JavaによるGoogle App Engineクラウドプログラム開発

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サンプルの実行

デプロイが完了したら,クラウド環境での動作確認を行います。動作確認はGAEのトップページ右上Getting Started図22「Sign up」をクリックすると,サインイン図23が表示されるので。そこからパスワードを入力して管理者画面図24を表示します。ただし,2回目からはサインイン画面は表示されず,直接図24の管理者画面が表示されます。

図22 サインアップ

図22 サインアップ

図23 サインイン画面

図23 サインイン画面

図24 管理者画面

図24 管理者画面

図24の管理者画面では7つのアプリケーションが登録されており,中央のCurrent Versionで指定されているバーションが外部インターネットに公開されています。いま登録したのはcyersample1のバージョン9ですので,登録したプログラムは外部には公開されておらず,またこの画面からアクセスすることもできません。

デプロイしたプログラムの動作確認を行うためには,図24の画面で「cyersample1」をクリックします。

図25 cyersample1のダッシュボード画面

図25 cyersample1のダッシュボード画面

cyersample1のクリックで,図25のようなcyersample1のダッシュボード画面に表示が変わります。次にこの画面で左メニュー下部の「Versions」をクリックします。

図26 cyersample1のVersions画面

図26 cyersample1のVersions画面

Versionsのクリックで,cybersample1のすべてのバージョンが表示されます図26)⁠いま登録したのはバージョン9で,Versionsに⁠(deployed 0:18:24 ago) ⁠と表示され,18分24秒前に登録されたばかりであることがわかります。

この画面上でVersion9のLive URLのリンクをクリックすると,デプロイしたプログラムの動作確認を行うことができます。なおcyersample1のバージョン6まではPythonのプログラムです,このように同じAplication IDで,異なる言語のプログラムをバージョンを変えて混在させることができます。

図27 GAEクラウド環境での画面表示

図27 GAEクラウド環境での画面表示

図26からのリンククリックで図27の画面が表示され,gusetbookServletのクリックでローカルでの実行と同様に表示が変わり,GAEのクラウド環境でも正常に動作することが確認できます。

以上でGAE for Javaの環境設定からデプロイまでの手順は終わりです,手続が多いようにも見えるかもしれませんが,実際に行ってみると意外に簡単にデプロイできると思います。

ただし今回のアナウンスはあくまでも「An Early Look at」で,他のサンプルを見てもまだPython版ほど整理がされていないようにも見えます。また,Googleのサイトにも今回はまだ開発の途中であり,ユーザからのインプットを切望している旨が記載されています。GoogleがGAE for Javaの完成度をどのように高めていくか注目したいところです。

著者プロフィール

清野克行(せいのかつゆき)

慶應義塾大学工学部電子物理専攻卒。日本IBM,日本HPなどにおいて,業務系/基幹業務系システムのSE/マーケティングおよび,分散アプリケーション&イントラネットによる社内業務システム開発などに携わる。現在は,Ajax/クラウド/Web 2.0関連の書籍執筆/セミナー講師/ソフトウェア開発/コンサルティングなどを行っている。
情報処理学会会員。

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