学生はアイデアだけで賞金30万円を目指せる!「2013TSPAA」オリエン

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登場したてのWindows 8アプリも狙い目,学生向けプログラムも

続いて,⁠Windows 8アプリ開発体験を語る」として,日本マイクロソフトのWindows 8エバンジェリストである渡辺弘之氏,Microsoft Student Partnersフェローである慶應義塾大学の高橋せんべいさん,同じくMicrosoft Student Partnersフェローである慶應義塾大学大学院の萬屋宇人さんの三人が登壇しました。

渡辺氏はWindows 8の概要を説明した後,Windows 8がすでに4000万ライセンスを突破するなど世界的にも急激に浸透し続けている反面,誰でもアプリを公開できる「ストア」のアプリ登録数はまだまだ少なく,Windows 8アプリを作成,公開すれば「目に止まりやすい状態」であり,世界に向けて発信できる。10万ダウンロードも夢ではないとして「ぜひWindows 8アプリを開発して欲しい」と述べました。

さらに,日本マイクロソフトの学生向けプログラム「Microsoft Student Partners」についても説明し,⁠Facebookページからメンバー登録できるので,ぜひ見てください」とアピールしました。

続いて,高橋さんがWindows 8アプリを5分で作るライブコーディングに挑戦。⁠Visual Studio」を使用して実際にアプリを作成しました。なお,学生は無料で「Visual Studio」を使うことができます。高橋さんはコピペを駆使するという「裏技」を使いながらもほぼ5分でアプリを完成させ,会場を沸かせました。

一方,萬屋さんは自作の「フラッシュ暗算」アプリを公開,身近な遊びをアプリにしたかったとして,難易度を自由に設定できるようになっていました。実際に会場の参加者にフラッシュ暗算の問題を出し,正解した人にその場でプレゼントを進呈しました。

日本マイクロソフトの渡辺氏,慶應義塾大学の高橋さん,慶應義塾大学大学院の萬屋さん

日本マイクロソフトの渡辺氏,慶應義塾大学の高橋さん,慶應義塾大学大学院の萬屋さん

実践! 企画応募フォームの書き方

続いてエキサイトのスマートフォン推進室プロデューサーであり,⁠2012TSPAA」の最優秀賞受賞者でもある小島靖彦氏が登壇し,⁠今年のテーマの切り口と企画応募フォームの記述の事例紹介」というセッションを行いました。エキサイトではOSにかかわらずスマートフォンの企画をしており,代表的なアプリには「エキサイトニュース」「エキサイト英語翻訳」などがあります。小島氏が担当するアプリはエンタメ系が多く,⁠女子トピ」「Smile by Inoue Takehiro」⁠⁠チャンネルガイド-東京事変」などがあるといいます。

小島氏は昨年の2012TSPAA最優秀賞を受賞した「東京スカイツリー LIGHT UP TOKYO」のプロデューサーを務めました。チーム体制は小島氏のほかデザイナー1名,エンジニア1名,サポート要員1名であり,エンジニアとサポートは入社1年目という状態で,実質3.5名程度だったといいます。開発は2011年12月中旬からスタートし,年内はまだ建設中であったスカイツリーの調査で終わったといいます。2012年1月初旬から本格的な開発がスタートし,1月末にはデザインが完了,2月13日の締切当日17時にapkファイルを提出しました。

小島氏は応募シートになぞらえて受賞アプリについて紹介していきました。まず「タイトル」「このアプリをひと言で表すと」では,⁠東京スカイツリーを自分色に染められる夢たっぷりのアプリです」と記載しました。ちなみに昨年の東京スカイツリーのテーマは「東京スカイツリー開業を,より多くの方にお祝いいただき,楽しみ,訪れていただくためのアプリ」だったといいます。

「概要」では,オリジナルのライトアップデザインを楽しめること,プレビューで確認できること,実際の風景と重ね合わせられること,気に入ったライトアップデザインはギャラリーに保存して再編集が可能であること,操作がシンプルなことなどを記載しました。

なお,本アプリのためにスカイツリーのプラモデルを購入,制作したり,東京スカイツリーの公式サイトはもちろん,採用されたLEDのメーカーであるパナソニックのサイトもくまなくチェックしたといいます。

2012TSPAAの最優秀賞受賞者である
エキサイトの小島氏

2012TSPAAの最優秀賞受賞者であるエキサイトの小島氏

さらに「アピールポイント」⁠画面遷移またはサイトマップ」⁠使用する主なサービス」⁠プラットフォーム」⁠特記事項」の説明を行い,今回のテーマについて紹介しました。今回は主催者部門として「オリジナルLife Timeアプリ」⁠懐かしのレトロゲーム」⁠The APP APEを使ったゲームアプリ」⁠企業部門としてANAの「⁠旅』をテーマにお子様や親子で遊べて楽しめるアプリ」⁠WWFジャパンの「WWFが推奨するエコラベルの付いた商品を,知らせるアプリ」⁠明治の「明治のおかしをテーマにした,楽しいアプリ」の6テーマとなっています。小島氏はこれらについても説明やアイデアのポイントを紹介しました。

アプリにはぜひ,ソーシャルな要素を

最後に登壇したのは,ニワンゴの代表取締役社長である杉本誠司氏。⁠ニコニコ動画の未来戦略」としてセッションを行いました。杉本氏は,アプリもWebサービスであるという視点でユーザとサービスの指向性について話しました。現在は「あり得ないことがネットで成立する時代に突入した」として,ネットには世の中を変える可能性が十分にあるとしました。例えば,11月29日に開催された「ネット党首討論会」では,現役首相をはじめとする10政党の代表が一堂に会し,ネット番組で討論を展開しました。ネットの来場者数は146万人を超え,ニコニコ生放送最多を記録しました。⁠ニコニコ6年間の歴史の中で,最大の来場者数が政治コンテンツで記録された」と杉本氏は強調します。

また,ニコニコ動画,ニコニコ生放送は,個人や団体,企業,メディアなどが提供する「コンテンツ」が,オンラインでユーザを巻き込んでくソーシャル性が特徴であると説明しました。同様に,アプリにはソーシャル性を入れておくことも重要であるとし,⁠みなさんはプランナーでありプログラマーなのです」と呼びかけました。

ニワンゴの杉本氏は,ニコニコの
サービスを軸にアプリが目指すべき
ものを説明

ニワンゴの杉本氏は,ニコニコのサービスを軸にアプリが目指すべきものを説明

さらに,ニコニコのユーザは単体マス構造ではなく,セグメント複合体による構造。つまり,ユーザは分断された縦割り社会であり,12のセグメントがあれば12の文化,言語がある。アプリを制作する場合には,全体にリーチするのか,セグメントにリーチするのかを意識すべきとしました。

杉本氏は「情報発信は自己重視であり,自己認識を満たす機会。それをアプリ化,サービス化したのがニコニコです」として,利用者にとってアプリが幸せになれる場所,そこまでいかなくても「うれしい」のレベルでもいいので,それを提供できるアプリを目指してくださいとセッションを締めくくりました。

なお,今回のオリエンテーションの様子はTSPAAのサイトで順次公開されていく予定です。

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URL:http://www.tspaa.jp/
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