クラウドソーシングを活用した新機軸 C-TEAMの可能性に迫る!

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株式会社リクルート メディアテクノロジーラボ 中期戦略チーム C-TEAMプロデューサー須藤憲司氏に訊く,クラウドソーシングを活用した広告バナー戦略

続いて,C-TEAMを企画した株式会社リクルートメディアテクノロジーラボ 中期戦略チーム/C-TEAMプロデューサーの須藤憲司氏に,サービス開始の背景や狙い,今後の展開について伺ったのでその模様をお届けします。

スタートまでの経緯

――まずはじめに,C-TEAMをスタートしようと思ったきっかけと経緯について教えてください。

株式会社リクルートメディアテクノロジーラボ
中期戦略チーム
C-TEAMプロデューサー須藤憲司氏

株式会社リクルート メディアテクノロジーラボ中期戦略チーム C-TEAMプロデューサー須藤憲司氏

「質より量」の重要さ

きっかけは,2007年4月にR25.jpに関わることになって,マス広告の世界を肌で感じたことです。このとき,ネットの世界でも「質より量」という部分が非常に重要だと感じたのです。また,メディア側から見たクライアントの課題をふまえて,クリエイティブから広告の世界を変えていけないかという発想が最初のきっかけでした。

CGA―Consumer Generated Advertisement

その後半年間,どうやれば競争優位性が出せるのかという点について検討し,アルゴリズムのベースが見えてきました。時期としては11月ぐらいでしょうか。そして「CGMができるのであればCGA(Consumer Generated Advertisement)も実現できる」と確信し,社内研修で新しいビジネスとして提案したのです。そこですぐに受け入れられ,2008年4月に現在のポジションに移動し,C-TEAMの開発に関わることになりました。

その後,4月からプロジェクト化し,2ヵ月企画・検討を行い,実際の開発・実装に2ヵ月かかりました。正式リリースは8月14日です。

C-TEAMという名前

C-TEAMのCには,⁠Creative」⁠Client」⁠Customer」など,さまざまな意味を含めています。広告に関わるもの,すべてを含めていくことを考えて付けました。また,今回のサービスはクライアントとクリエイター,クライアントとユーザという構造をはっきりさせるのではなく,関わっている人すべてがチームであるという意味を込めて,C-TEAMという名前を付けました。

運用後の反応を見て

クリエイターからの反応

まず,8月14日のサービス開始直後からさまざまなメディアで取り上げられるなど,非常に大きな反響がありました。サービスそのものとしても,10月28日現在,約1,400名のクリエイターが登録してくださり,1日約100個のペースでバナーが投稿され,4,128個のバナーが登録されています。

数字から見ても非常に多くのクリエイターにリーチできたと確信しています。今後はさらにこの数を増やしていきたいですね。

また,岩手大学と産学連携の取り組みが始まるなど,若手クリエイター育成に役立っていけるのではと期待しています。

投稿されたサンプル

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クライアントニーズと市場

一方のクライアントニーズに関してですが,現在はまだ弊社(リクルート)の案件のみを扱っているため,あくまで参考数値となりますが,⁠スマッチ」の案件をはじめ,30以上の案件で平均でCTRが2倍になるなど,非常に大きな効果が見られています。この数字などをベースに近いうちに外部のクライアント向けの展開を始めていきたいです。

今後

現在,社内の案件をベースに展開していますが,2009年1月には他のクライアントからの案件も請け負っていきたいと考えています。

C-TEAMの元々の目的は広告の価値をさらに向上させていき,効果を高めることでした。今回の事例結果からその可能性は十分検証できたと考えています。これからは,新規顧客を獲得したいクライアントを対象に,よりビジネスに直結する部分の広告効果を上げることで市場を拡大できればと思っています。私の中で,ビジネスを拡大することを考えたときに,クライアントの売り上げを大きくしなければ,その先も大きくならないと考えているからです。

将来的には他のメディアと連動させたり,積極的なキャンペーンを展開するなどして,⁠質より量」の考え方を軸に,効果の高い広告を生み出して行ければ嬉しいですね。

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