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2012年版、間違ったソフトウェアの売り方

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Alex Payne氏がブログで書いた、商用ソフトウェアに関する記事が話題になっていました。昨今では購入のプロセスが「最高に簡単(as easy ashumanly possible)」でなければお客さんはしびれを切らしてどこかに行ってしまう、として、こんな間違いが挙げられています。

  • 電話でのやりとりやオンラインセミナーを経ないと購入プロセスに進めない
  • トライアル版がすぐに試せない
  • Webサイトに価格がはっきり書かれていない
  • プロダクトの大事な情報がWebサイト内にHTMLで書かれておらず、PDF、Flash、Silverlight、ActiveXなどで提供されている
  • 連絡先情報を渡すとメールマガジンに自動で登録されてしまう
  • 詳しいプロダクトの動作について技術者に質問がしにくい。技術フォーラムがない
  • クレジットカード、PayPal、Google Checkout、Amazonペイメントなどで払えないこれは米国での例です。つまり、一般的な送金方法に対応していないことを意味しています)
  • 頼んでもいないのにスパム電話やメールがくる

海外ではエンタープライズソフトウェアでも、クチコミをうまく利用したり、Webサイトに営業をさせてプロダクトの魅力で勝負するといったサービスが増えてきています。成功例として紹介されたUrban Airship、Resumator、PagerDuty、Expensify、Duo Security、SkypeといったWebサイトも、英語で書かれていても製品のコンセプトや料金体系、申し込みプロセスがわかりやすく、きっと参考になるのではないでしょうか。

あなたの扱っている商用ソフトウェアに当てはまるものはありましたか?

URLhttp://al3x.net/2012/02/29/how-not-to-sell-software-in-2012.html

著者プロフィール

安藤祐介(あんどうゆうすけ)

数年間米国でのアフィリエイトサービスの開発に参加後、帰国。下北沢オープンソースCafeに出没しつつRedmineをCakePHPに移植するCandyCaneなどのオープンソース活動に従事。

Twitter:yando

小倉純也(おぐらじゅんや)

フリーランスのWebプログラマー生活を経て、QNYP,LLC.を創業しました。秋葉原を拠点にRails、Heroku、グラフDBを駆使したWebサービスを開発中!

Twitter:junya

マクラケン直子(まくらけんなおこ)

東京在住。サンフランシスコにあるブログサービススタートアップのアジア圏担当。最近は韓国語などのl10nプロジェクトサポートをやってます。

Twitter:naokomc

溝畑考史(みぞはたたかし)

米国New York在住、Social mediaな米国startupでFrontend engineerをしています。趣味はマラソンを走ること。最近は画像最適化ツールのsmush.pyをgithubにて開発中。

Twitter:beatak

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