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第45回 全日本剣道連盟 公式ソーシャルメディアリンク集,YouTube - tippexperience's Channel,instagr.am

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あなたはクマを撃ちますか?

YouTube - tippexperience's Channel

フランスの筆記具メーカーBICの修正用品ブランド「Tipp-Ex」のプロモーション,⁠YouTube - tippexperience's Channel』です。

図3 YouTubeを利用した修正用品「Tipp-Ex」のプロモーション

図3 YouTubeを利用した修正用品「Tipp-Ex」のプロモーション

credit:BUZZMANgrouekElegangz

プロモーションは,ハンターが自分のテントを荒らしているクマを見つけて銃で撃とうとするYouTubeの動画NSFW. A hunter shoots a bear! 』からスタート。動画の最後には「SHOOT THE BEAR(クマを撃つ⁠⁠DONT DON'T SHOOT THE BEAR(クマを撃たない⁠⁠」という2つの選択肢が表示されます。

図4 ⁠Tipp-Ex」修正テープで動画のタイトルが修正される

図4 「Tipp-Ex」修正テープで動画のタイトルが修正される

選択肢は『YouTube - tippexperience's Channel』へのリンクとなっており,結局,クマを撃てないハンターが動画の横にある「Tipp-Ex」の修正テープを手に取り,動画のタイトルが修正され,ユーザーに単語を入力することを促します。

図5 ユーザーの入力した単語に関連する動画が再生される

図5 ユーザーの入力した単語に関連する動画が再生される

ユーザーが単語(例:sings,jumps,dances,eats,drinksなど)を入力すると,単語に関連したクマとハンターの動画が再生されます。50パターン以上の動画が用意されていますので,いろいろな単語を入力して楽しんでみてください。

印象を残す仕組みを作る

過去にもYouTubeの動画を利用したプロモーションはありましたが,ゲームソフトWario Land: Shake It!や映画The Expendablesのように,動画を再生すると画面に変化が起き,ユーザーを驚かせるというものが主流でした。

『tippexperience's Channel』では,動画だけを見せるのではなく,ユーザーに具体的な単語を入力させていますが,この仕組みがプロモーションの肝となっています。

ユーザーは⁠入力した単語に関連した動画の再生を期待している⁠ため,自然と動画の視聴に集中し,ユーザーの印象に残りやすくなります。さらに「他の単語ではどうなるか」と試し始めるために,再生回数が増え,結果的にコンテンツの評判が広がる効果が高くなります。

ユーザーが強い興味を持ちながら動画を視聴する仕組みをどう作るのか。また,その仕組みがユーザーにどんな体験を提供してくれるのか。YouTubeを使ったプロモーションの今後の進化に期待したいと思います。

著者プロフィール

Lançamento(ランサメント)

国内外のウェブサイトを日々紹介する Blog『Lançamento』を運営する,自称“フリーランスという名の無職”。目指すは“エクスペリエンスデザイナー”(O'REILLY『Web情報アーキテクチャ』11ページ参照)。2008年の“ジェフの奇跡的な残留”を目の前で見たサッカー好き。