CMSのポテンシャルを引き出す─MODxで作る商用サイト

第26回 一年を振り返って ~MODx Revolution~

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MODx Revolutionの今後

本原稿執筆時点でのMODxの最新バージョンは2.2.0-pl2ですが,現在Revolution-2.2.1-plの開発が着々と進められており,その開発の様子はMODX Project Trackerなどで伺い知ることができます。現状計画されているロードマップとしては,次表のようなものがあります。

Revolution 2.3パッケージ管理の大幅な改良
パッケージの依存性考慮
Revolution 2.4ユーザごとのパーミッションやACLサポート
ユーザグループの設定(ユーザ設定と似ているが,グループレベルで設定)
管理画面からのMODxの自動アップデート
Revolution 3.0リソース,テンプレート変数,エレメントなどへのバージョンサポート
より柔軟な項目をサポートするコンテントエレメントのサポート
ワークフローのサポート(CMSに必要なのか?)
階層的なエレメントのサポート
ExtJS4マイグレーション

これだけを見ると物足りなさを感じるかもしれませんが,MODxはこれまで細かいバージョンが上がるたびでも大きな進化を遂げてきました。実際に,2.2.1-plがリリースされる頃には,これまでにはサポートされていなかった

  • プロキシ経由でのパッケージダウンロード
  • ログイン時の言語変更
  • 右クリックでプラグインを有効化,無効化

など一般的にはメジャーな変更とも考えられる機能追加が行われる予定です。良い意味では開発が活発,逆の意味では変更が多すぎてバージョンアップ時の運用が大変なのでは?と思えなくもありませんが,とにかく今後のさらなる発展に期待です!

開発やバグフィクスなどにも興味がある方は,ぜひLOGIN to MODXでMODxのアカウントを取得してみてください。これにより,MODX Project Trackerのトラッキングシステムに直接ポストできるようになります。

MODxの情報元

今さらあえて紹介するまでもありませんが,MODxを使っていく上で必須とも言えるサイトを紹介しておきます。

MODX日本公式サイト

URL:http://modx.jp/

MODx Revolution/Evolutionのローカライズ版のダウンロードや日本語フォーラム,セミナーのお知らせなど役に立つ情報が満載です。

MODX Commnity Forums

URL:http://forums.modx.com/

英語&ユーザ登録が必要なので少し敷居が高いかもしれませんが,迅速かつ確実なレスポンスを希望する場合は本家のフォーラムが一番です。

MODx Documentation

URL:http://rtfm.modx.com/display/ADDON/Home

本連載でも幾度となく紹介しているスニペットなど各アドオンのドキュメントです。動作例や開発ロードマップなど含め,いつもお世話になっています。本連載で紹介しきれなかったアドオンも沢山あるので,ざっとページを眺めてみてください。eコマースなど,⁠こんなものまで?」というものが見つかるかもしれません。

さいごに

元々MODxを使って情報を発信していた筆者のサイトも,長い間休止状態のままで,そろそろ復活させなければなあと思いつつも,思うようには時間が取れない今日この頃ですが,長いようで短かった本連載もこれで最後となりました。本連載が少しでもMODxの開発や活動,ユーザの皆さんへの参考になれば幸いです。それでは,次回また別のネタでお会いしましょう。

著者プロフィール

中満英生(なかみつひでお)

大学時代に出会ったSolarisがきっかけでUNIXの世界へ。その後ホスティングプロバイダ,データセンターで実務経験を積む傍ら,雑誌記事の執筆や技術セミナーの講師を務める。サーバ設定の他,セキュリティに関する著作や技術者エッセイも執筆経験あり。