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第69回 Codify,Diesel Denim Fall/Winter 2011,MahiFX

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街中で見かけはじめた色づく木々の葉だけでなく,実家から届いた宅配便の中身からも秋が感じられる今日このごろ,皆様いかがお過ごしでしょうか。今回も個人的に感じた,素晴らしいサイトの特徴をいくつかお話したいと思います。

iPadで楽しむプログラミング

Codify - iPad

iPad上でビジュアル表現に優れたインタラクティブなアプリが開発できるアプリ,⁠Codify」のウェブサイトです。

図1 本格的なプログラミングが可能なiPadアプリ「Codify」

図1 本格的なプログラミングが可能なiPadアプリ「Codify」

credit:Two Lives Left

「Codify」は,プログラミング言語Luaによって構築されたiPad用のコードエディタアプリです。アプリには再利用が可能なサンプルやプロジェクトが用意されており,ユーザーはそれらを利用してゲームなどの作品が作れます。また,iPadで使われているマルチタッチや加速度センサーなどの機能を利用したプログラムも書けます。

「Codify」のプロモーション動画

残念ながらApp Storeの制約事項のため,現在は「Codify」で作成したプログラムのエクスポート・インポート,作品の共有などの機能は備わってはいません。それでも,プロトタイプやデモの作成が可能な,魅力的なプログラム実行環境が,ようやくiPad上に整ったと言えるのではないでしょうか。

「つくること」に集中させる環境作り

筆者も日々の生活の中でiPadを使っていますが,その大半は「情報を消費する」時間になっています。テキスト入力などの簡単な作業はiPad上でも可能ですが,現在,主にPC上で行っている「何かをつくる」という作業は,まだまだ厳しいかなと感じています。

「つくること」が厳しい理由の一つには,各種アプリの機能が,iPad上で効率よく使えるよう最適化されていないことが挙げられます。制作に集中させるには,ユーザーが意識することなく,各種機能を効率よく活用できる仕組みが必要となるでしょう。

図2 ⁠Codify」では,エディタ上のさまざまな操作が,iPadに最適化されている

図2 「Codify」では,エディタ上のさまざまな操作が,iPadに最適化されている

「Codify」では,従来のコードエディタなら,英数字を入力して動きや色を一つひとつ指定しなければならないパラメータの数値を,タップ&ドラッグで簡単に変更できます。また,色や画像の選択もタップのみで終了します。こうしたiPadへの最適化によって,作業の効率化とユーザーが制作に集中できる環境を作り上げています。

さまざまなデバイス上で,機能の最適化による環境が整うことで,本格的に「つくる」ことを行うユーザーがどんどん増えるでしょう。これからPC以外のデバイスで制作され,今までにない個性的な作品が,私たちを楽しませてくれることを期待したいと思います。

著者プロフィール

Lançamento(ランサメント)

国内外のウェブサイトを日々紹介する Blog『Lançamento』を運営する,自称“フリーランスという名の無職”。目指すは“エクスペリエンスデザイナー”(O'REILLY『Web情報アーキテクチャ』11ページ参照)。2008年の“ジェフの奇跡的な残留”を目の前で見たサッカー好き。

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