活躍するクリエイターになるために~「Find your ability ! for クリエイター」レポート

#1 「Find_your_ability」スタート! 初日は「クリエイターが知っておくべきことゼンブ」

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これからのクリエイターに求められる条件とは?

セミナーの2本目のセッションは,バイドゥの矢野りん氏による「求められるクリエイターの条件」でした。矢野氏は,10年近くフリーランスのデザイナーとして活躍し,メーカのWebコンテンツなど豊富なデザイン経験があります。2011年12月からバイドゥに入社。自社プロダクトの「Simeji」「BaiduIME」のUX/UIのデザインやプロモーション企画・デザインを担当しています。Android女子部を主催するなど,国内におけるAndroid普及にも努めています。

矢野氏はフリーランスのデザイナーとして10年近く活躍し,現在ではバイドゥでデザインやプロモーション企画などを担当しています

矢野氏はフリーランスのデザイナーとして10年近く活躍し,現在ではバイドゥでデザインやプロモーション企画などを担当しています

矢野氏は,これからのクリエイターに求められるものとして「アイデア」⁠自分で作れるか」⁠仲間がいるか」の3点を挙げ,それぞれの具体的な要素を以下のように挙げました。

「アイデア」
  • 問題に対する解決案が出せる
  • 表現の方向性を提案できる
  • 非常識なことでも平気で提案できる
「自分で作れるか」
  • デザイナーならフロントエンドの実装,開発者ならレイアウトのように専門外の領域に及ぶ技術があるか
  • 見えるもの,動くものが作れるか
  • 技術上の問題点,実現の可能性を判断できるか
「仲間がいるか」
  • 専門外の部分を担当してくれる仲間がいるか
  • 共通の専門分野で異なる視点から意見をくれる仲間がいるか
  • 生活を共にする相手,あるいは家族の存在を意識しているか」

これからのクリエイターに求められるものとして「アイデア」⁠自分で作れるか」⁠仲間がいるか」の3点を挙げました

これからのクリエイターに求められるものとして「アイデア」「自分で作れるか」「仲間がいるか」の3点を挙げました

「アイデア」に必要な要素

「問題に対する解決案が出せる」では,問題が発生した際に課題を明らかにできるか,また解決策を具体化できるかがポイントとしました。⁠表現の方向性を提案できる」では,アイデアを形や色まで表現できるか,またそのアイデアを絵で描けるか,その場で描けるかがポイント。⁠非常識なことでも平気で提案できる」では,文句を言われそうで言いづらいことでも,たとえ相手に何かを言われても,言えるかどうかということ。これには度胸が必要ですが,思いついたことはすべて言える人は少ないので,ぜひズバズバと言えるようになって欲しいとしました。

「自分で作れるか」に必要な要素

「自分で作れるか」では,たとえ専門外のことであっても自分の中で完成形をイメージできることが重要。また「見えるもの,動くものが作れるか」では,プロトタイプを自分で,しかも早く作れるかということが重要。⁠技術上の問題点,実現の可能性を判断できるか」は,よくないことが起こる可能性を想定できることで,⁠やってみなくてもわかる」ことは非常に重要だといいます。

「仲間がいるか」に必要な要素

「仲間がいるか」では,別の部署にも仲間が必要であること,コワーキングスペースなどで同じ専門分野でも異なる視点でみれる人がいれば便利であることを強調しました。また,特にフリーランスや個人事業主では,家族など一緒に生活している仲間がいることは非常に重要です。それは,ひとりで仕事をしていると体への負荷が大きくなってきます。そこで,お互いを気遣える仲間を作って生活することで体調などを維持することができます。長く働いていくためにも健康は重要であるとしました。

ここで矢野氏は質疑応答の時間に切り替え,会場から質問を受け付けました。

「クリエイターに求められる能力は何か」という質問に,⁠クリエイターをもとめて方向付けていく能力は求められていると思う」と答えました。マネージメントなど人を束ねる能力は必要で,作る人間ばかりではめちゃくちゃになってしまい,用件やスケジュールにも影響が出るとしました。また「アイデアを出せる」ことも大事な能力で,たとえば,いいアプリを作ろうとするとき,既存のアプリの悪い部分を探して解決しようとしますが,これは違います。物事の悪いところは見つけやすく,無限に出てくるもの。逆に,いいところを見つけるのは難しいので,いいところを見つけてそれを超える設定をすべきとしました。

「フリーと会社員のいいところ,悪いところは?」という質問には,⁠フリーランスは時間を自分で区切って使える,コントロールできるというメリットがあります。一方で,プロジェクトの一部分しか見えない。効果も見えないというデメリットもあります。会社員の場合は,まずは目標設定があり,それを達成するためにどうするかを話し合うことになります。そのため,いろんな仕事がわかるようになるというメリットがあります。その代わり,自分の生活は縛られることはデメリットかも知れません」と答えました。

「企業から見たフリーランスに必要な資質は?」という質問では,⁠先ほどもありましたが,クリエイター側からアイデアを出せること,提案してもらえることは重要です。また,相手に言われたものに沿うものを作ることも大事です。なぜ外注してるのか。それは,自分たちでは作れないからです。企業は常にアイデアめいたものが欲しいのが現実です」と答えました。

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