WEB DESIGN WORKSHOP「正しいウェブデザイン」

第5回 User Navigation Flow「ユーザーナビゲーションフロー 」

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ウェブサイトの成功はいかにユーザーを誘導できるかにかかっている。様々な集客方法からユーザーが求めるコンテンツ,コンバージョンへと誘導することが確実な成果へと繋がる。プロモーション,ブランディング,コーポレート,どのようなサイトを作る際も,ユーザーがどのような理由(目的)でサイトを訪れ,コンテンツを閲覧し,目的のアクションを起こすのかを理解する必要がある。しっかりとした導線を引くためにはユーザーのナビゲーションフローを作成し,正しいサイトの設計を検証する必要がある。

効率的なナビゲーションフロー設計メソッド

より効率的に構築を行い,サイトで必要なナビゲーションフローを見失わないためにも,今回はメソッドに沿ったかたちでの設計方法を紹介する。このメソッドに合わせて設計を行うことでこれまで紹介してきたサイトのプロセスを踏まえた正しいサイトの設計が可能なのだ。

1:エントランス(訪問方法)のリストアップ

ユーザーがサイトを訪れる方法は様々だ。ユーザーが何をクリックしてサイトへ来たか,何を見てURLを入力したか,訪問方法をリストアップすることでユーザーをサイトへ誘導するための全ての入り口を網羅することができる。

訪問方法は大きく分けて二種類あり,「積極的に情報を求めるアクティブなもの」と,「能動的にサイトを訪れるパッシヴなもの」に分けることができ,それぞれの訪問方法に合わせたアプローチを行う必要がある。

ウェブサイトへの集客プランで立案した内容を踏まえ,サイトで想定される全ての訪問方法をリストアップし,「アクティブ」「パッシヴ」に大別する。

なお今回は,新製品のプロモーションサイトを例題とし,ユーザーナビゲーションフローを組み立てる 。

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2:エグジット(達成目的)のリストアップ

エントランス(訪問方法)のリストアップを行い,スタート地点を定めたら,ゴールであるサイトの目的や具体的なコンバージョン目標までの導線を引くために想定できるエグジットを全てリストアップする。

サイトの目的はウェブ上で完結しない可能性もあるため(店舗誘導など),目的達成に必要なコンバージョン方法をあらかじめ想定しておく必要がある(店舗誘導の場合はケータイクーポンの配布など)。

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3:ユーザーニーズ,イントレストのリストアップ

アクティブユーザーがサイトを訪れる際は具体的な問題解決を求めている。サイトコンテンツがユーザーに対して納得や満足感を与えるためには訪れたページ上でそれらのニーズ(問題)に対するソリューション(解決方法)を提供する必要がある。

また,能動的にウェブサイトへ訪れたパッシヴユーザーは明確な問題点や目的を抱えていないため,訪問後に何らかの興味を刺激するコンテンツが必要である。

すべてのユーザーをエントランスからコンテンツへと誘導するために,ユーザーが持つニーズ,ユーザーが持てるイントレストを全てリストアップする※1)。

※1
ユーザーニーズはアンケート,ヒアリング,サーチキーワード分析などから調査する。

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注意)
これらのニーズ,インテレストはチャート上で後ほど使用する。

4:サイトコンテンツのリストアップ

サイトの"エントランス","エグジット","ユーザーニーズとイントレスト"が定まれば,ウェブサイトに必要な流れが見えてくるはずだ。ユーザーのニーズに応えるコンテンツや,パッシブユーザーに興味を持たせ,コンバージョンへと誘導できるコンテンツを企画し,リストアップすることでユーザーを誘導できるサイト設計が見えてくる。

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注意)
サイトコンテンツをフローチャート上に配置する。

著者プロフィール

荻野英希(おぎのひでき)

FICC inc. 代表。ファッションブランドのアートディレクターを勤め,ウェブプロデューサーとして様々なブランドや企業のウェブプロモーションを手がける。デザインポータルAnotherbookmarkの運営や雑誌連載の執筆など,幅広い活動を行っている。

URLhttp://www.ficc.jp/

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