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Sunの8コアマシンで、45Gバイトのログの解析を各プログラミング言語でベンチマーク対決する「Wide Finder」

Sun Micro-sys-temsによる実験プロジェクトです。⁠マルチコアマシン上で最もパフォーマンスの高いプログラミングを行うには?」という目的により、Sun Fire T2000という8つのCPUを積んだマシン上で、45Gバイト、2億1,800万行ものアクセスログファイルを解析するプログラムをさまざまな言語で実装し、コード行数や計測時間を競います。

ベンチマーク結果が掲載されており現在最も速いのはC++で537行で実装されたもので、4分41秒かかっています。対して最も遅いのは78行のRubyコードで実装したもので、25時間25分もの時間を要しています。

ベンチマーク結果のページには各実装コードを参照するリンクがあります。たとえばRubyのコードを見ると、ほかに比べて極端に遅い結果になっている原因が、言語のせいではなく単にマルチコアをちゃんと活用できていない実装になっているからだということがわかります。

ちなみに私はこのプロジェクトを通じて、OCamlがとても速い(ベンチマーク結果ではC++に匹敵)ことと、FanというJava VMと.NET CLRの両方で動作するプログラミング言語が存在することを知りました。

URLhttp://wikis.sun.com/display/WideFinder/Wide+Finder+Home

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