WebSig24/7通信

第10回WebSig1日学校授業の見どころ1~技術の進化がエンジニアのポートフォリオに関連していることが学べる先端授業

こんにちは、WebSigモデレータの「えふしん」こと藤川真一です。

今回は10/5に開催する「WebSig1日学校」の授業の見どころを紹介いたします。まだ絶賛参加者募集中につき、是非ご興味がありましたら、ご参加ください。

WebSig1日学校の設計思想について

WebSig1日学校にはたくさんの授業を用意していますが、WebSig1日学校は、PHPカンファレンスやRuby kaigiなどと違って言語仕様で話題を絞ることができませんので、各スピーカーにお願いするときに、共通となるテーマを設定しています。今回はあたりまえのWebというキーワードです。⁠あたりまえのWeb」が何を意味するのかは、第8回のWebSig代表の和田の記事を見ていただければと思うのですが、すごく簡単に言うと、Webがあたりまえになった今、Webを作るスキルだけでは自分を差別化できないし、Webが実現する世界にしっかり目を向けて、この先、何を意識していけばよいのか?!ということを、いろんな立場や役割の人と考えるイベントにしたいと思っています。

「あたりまえのWeb」時代で、身近なところで言うと、バカッターと呼ばれる冷蔵庫に入った写真や、鼻にお好み焼きのソースの入れ物をつっこむ写真がTwitterにアップされるなどが起きています。ネットに詳しい人たちでは想像もできないことが起きるし、しかも、ネットに詳しい人たちがいくらTwitterやブログで書いたところで相手に伝わらない。こういう流れは、⁠Webがあたりまえ」になったことと、スケールするSNSの構造上、情報伝達が分散しているので、うまく伝達されない上に、新しいユーザ層がスマートフォンで、動画や写真などを自由に発信できるようになったが故に起きていることだと考えます。トラブル自体は一過性の問題として捉えることはできるのですが、⁠あたりまえのWeb」を構成する顧客層の比率が変わってきていると捉えると、新しいビジネスチャンスであると考えるべきなのではないでしょうか?!

「あたりまえのWeb」の時代に起きることは、僕らの今までの常識だけで対応可能ではなくなる時代に入ると考えます。

そのWebサービスは本当に「あたりまえ」だったのか?

今回のテーマに含まれる「あたりまえのWeb」が指し示す言葉には、これまでやってきたことは正しかったのか、間違っていたのかは含まれていません。それは各授業の先生にお願いしたいと思っていまして、今回、そういう視点で紹介したいのは、gihyo.jpの読者にはお馴染みの和田裕介さん、通称yusukebeの授業を紹介したいと思います。

そのWebサービスは本当に「あたりまえ」だったのか?

いわゆるパカパカ携帯が主流だった頃。日本では未発売のiPhoneを電話だと言い張る写真を見て思いました。ダサい。しかし今やスマホとしてカマボコ板のような形であることは自明であります。このように時間と共にあたりまえが変わることはWebのサービスにおいても言えることでしょう。本授業では過去から現在を振り返りつつ、ちょっと先の未来のあたりまえになりそうなWebのサービス、制作行程、テクノロジー、文化、捉え方などを皆さんと一緒に考えていきます。

そのWebサービスは本当に「あたりまえ」だったのか?

今までのことは間違ってんだよ!と否定される感じなのかな。栄枯盛衰の激しいWebサービスを見直します。ゾクゾクします(笑)

また、最近Vagrantがプチバブル状態ですが、⁠継続的デリバリー」という言葉や、テストファースト、そしてgithubが出てきて以来いろんなことが動き始めたような気がしています。AWSで採用されてから一躍脚光を浴び始めたChefも含めて、さまざまな「生産管理ツール」⁠保守ツール」が、エンジニアのポートフォリオにまで影響している気がしてなりません。チームコラボレーションの視点のテクノロジーの進化の視点なども啓蒙してほしい、と期待しております。

クラウド登場で変化した受託案件と開発スタイルのRe-design~リソースの変化とテクノロジーの進化

技術の進歩がエンジニアのポートフォリオに影響を与えるという視点では、もう1名ご紹介いたしましょう。cloudbpackというAWSの構築/保守運用サービスのエバンジェリスト後藤和貴さんの授業です。

クラウド登場で変化した受託案件と開発スタイルのRe-design~リソースの変化とテクノロジーの進化

クラウド登場以前と以後ではWeb制作会社およびシステムインテグレーターを取り巻く環境は大きく変わってきています。それに伴いカバーすべき役割の範囲、準備すべき体制、そして他者との関わり方など、大きく変化が求められています。

今後も変化が続く一方で、この流れにうまく乗り続けられるよう自分のシゴト(役割)を再定義できるとしたらどんな風になるでしょう?Web制作会社での技術チーム推進とディレクション経験、またクラウド事業企画・提案などの経験を踏まえて、受託開発の新しいあたりまえについて考えてみたいと思います。

クラウド登場で変化した受託案件と開発スタイルのRe-design~リソースの変化とテクノロジーの進化

後藤さんは、AWSの公式コミュニティ「JAWS」ではおなじみの方ですが、僕が初めてお会いした時には、AWS黎明期のころで、ビジネス・アーキテクツという大手Web制作会社の取締役の方だったんですよね。気がついたら、クラウドの伝道師として、さまざまなAWS案件を裏で支えている立役者です。プロフィールを拝見すると、そもそもオラクルのエンジニアだったとのこと。

今回はAWSの話ではなくて、後藤さんのルーツであるSIや受託について語っていただきます。もちろん今、クラウドの伝道師と言うキャリアをお持ちの後藤さんの視点から語っていただくので、もし、今の仕事の未来に危機感を感じていて、これから変化をしていかないと!と思っている人は必見だと思います。

まとめ

今回、たくさんある授業の中から、2つほどピックアップして紹介いたしました。また次回の連載では、別の視点からWebSig1日学校の授業をピックアップしたいと思っています。

もしこれらの授業を聞きたい方は、是非10月5日に多摩の旧三本松小学校でお会いしましょう!

「ゆったりプラン 5,000円」というチケットが、すべての授業が聞けてお得なチケットになっております。

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