いま,見ておきたいウェブサイト

第44回 SIGMA SD1,UNIQLO LAB HEATTECH,Gap.com

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本格的な秋の到来を感じさせる朝晩の冷え込みで,毎年楽しみにしている紅葉の状況が気になり始めた今日このごろ,皆様いかがお過ごしでしょうか。今回も個人的に感じた,素晴らしいサイトの特徴をいくつかお話したいと思います。

積み重ねた10年の結晶

SIGMA SD1

2010年9月21日に株式会社シグマから開発が発表された,レンズ交換式デジタル一眼レフカメラのフラッグシップモデル「SIGMA SD1」のスペシャルサイトです。

図1 開発が発表された「SIGMA SD1」のスペシャルサイト

図1 開発が発表された「SIGMA SD1」のスペシャルサイト

「SIGMA SD1」は開発中のため,プレスリリースでも,決定しているスペックや特徴のみが発表されている段階です。そのためスペシャルサイトでは,このカメラの最大の特長かつアイデンティティーとも言える「Foveon X3 ダイレクトイメージセンサー」を熟成させてきた,株式会社シグマとFoveonによる10年に渡る共同作業とその実績を紹介しています。

図2 10年間に誕生した製品とその背景が紹介されていく

図2 10年間に誕生した製品とその背景が紹介されていく

「組み直し」で生まれる新たな表現

「Flash非対応デバイス」と聞けば,iPhoneやiPadなどを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。すでにiPhoneは全世界で約3000万台が販売されているのではないかという分析もあり,日に日に存在感を増しているこれらFlash非対応デバイスによるウェブサイトへのアクセス数は無視できなくなっています。このため,最近ではFlash非対応デバイス向けのコンテンツをしっかりと用意するウェブサイトが多くなってきました。

図3 縦に長くつながっていくコンテンツで時間の流れを表現

図3 縦に長くつながっていくコンテンツで時間の流れを表現

「SIGMA SD1」のスペシャルサイトで用意されているFlash非対応デバイスへのコンテンツは,上記で紹介したものと同じ内容でありながら,株式会社シグマとFoveonが積み重ねてきた時間の流れを縦への長いスクロールで見事に表現し,タッチスクリーンを使用したデバイスで閲覧しやすいように工夫されています。

今後,ウェブサイトにおけるコンテンツの表現方法も,デバイスの特徴を生かしたものへと変化していくでしょう。そしてコンテンツが組み直されたその時,今までにない新たな表現のかたちが生み出される可能性があると思います。閲覧デバイスの多様化に秘められた,これから生まれてくるウェブデザインやコンテンツを今から期待したいと思います。

著者プロフィール

Lançamento(ランサメント)

国内外のウェブサイトを日々紹介する Blog『Lançamento』を運営する,自称“フリーランスという名の無職”。目指すは“エクスペリエンスデザイナー”(O'REILLY『Web情報アーキテクチャ』11ページ参照)。2008年の“ジェフの奇跡的な残留”を目の前で見たサッカー好き。

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