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GitHub直伝Pull Request活用の3つのコツ

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GitHubの特に重要な機能である「Pull Request」の活用方法についてGitHub社内でのノウハウが公式ブログの記事になっていました。

GitHubのメンバーが行った講演などでもPull Requestの重要性は何度も言及されてきています図1⁠。修正したコードの取り込みを依頼するだけならすぐにでも使えそうなPull Requestですが、記事では次の3つのコツを挙げています。

Pull Requestはなるべく早く起こす
Pull Requestは機能についての意見交換をする良いきっかけになる。コードの修正が終わっていなくてもなるべく早くPull Requestをすることで、最後にまとめてフィードバックをするのではなく発展的なコメントができる
Pull Requestはブランチからブランチで
GitHubでは誰もgithub/githubのForkを持っていない。同じリポジトリのブランチ同士でPull Requestを行っている
Pull Requestはmergeされなくてもよい
Pull Requestは簡単に起こして、フィードバックを得たりブランチ上の進捗を追跡できる手段である。もしアイデアの中に良くない部分があればmergeせずにPull Requestを閉じればよく、GitHubでもいつもそうしている

Web上の反響ではなんと半分以上の人がすでにGitHubを仕事に活用しているとのことで、業務の中でPull Requestを活用する人も増えてきていると思います。しかしながら「Forkを作らないこと」「コード修正が終わる前のPull Request」などについては感心した人が多かったようです。

図1 Zach Holman氏による発表「How GitHubUses GitHub to Build GitHub」の一部
図1 Zach Holman氏による発表「How GitHubUses GitHub to Build GitHub」の一部

URLhttps://github.com/blog/1124-how-we-use-pull-requests-to-build-github

著者プロフィール

安藤祐介(あんどうゆうすけ)

数年間米国でのアフィリエイトサービスの開発に参加後、帰国。下北沢オープンソースCafeに出没しつつRedmineをCakePHPに移植するCandyCaneなどのオープンソース活動に従事。

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小倉純也(おぐらじゅんや)

フリーランスのWebプログラマー生活を経て、QNYP,LLC.を創業しました。秋葉原を拠点にRails、Heroku、グラフDBを駆使したWebサービスを開発中!

Twitter:junya

マクラケン直子(まくらけんなおこ)

東京在住。サンフランシスコにあるブログサービススタートアップのアジア圏担当。最近は韓国語などのl10nプロジェクトサポートをやってます。

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溝畑考史(みぞはたたかし)

米国New York在住、Social mediaな米国startupでFrontend engineerをしています。趣味はマラソンを走ること。最近は画像最適化ツールのsmush.pyをgithubにて開発中。

Twitter:beatak

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