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平凡なデザイナにはありがたいフラットデザインという流行

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最近流行りのフラットデザインについて経験豊富なデザイナたちがさまざまな意見を表明するのを見かけますが、UX(User Experience)指向のプロダクトマネージャーを自認するJonathan Libov氏がちょっとおもしろい見方をしていました。同氏はこれまでデザインを学んだ経験がないそうですが、この2年間に2つのアプリケーション、2つのサイト、いくつかの小さなデザインプロジェクトを手がけてきています。

そんなLibov氏から見たフラットデザインは「Photoshopの機能をできるだけ使わずにUI(UserInterface)を質素かつ厳格なミニマリズムのレベルに落とし込む必要があるもの」であり、グラデーションや影、テクスチャ、パターンといった同氏が苦手なものをほとんど使わずにデザインできると言います。平凡なデザイナにとってもそれなりに見栄えの良いデザインが容易に行えるのでフラットデザインという流行はありがたい、とも。

その一方で、フラットでかつ飛び抜けてすばらしいデザインを行うのは従来よりもさらに難しいだろうとも書いており、そういう意味ではハードルが高い流行でもあるわけですが、それでもLibov氏は次のような言葉で楽観的にこの流行を楽しんでいるようです。

デザインを学んだことがなく、偉大なデザイナでもないのなら、フラットデザインという流行を堪能しようじゃないか。再び装飾的なデザインに向けて揺り戻しが起きたら、デザインの初心者がそこそこのデザイナになるのはまた難しいことになってしまうのだから。

URLhttp://whoo.ps/2013/05/12/at-design-is-great-for-mediocre-designers-like-me

著者プロフィール

安藤祐介(あんどうゆうすけ)

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