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APIのユーザビリティ評価

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APIの使いやすさを定量的に評価する方法について,論文やブログなどを参照してまとめた記事です。

はじめに,Factoryパターンと素のコンストラクタのどちらが使いやすいかを,被験者を集めユーザビリティテストを行った論文を挙げています。結果はコンストラクタに軍配が上がり,別の論文による実験では,引数ありのコンストラクタより「引数なしのコンストラクタ+パラメータのアクセサ」のほうが使いやすいという結果が出ています。

続いてMicrosoftでのユーザビリティテストを紹介しています。Microsoftでは.NET APIの開発にあたりユーザビリティのテストを行い,その様子をビデオで録って公開しています。MicrosoftのSteven Clarke氏は自身のブログにてAPIのユーザビリティ評価の方法について解説しています。Clarke氏はさまざまな評価軸や分類手法を提示し,たった1つの抽象がすべてに当てはまることはなく,「ユーザに合わせた抽象が開発者にとって都合のよい抽象とは限らない」と主張しています。

記事の最後では,Microsoftのような大きな企業はAPIユーザビリティの評価にコストをかける価値はあるが,単なる一企業にはそこまでの労力を割くことはできないため,何かお手軽に評価する方法はないものだろうかと投げかけています。

なお,似たようなテーマでソフトウェアの設計について書かれた書籍『インターフェイス指向設計』(オライリー・ジャパン)が2008年5月に発行されています。

URLhttp://www.dodgson.org/omo/t/?date=20080517#p02

著者プロフィール

角田直行(かくだなおゆき)

普段はお仕事でPHPやJavaを使ってWeb開発をしています。一部でセレブエンジニアとか言われてますが,全然セレブじゃありません。

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