2010年版SEO体得講座
第2回 検索アルゴリズムを分析してみよう! (1) 基本原理とYahoo!検索アップデート
2010年2月3日
Webマーケティング, Web戦略, SEO, SEM, Google, Yahoo!, ALGO BUSTER
キーワード, 損害保険, アップデート, 基本原理, アルゴリズム, Yahoo
こんにちは。ディーボの藤沢です。この連載の偶数回目は,「検索アルゴリズムを分析してみよう!」と題して,Yahoo!やGoogleの検索アルゴリズムについて,最新の検索アルゴリズムの動向や検索アルゴリズム分析ツール「ALGO Buster(アルゴバスター)」の紹介などを交えてお伝えしていきたいと思います。
Yahoo!やGoogleの検索結果の順位がどのように決まるのか,詳細は公表されていませんが,この順位決定ルールを検索アルゴリズムといいます。この順位決定ルールを完全に知ることはできないのですが,より深く,より正しく理解すれば,それだけSEO対策の精度も上がり上位表示の可能性が高まります。
検索アルゴリズムはYahoo!やGoogleによって改良が続いており,検索順位決定ルール自体もどんどん変化をしています。あるキーワードの検索結果で今日1位だったサイトが明日1位である保証はありません。しかし,検索アルゴリズムの基本的な原理はそれほど変わりません。
検索アルゴリズムを理解するための主なトピックは,基本原理,Yahoo!とGoogleの違い,ペナルティ,そして最新動向(特にYahoo!アップデート)の4つです。今回は最新動向と基本原理を中心にお伝えします。
2009年12月7日 Yahoo!検索アルゴリズムアップデート
ご存知の方も多いと思いますが,Yahoo!検索では定期的に大幅なアルゴリズムの変更が行われ,Yahoo!検索アップデートと呼ばれています。このアップデートが行われると,大幅な順位変動が起こります。図1のグラフをご覧ください。
この図は2009年8月から12月までのYahoo!検索の平均順位変動幅を記録したものです。具体的にはdevo50という当社でセレクトした50個のキーワードの検索結果上位100件の順位が前日と比較して何位順位変動したかを調べ,その平均をとっています。ふだんはそれほど順位変動はありませんが,Yahoo!アップデートが起こると,大きな順位変動が起こります。グラフでは,9月に2回,そして12月7日に起こっています。12月7日の順位変動幅は平均25.2位にも上ります。
この12月7日のYahoo!アップデートで検索アルゴリズムのどこが変わったのでしょうか。結論をまとめると次のような感じでした。
- 被リンクドメイン数,被リンクIPアドレス数が最も重要視され,その重要度がアップデート前より増した
- <H>キーワード出現数の重要度がアップデート前より増した
- Yahoo!カテゴリ登録の重要度がアップデート前より増した
- ドメイン年齢の重要度がアップデート前より減った
いかがでしょうか。このような検索アルゴリズム動向のポイントがわかれば,SEO対策の業務も効率よくできますよね。しかしながら,このような傾向を把握するには膨大な量の調査が必要になります。当社ではアルゴバスターという自社開発のツールを使って分析していますが,その詳細については次回以降お伝えしたいと思います。
検索アルゴリズムの基本原理
それでは検索アルゴリズムのに基本原理ついてお伝えします。Yahoo!やGoogleはそれぞれ独自に検索エンジンを開発しており,最初にもお話ししましたが,その詳細は公表されていません。しかし検索順位を決める基本原理は同じと考えてよいでしょう。検索順位決定要因は大きく次の2つに分類できます。
- キーワード関連度(そのページがキーワードとどれほど関連性があるか)
- ページ重要度(そのページが世の中でどれほど重要か)
簡単にいうと,この2つの指標に基づいてキーワードの検索順位は決まっています。まずキーワード関連度を見ていきましょう。キーワード関連度には2つの要素に分かれます。
1つはページの中に登場するキーワードの配置と量です。<title>タグの中身が「損害保険の株式会社○○」であれば,そのページの「損害保険」キーワードに関する関連度が上がります。また<H>タグの中身に「損害保険」が含まれていれば同じように関連度が上がります。もちろん,本文中に含まれる「損害保険」キーワードも関連度を高めます。
もう1つの要素は,そのページの被リンクのアンカーテキストにキーワードが含まれるかどうかです。リンク元ページからそのページに貼られているリンクのアンカーテキストが「株式会社○○」よりも「損害保険の株式会社○○」の方が,そのページの「損害保険」キーワード関連度を高めます。
次にページ重要度を見ていきましょう。そのページが世の中でどれほど重要かなんて,どうやって測定するのでしょうか。その基本的な方法が被リンク,つまりそのページに対して外部からどれだけリンクが張られているかです。そもそもリンクとは,おすすめのページだったり,よく行くサイトだったり,関連会社だったり,ブログで引用したり,積極的な意味で評価するサイトであることが多いのです。その性質を利用して,被リンクの量と質を元にページ重要度を測ります。
最近では被リンクの量よりも質が重要になってきています。この質を測る指標として,被リンクがどれほどドメイン分散しているか(被リンクドメイン数),さらには被リンクがどれほどIPドレスが分散しているか(被リンクIP数)が使われるようになりました。
以上が検索アルゴリズムの基本原理です。実際はもっと複雑ですが,まずこの概念をおさえておきましょう。
- 参考ツール
- 検索アルゴリズム分析ツール「ALGO BUSTER(アルゴバスター)」
2010年版SEO体得講座
- 第11回 SEOツールを使いこなそう!(6)SEO診断ツール「itomakihitode.jp」
- 第10回 検索アルゴリズムを分析してみよう! (5)ペナルティ対策
- 第9回 SEOツールを使いこなそう!(5)SEOペナルティチェックツール「takotubo.jp」
- 第8回 検索アルゴリズムを分析してみよう! (4)分析ツールの紹介(後編)
- 第7回 SEOツールを使いこなそう!(4)キーワードチェックツール「aramakijake.jp」
- 第6回 検索アルゴリズムを分析してみよう! (3) 分析ツールの紹介(前編)
- 第5回 SEOツールを使いこなそう!(3)被リンクチェックツール「hanasakigani.jp」
- 第4回 検索アルゴリズムを分析してみよう! (2) 1月26日のYahoo!検索アップデート
- 第3回 SEOツールを使いこなそう!(2)SEO内部対策ツール「talabagani.jp」
- 第2回 検索アルゴリズムを分析してみよう! (1) 基本原理とYahoo!検索アップデート


