デジタルブランドマネジメント

第6回 ブランドを伝えるウェブデザイン

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そのブランドサイトはあなたのブランドを傷つけていますか? 一貫性のあるコミュニケーションの提供や,ブランドの差別化ができていますか? 最近のリニューアルは成功でしたか? ブランドサイトへの一回の訪問で,ユーザーは何百ものクリエイティブ要素にさらされ,ブランドに対する印象が形成されます。コンテンツの制作やデザインを主観的な判断を基に行なっていては,ブランドを正しく伝えられず,ブランドに対する印象をコントロールできません。

ユーザーがブランドを理解し,信頼するために,ブランドサイトは一貫性のあるブランド体験を提供しなければいけません。ユーザーとのエンゲージメントを行い,ビジネスゴールへと誘導する機能だけでなく,ブランドサイトはブランドの特性を一つ一つのコピー,グラフィック,イメージ,インタラクションでユーザーに伝えます。これらのクリエイティブ要素が厳しく,客観的なプロセスで管理されなければ,どのようにデザインされ,改善されるべきかは明確になりません。

ユーザビリティなど,ブランドサイトの機能的な側面に対してはヒューリスティックな評価プロセスなどが存在します。しかし,クリエイティブな側面は未だサイト所有者の主観的な判断に依存することが多いのが現状です。米フォレスター社はウェブデザインがブランドを正しく伝えているかを評価することができるブランドイメージレビューを制作し,無償で公開しています。

このような評価プロセスではブランドサイトの欠陥を見つけ出し,改善することはもちろん,競合のブランドサイトをベンチマークし,コミュニケーションの改善をモニタリングすることができます。また,ブランドマネージャーやマーケターがウェブ制作者とのコミュニケーションを改善することにも活用でき,制作の品質や効率を改善することができます。

まとめ
  • ウェブデザインに対する主観的な判断はブランドを傷つける。
  • ブランドサイトはクリエイティブ要素の厳しい管理を通じて,一貫性のあるブランド体験を提供しなければならない。
  • ウェブデザインのクリエイティブな側面に対する評価プロセスは存在し,実施すべきである。
  • 評価プロセスはウェブデザインの欠陥を洗い出し,継続的な改善を可能にする。
  • 評価プロセスは競合のウェブデザインとコミュニケーションのベンチマークを可能にする。
  • 評価プロセスは制作の品質や効率を改善させる。

著者プロフィール

荻野英希(おぎのひでき)

デジタルマーケティングエージェンシー,FICC inc. 代表取締役社長。
デジタルがブランドをどのように強化し,その役割はブランド毎にどう異なるのか? デジタルブランドマネジメントの仕組みを検証する。

URLhttp://www.ficc.jp/

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