プログラマのためのFlash遊び方

第1回 無料でFlash作りに挑戦!Flex 3 SDKを導入してみよう

この記事を読むのに必要な時間:およそ 4 分

Flashを表示してみよう

できあがったHelloWorld.swfを試すには,HelloWorld.swfをブラウザにドラッグアンドドロップしてみるのが簡単です。Flash Player 9以上がインストールされていれば,次のように表示されるはずです。

ブラウザプレビュー

このSWFファイルを自分のブログやホームページに貼り付ければ,Flashとして公開したことになるわけです。

ただし,Flex 3 SDKで作成したFlashを表示するには,Flash Player 9が必要です。Flash Player 9の普及率は95%を超えているため,通常はあまり気にする必要はないと思います参考資料)⁠

よりよい開発環境のために

以上で一通りの環境は整いましたが,残りのスペースを利用してお薦めの設定や環境をご紹介いたしましょう。

ドキュメントのダウンロード

Flex 3 SDK自体にはドキュメントが付属していません。以下の場所から参照できます。

頻繁に利用するのが,Adobe Flex 3リファレンスガイドというリファレンスです。ActionScript3.0やFlex3で利用できるクラスの情報が網羅されています。

ActionScript 3.0の使い方を基礎から学習する場合には,ActionScript 3.0のプログラミングも有用でしょう。

デバッグ版プレーヤー

Flash開発を行うにあたっては,デバッグ版のFlash Playerを導入しておくとよいでしょう。実行時の例外を検知できる,trace()関数でログ出力できる,などのメリットがあります。

デバッグ版プレーヤーのインストーラはFlex 3 SDKのruntimes/playerフォルダに入っています。Flash Playerがバージョンアップした際には,Adobe Flash Player Support Centerから最新のデバッグ版プレーヤーをダウンロードできます。

なお,trace()を有効にするためには,mm.cfgファイルを作成する必要があります。詳しい手順はデバッガ版のFlash Playerの構成をご覧ください。

コンパイルの高速化

mxmlcでのコンパイルは待ち時間が長いため,イライラする方も多いのではないでしょうか。Flex 3 SDKには,コンパイルを高速化するfcshという実行ファイル含まれています。fcshも有用なのですが,筆者はfcshを自動化するツールrascutの導入をお薦めします。

rascutは,ソースコードのタイムスタンプを監視しており,ファイルが書き換わった瞬間にfcshを利用して高速にコンパイルを行います。さらに,コンパイル完了後に,自動的にブラウザをリロードする機能もそなえているため,ソース修正から確認までがワンステップで実現できます。一度経験すると離れられなくなるぐらいに便利です。

紙面の都合上,導入手順は割愛しますが,詳しくは私のブログの記事ActionScriptやるなら入れとけ。rascut導入と使い方。を参照ください。

Flex Builder 3

GUIでの開発に慣れている方にはEclipseベースのFlex Builder 3がお薦めです。入力支援やデバッガ機能などがあるため,勉強し始めの初心者にとっても大きな味方になってくれることでしょう。

Flex Builder 3は有償ですが,期間限定の無料体験版もありますので,興味のある方は試してみてください。

Flex 3 SDKのオープンソース化

Flex 3 SDKの公開に伴い,Flex SDKの大部分がオープンソース化されました。コンパイラやデバッガのソースコードもMozilla Public Licenseの元で公開されています。興味のある方はAdobe Open Source 内のGet Source Code - Flex SDKからソースコードを入手してみてください。

次回予告

次回からはいよいよ実践編です。ActionScript 3.0を利用して,簡単な図形を描くところから始めていく予定です。

著者プロフィール

最田健一(さいたけんいち)

有限会社 CO-CONV勤務のプログラマ。京都在住の京都好き。趣味で ActionScript 3.0やFlex 2を触っていたら,いつの間にか仕事でも使うことになっていた。個人ブログは「てっく煮ブログ」。

URLhttp://tech.nitoyon.com/