WebSig24/7通信

第2回今年も開校!WebSig1日学校2012――今年のテーマは「温故知新」

Webを創る、使う、愛する、すべてのオトナのための学校、WebSig1日学校の開催が今年も決定しました。

WebSig1日学校2012
http://1ds.websig247.jp/2012/

第3回目となる今回は10月6日土曜日。場所は昨年、一昨年に引き続きデジタルハリウッド大学八王子制作スタジオです。ご好評いただいた過去2回を経て、今年はより一層、本質論に迫ったテーマを取り上げます。

今回から数回にわたって見所について紹介していきます。

体育館での授業など、学校というシチュエーションを活かした授業が盛りだくさん
体育館での授業など、学校というシチュエーションを活かした授業が盛りだくさん

今年のテーマは「温故知新」

過去2回のWebSig1日学校では「社会・価値観の変化」⁠インターネット・Webの変化」⁠技術・グローバル経済の変化」にフォーカスした授業を行ってきました。また昨年は、東日本大震災という大きな出来事をきっかけに、改めて私たちの社会が転換期を迎えているという認識のもと、次の時代に向けて、何を捨て、何を引き継いで、どんな準備をしていくのかということについて深く考えました。

この流れを受け、学びをより深め、より本質に迫ることを目的に掲げた今年のテーマは「温故知新」です。

30年ほど前、日本の社会に登場したインターネットは瞬く間に一般化し、コミュニケーション、ビジネス、ショッピング、カルチャー……ありとあらゆる状況において、さまざまな変化をもたらしました。携帯電話の普及とともに流行した⁠帰るコール⁠⁠帰るメール⁠に姿を変え、本のネット通販が一般化したことによって街からは書店が次々と姿を消しています。これらはあくまで一例ではありますが、そんな、目に見える社会の変化により、その中で生活する私たちの価値観もまた確実に変化してきました。

情報技術の躍進に伴い、とくにWebを生業とする私たちは、これらの変化を受け入れながら、次々と新しい知識を取り入れ、それをアウトプットとして提供することが求められています。このような、新しいもの・コト・人を追うことはとても大切です。

しかし、WebSig1日学校では、あえて最新の技術やすぐに使えるTIPSではなく、自分たちの生活、仕事、ものづくり、その本質にあるものについて考えるために開校します。

「時代」⁠価値観」⁠人」という誰もが当事者になり得る観点から、Webを中心とした社会の中で変わること、変わらないこと、次の時代に引き継いでいくこと、捨てていくことを、さまざまなジャンルの第一線で活躍される10名の先生方と楽しく学んでいきましょう。

共通授業は佐々木俊尚先生

今年度の共通授業には、⁠当事者」の時代』⁠キュレーションの時代』などの著者として有名な佐々木俊尚先生をお迎えし、⁠帝国とノマド」というテーマでお話を伺います。情報革命によってグローバリゼーションが加速された社会が、今後、どのように変化していくのか、どの中で私たち個人がどのように生き延びていくのか、といった観点から、俯瞰的にお話していただきます。

今年は「社会・生活」「ものづくり」「ビジネス」の3クラス

昨年以上に、1つのコンセプトをより深めたいという思いから、今年度の1日学校では3つのクラスをご用意しました。

社会・生活クラス

情報化社会がもたらす社会変化、価値観変化について考えるクラスです。⁠個」としてのあり方や、日本、日本人ならではの感覚やポジションなどを知り、それらを私たちの仕事や生活に今後どう活かせるかということを扱う、本質論に特化した授業です。

担当は林千晶先生、荒井尚英先生、東浩紀先生です。

ものづくりクラス

これまでの⁠ものづくり⁠の考え方や技術を、Webでのものづくりにどう活かせるかについて考えるクラスです。

「エンジニアリング」⁠スキル・マインド」⁠有形・無形」⁠デザイン」などの視点において、ものづくりの本質を探ります。

担当は福田敏也先生、中川直樹先生、朴正義先生です。

ビジネスクラス

Webにまつわるビジネスに、今までのビジネスの考え方や技術を活かせるかにフォーカスを当てたクラスです。Webを1つのツール(場)として捉え、ビジネスの根幹となる「人」や、⁠マーケティング」⁠広告」⁠ブランド」などの視点から、これからのビジネスを考えていきます。

担当は中川淳一郎先生、鈴木由歌利先生、藤川真一先生です。

以上、今年も豪華な先生方に教鞭を執っていただけることとなったWebSig1日学校。ふるってご参加ください。

次回は各クラスの授業内容について、より詳しくご紹介します。

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