濃縮還元オレンジニュース

Steve YeggeのGoogleとプラットフォームに関するぶっちゃけ話を訳した

Googleに勤めるハッカー、Steve Yegge氏がGoogle+に投稿した内容を翻訳したものです。Yegge氏は非常に長い文章を書くことで有名ですが、今回もかなりの長文で自社の悪しき体質について指摘しており、たいへん興味深く読み応えのある内容となっています。なお、本来この内容は社員のみに送信したつもりが誤って一般公開になってしまったものであり、現在は原文は公開されていません。記事は前編、中編、後編の3つに分かれています。

話はYegge氏が前職として働いていたAmazonとの比較から始まります。まず、Googleの企業体質はAmazonと比べて3つの欠点があるとしています(それ以外はすべてにおいて優れているそうです⁠⁠。そのうちの最も重要な1つであるプラットフォームについて、Googleはこれまでプラットフォームについて真剣に取り組んでおらず、Google+がプラットフォームを理解できていない良い例である、と指摘しています。また、プラットフォームを提供するにあたって重要な精神となる「Eat Your Own Dogfood」⁠販売する前に、自社で試してみろ)について、MicrosoftやApple、Facebookは体現しているがGoogleはまるでできておらず、貧弱なAPIしか提供できていない現状を嘆いています。

Yegge氏に言わせると先ほどのドッグフードの精神は「プラットフォームから始めろ。そしてそれを何にでも使え」と言い換えることができ、あとからプラットフォーム化するのは不可能に近いので、今すぐにでもこの問題に社員全員が気づいて始めなければならないと締めくくっています。

URLhttp://anond.hatelabo.jp/20111018190933

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