kulerで気軽にカラーコーディネイト

第5回 kulerで即席インテリアコーディネイター

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こんにちは,吉田コマキです。様々な場面で活用できるkuler。今回は,インテリアに活用できるご紹介をします。インテリアコーディネイトはその名のとおり,室内の空間を調和させることです。筆者のオフィスを題材にご紹介しましょう。

全体の空間を決める

小さな細かい雑貨からではなく,大きな空間として,床や家具の色,照明を決めます。約20坪のフロアは,コンクリート打ちっぱなしの壁に囲まれ,奥に行くと少し暗い印象がありました。床も照明も色気がなく,毎日パソコンの前で仕事をする私たちの殺伐となりがちな空間を暖かくさせたかったので,2つの空間を作ることにしました。

  • ワークスペースは,明るく固めの色をした照明で,よく病院などで使われる色の蛍光灯を選びました。
  • ミーティングルームは,ワークショップも開催しているため,フロア奥に設置。暖かみのある目に優しい赤めの落ち着く色に。

この2色を区分けるだけで,特に大きなパーテーションを組まずとも2つの空間を作ることができました。

内装工事前のオフィス

内装工事前のオフィス

それぞれのカラーを決めていく

最初に,全体のイメージを左右する一番面積の大きいカラーを決めました。

kulerで決定した,全体のイメージカラー

kulerで決定した,全体のイメージカラー

まずは,上の画像の3色。壁全体がコンクリートの打ちっぱなしというのもあって,真ん中にコンクリートの色を配しました。左の色は,床の色。茶系にするかどうか迷ったのですが,茶を差し込むと,落ち着きはあるのですが壁の打ちっぱなしとあわせると重厚感が出てしまって明るさを感じなくなるのではという印象を持ちました。右の色は,家具の色です。家具は,kulerの右側にあるカラーにしていますが,照明をあてることでアイボリーに近いこの色になるよう,実際の家具資材はもう少し白い色を選んでいます。

その後,雑貨やカーテンの色といった段階に入ります。

実際のイメージ図

実際のイメージ図

椅子や雑貨などを決める

全体の空間は仕上がってきました。しかし,ここから細かい雑貨類を決めなくてはいけないのですが,ここでカラーリングを間違えるとせっかく調和を取った空間が台無しになってしまいます。

今回は,オフィスメンバーがそれぞれで担当を決めて雑貨購入にあてていましたので,なるべく差異がないように雑貨類にかかるカラーも決めました。

ここで,大事なことは,全体の空間に似たような色を選ぶのではなく,全体の調和に少しスパイスを効かせる色を選びます第4回でもお話したアクセントカラーですね)。

もともと,「茶」「青」のパターンを好んでいましたので,それに近い色で配色を決めて行きます。「茶」「青」と言っても,様々なカラーがあります。なるべくイメージに近い雑貨が選べるように作っていきます。

雑貨類はアクセントカラーとして

雑貨類はアクセントカラーとして

著者プロフィール

吉田コマキ(よしだこまき)

ブロッコ・デリ・アーキテクツ有限会社 取締役 デザイナー/アートディレクター。販促企画を経て,1996年にweb業界へ足を踏み入れてしまい,そのまま現在に至る。主にWebデザイン,インタラクションデザイン,グラフィックデザインに関わる。毎日情報設計ばかりしているので,たまの休みに絵を描くことで文字情報から離れている。

日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)正会員/沖縄大学マルチメディア教育研究センター研究員。

URL:http://www.blocco-deli.co.jp/

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