2010年版SEO体得講座

第11回 SEOツールを使いこなそう!(6)SEO診断ツール「itomakihitode.jp」

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早いもので無料SEOツールのコラムも最終回となりました。今回ご紹介するのは無料でSEOの診断をしてくれるツールitomakihitode.jpです。これまでに紹介してきた,順位チェックツール,内部対策チェックツール,外部対策チェックツールのサマリーがひとつにまとまり,サイトのSEO対策の現状を概観することができます。それでは詳しく見ていきましょう。

図1がitomakihitode.jpのトップページです。ここに調べたいサイトのURLとキーワードを入力し[Check]]をクリックすると通常1分くらいで調査結果が表示されます。この調査結果は4つのセクションに分かれていますので順番に説明します。

基本情報と検索順位

図2 基本情報と検索順位

図2 基本情報と検索順位

調査結果の最初のセクションには,URL,キーワードに続いて,URLページの画面ショット,Yahoo!,Google,Bingの検索結果順位,そしてURLページの中の<title>, <meta>の内容が表示されています。この例は,LEDを使った看板制作をネット販売しているサイトひかりもの.jpの調査結果です。このサイトは「LED看板」というキーワードですでに検索結果の上位表示を達成しており,今後,⁠店舗看板」というキーワードを狙っていこうということで,このキーワードで調査をしてみました。

サマリー

図3 サマリー

図3 サマリー

このサマリー以降の3つのセクションが調査結果の詳細になります。そしてこのサマリーが,調査結果全体の概観となります。左側のレーダーチャートは,SEO対策の主要な要因を点数化し,マイサイトと検索上位10サイトの平均を比較できるように表現したものです。オレンジがマイサイトで緑が競合10サイトの平均です。このレーダーチャートによると,概ねオレンジ色のラインが緑色のラインの外側にあり,いい状態を保っています。しかし「キーワード比率」については競合に比べてかなり劣勢のようです。

右側には棒グラフがあります。これは対象ページの中に登場する主要なワードのトップ10を表しています。いちばん多く登場するのは「看板」というキーワードでページの中に21回登場しています。それに比べて「店舗」というキーワードは第8位で7回しか登場していません。レーダーチャートの「キーワード比率」が劣勢なのはこのためだと推測できます。

被リンク状況

図4 被リンク状況

図4 被リンク状況

ここでは上記レーダーチャートのうち「ページランク」⁠Yahooカテゴリ」⁠ドメイン年齢」⁠インデックス数」⁠被リンク数」⁠被リンクドメイン数」の具体的な調査値を表示し,上位10サイト平均と比較をしています。マイサイトが劣っている場合は赤字で表示されます。この例では,すべての項目が競合より優っておりいい状態であることがわかります。

なお被リンク状況をさらに深く調査したい場合は,被リンクチェックツール hanasakigani.jpを使います(当連載SEOツールを使いこなそう!(3)参照)⁠

内部状況

図5 内部状況

図5 内部状況

ここではページ内のキーワードの状況を調査計測してその値を表示しています。この例では,赤字の表示が多く見られます。つまり競合サイトに比べると対象キーワード「店舗看板」の出現数や出現頻度が少ないということです。このキーワードを意識したSEO対策はこれから行うとのことですので現状は仕方ありませんが,SEO対策の方向性として,特に「店舗」というキーワードの出現頻度を増やすことが効果的であろうと推測できます。

なおさらに詳しい内部状況の調査は,SEO内部チェックツール talabagani.jpを使います(⁠SEOツールを使いこなそう!(2)参照)⁠

以上が,SEO診断ツール「itomakihitode.jp」の説明です。このツールは弊社提供の他の無料SEOツールに比べて調査に負荷がかかるため利用回数に制限を設けています。具体的には,1日1回,合計5回までとしています。この制限を外した有料版もご用意していますのでぜひご利用ください。

参考サイト
SEO診断ツール itomakihitode.jp
http://itomakihitode.jp/

著者プロフィール

藤沢竜志(ふじさわたつし)

株式会社ディーボ 代表取締役社長

1964年大阪府出身。大阪大学基礎工学部情報工学科中退。大学在学中からソフトウェアベンチャーで仕事をはじめ、パッケージソフト製品の開発、マーケティングに従事。東京の食品流通業経営企画室で戦略情報システムを構築、米大手ソフトハウスのデータベース製品マーケティングマネージャー、ITソリューション営業を経て札幌へ移住。

1999年株式会社ソフトフロント開発担当取締役としてネットビジネスの共同開発を多数手がける。2001年営業担当取締役としてVolP、SIP技術ソリューション営業を担当、ヘラクレス市場への上場を経験。

2003年株式会社データクラフトの写真販売サイト(現イメージナビ)の事業責任者として画像検索エンジンの設計を行い、この頃からSEO対策に取り組み始める。

2005年株式会社ディーボ設立。SEO対策を技術面、運用面から研究。SEO対策は自社で行うべきという持論を持ち、現在はSEO対策のためのツールやサービスを開発し提供している。

著書に『即実践! SEO対策』がある。

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