図1 Modern Sitemap and Footerの本文ほとんどを翻訳してくれています
図1 Modern Sitemap and Footerの本文ほとんどを翻訳してくれています

2. Interface Design Inspiration | 36 Beautiful Login Page/Form Designs | Dzine Bloghttp://dzineblog.com/2009/03/interface-design-inspiration-36-beautiful-login-pageform-designs.html

すばらしいデザインのログインページ、ログインフォームを紹介しています。シンプルながら、そのサイトの世界観を感じさせるデザインが多いですね。

この手のものは、基本的な並びや用語は各サイトで統一されているほうがユーザーに取って使いやすいので、基本的な部分はどれも似たり寄ったりです。だからこそ、デザインの腕の見せ所と言えるかもしれません。

インターフェイスデザインのテクニックとして、⁠Username」⁠Password」といったラベル文字は入力欄の中に入れてしまうというアプローチを以前紹介しましたが、ここで紹介されている中ではアップルのMobileMe以外にこの方法を採用しているページは、3つくらいしかありませんね。

図2 ログインページのデザインショーケースです
図2 ログインページのデザインショーケースです

3. 30 Creative Examples of the Hand Drawn Style in Web Designshttp://sixrevisions.com/design-showcase-inspiration/30-creative-examples-of-the-hand-drawn-style-in-web-designs/

手描き風なビジュアルのWebデザインのショーケースです。紙にスケッチしたようなビジュアルをWebデザインに取り入れるのが、最近のひとつのトレンドのようです。

どのサイトも個性的でインパクトがありますが、手描き部分とテキストや写真とのバランスを取るのが大変そうですし、メンテナンスにも骨を折りそうです。

Webデザインに使用されるイラストのショーケースとしては、30 Creative Examples of Illustrations in Web Designも参考になると思います。

図3 眺めるだけでも楽しい手描き風イラストの数々
図3 眺めるだけでも楽しい手描き風イラストの数々

4. 28 Web Design Tools and Generators For Easy Web Design | Graphic Fetishhttp://www.graphicfetish.com/28-fantastic-generators-for-easier-web-designing/

Webデザインに役立つツールとジェネレーターサイトを紹介しています。こういったツールが充実してきて、昔よりもWebサイトのデザインが簡単になってきたよなぁというリンク集のようです。

このジェネレーター昔話題になったなぁというものから、こんなことまでオンラインでできるんだというものまで、いろいろありますね。

解説もカテゴリ分けもなく、ひたすらタイトルと画面ダンプだけが並ぶリストです。それだけでもどんなツールかだいたい分かりますが。

図4 さまざまなジェネレーター類が紹介されています
図4 さまざまなジェネレーター類が紹介されています

5. 8 Javascript solutions to common CSS problemshttp://www.catswhocode.com/blog/8-javascript-solutions-to-common-css-problems

CSSデザインで起こりがちな問題への、JavaScriptを使っての対策がまとめてあります。

例によってInternet Explorer対策が中心です。これまた例によってjQueryを使用した対策がほとんどです。

それぞれの項目ごとに情報源へのリンクがあるので、実際に使用する場合にはネタ元ページの解説も読んだ方がいいでしょう。

以上、メルマガ「デイリーWebテク」で先週紹介した記事から独断と偏見で選んだベスト5でした。

そのほか先週の記事から、フリー素材の配布サイトを3つ紹介します。

先週の気になるWebサービス

Nihongodict: Free Online English ? Japanese Dictionaryhttp://www.nihongodict.com/

オンラインの日本語←→英語の辞書サイトなのですが、シンプルながら快適な使用感ですばらしいです。

検索窓に日本語でも英語でも入力していくと、すぐに候補が出てきて軽快です。しかも、日本語の単語をローマ字で探すこともできます。

収録されている語彙もかなり充実しています。カタカナ用語もいろいろ登録されていますし、⁠パン屑リスト」まで出てくるのにはビックリしました。これって英語でなんて言うんだろうというのを調べるのにもよさそうですね。

図5 便利な日本語/英語の辞書サイト
図5 便利な日本語/英語の辞書サイト

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