いま,見ておきたいウェブサイト

第60回 ヌードル食えスト,Intel® The Museum of Me,BÄTTRE SÖMN ÅT ALLA

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スッキリしない天気と湿度の高さに,暑いのも好きではないけれど,それでも早く梅雨明けしないかなと現実逃避している今日このごろ,皆様いかがお過ごしでしょうか。今回も個人的に感じた,素晴らしいサイトの特徴をいくつかお話したいと思います。

勝ち抜いて,伝説の国王となれ

ヌードル食えスト

日清食品のカップヌードル発売40周年を記念した,バトルロワイアル型プレゼントキャンペーンサイト『ヌードル食えスト』です。

図1 バトルロワイアル型プレゼントキャンペーンサイト『ヌードル食えスト』

図1 バトルロワイアル型プレゼントキャンペーンサイト『ヌードル食えスト』

プレイヤーはTwitterのアカウントを利用して,幻の大陸「ヌードリア」にある73の王国の国王を目指します。国王への挑戦は,3段階の単純な項目の選択で行われます。ユーザーには「ライフポイント」が設定されており,このポイントがゼロになると国王に挑戦できません。

図2 ユーザーは3つの試練を乗り越えて,国王を目指す

図2 ユーザーは3つの試練を乗り越えて,国王を目指す

国王となった後は,国王の証である「伝説の王杯」を挑戦者から防衛します。王杯の隠し場所を変更することも可能で,挑戦者から15回王座を守ることができれば,見事「レジェンド国王」となり,カップヌードル1ケース(20食入り)がプレゼントされるというルールです。

図3 国王の座を15回守れば,⁠レジェンド国王」となりプレゼントが受け取れる

図3 国王の座を15回守れば,「レジェンド国王」となりプレゼントが受け取れる

「ソーシャルゲーム」から学ぶこと

ウェブサイトにおけるユーザーの滞在時間を延ばすのは,ユーザーの興味が多様化する中,なかなか厳しい時代になっています。そうした中,ユーザーの持っている細切れの時間を積み重ねることで,滞在時間を補おうとする動きが増えています。

『ヌードル食えスト』で遊ぶためには「ライフポイント」が必要です。結果をツイートすることで「ライフポイント」を多少回復できますが,完全に「ライフポイント」が回復するまでには一定の時間がかかります。⁠ライフポイント」を回復させて挑戦を繰り返せば,必然的にユーザーのウェブサイトへの訪問回数が増え,滞在時間の合計も長くなります。

図4 結果をツイートすることで「ライフポイント」が回復できる

図4 結果をツイートすることで「ライフポイント」が回復できる

こうした時間の経過やアクションで,参加権利や体力などを回復させるシステムは,SNSと連動した「ソーシャルゲーム」でよく利用されています。そのうえ,有名な「ソーシャルゲーム」の多くは,時間のかかる回復を一瞬で行う"課金アイテム"を用意して,さらにユーザーをゲームにひきつけています。

こうした仕組みを取り入れたキャンペーンサイトは,今後も題材を変えながら,多数登場してくるのではないでしょうか。ユーザーの持つ貴重な時間を,どうしたらウェブサイトに向けてもらえるのか。まだまだ見たことのない,工夫をこらしたウェブサイトが登場してくることを期待しています。

著者プロフィール

Lançamento(ランサメント)

国内外のウェブサイトを日々紹介する Blog『Lançamento』を運営する,自称“フリーランスという名の無職”。目指すは“エクスペリエンスデザイナー”(O'REILLY『Web情報アーキテクチャ』11ページ参照)。2008年の“ジェフの奇跡的な残留”を目の前で見たサッカー好き。

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