Flashのフレームワーク「Progression3」を始めてみよう!

第3回 Progression3に用意されているコマンドとキャスト

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DoTween,DoTweenerコマンド

DoTween,DoTweenerコマンドは,イージング動作を提供してくれるコマンドクラスです※1)⁠DoTweenコマンドはfl.transitions パッケージ,DoTweenerコマンドはTweenerというActionScriptのライブラリの機能を提供してくれます。

特に,DoTweenerコマンドは,元となるTweenerがフィルターやカラーショートカットにも対応し非常に高機能で,多くの場面で活用できます。

以下に,1秒かけて座標(100,100)へ移動するための記述例を示します。

DoTweenコマンドの例

リスト9

addCommand(
new DoTween( _object, { x:100, y :100}, Regular.easeOut, 1000 );
)
DoTweenerコマンドの例

リスト10

addCommand(
  new DoTweener(_object,{ x:100, y :100,transition: " easeOutExpo ",time:1 });
)
※1
DoTweenerコマンドは,Progression3よりTweenerのバージョン1.31.70が採用されているため,フィルターやカラーショートカットを利用する際はイニシャライズの処理が必要となりますので,注意してください。
カラーショートカットを使用する際の例:
ドキュメントクラスにimport caurina.transitions.properties.ColorShortcuts;とインポート文を書き,ColorShortcuts.init();を記述します。

Propコマンド

Propコマンドは対象オブジェクトのプロパティを設定するコマンドクラスです。一度に大量のプロパティを設定する場合や,コマンド実行内でプロパティの変更を行いたい場合に便利な機能です。

以下に,座標(100,100),透明度0の状態にしておいて,1秒かけて座標(200,200)に移動し透明度を不透明に変化させる場合の記述例を示します。

リスト11

addCommand(
  new Prop(_object,{x:100,y:100,alpha:0}),
  new DoTweener(_object,{x:200,y:200,alpha:1,time:1})
)

LoadURLコマンド

LoadURLコマンドは,XMLファイルやテキストファイル等の外部ファイルを取得するために使用するコマンドクラスです。このコマンドクラスに当該ファイルのURLRequestインスタンスを指定するだけで,簡単に外部ファイルが取得できます。

コマンド内で以下のように記述します。

リスト12

addCommand(
  new LoadURL (new URLRequest( "当該ファイルのURL" ))
)

取得したデータは自身のdataプロパティ,コマンドクラスのlatestDataプロパティで取得します。

リスト13※2

addCommand(
  new LoadURL (new URLRequest( "当該ファイルのURL" )),
  function():void{
    trace( this.latestData ); //コマンドクラスのlatestDataプロパティを参照
  }
)
※2
ここで,コマンドの中にfunctionが登場していますが,この例のようにコマンドに直接functionを登録することが可能です。今回の場合,function内のthisが当該コマンドの参照となるので,コマンドクラスのlatestDataを取得するために,このような記述をしています。

また,bytesLoaded,bytsTotalといったプロパティを持っていますので,ロード最中の処理を簡単に実装することも可能です。

LoadChild,LoadChildAtコマンド

LoadChildコマンドは,表示リストに指定したURLのswf,JPEG,GIF,または PNGファイルを追加するためのコマンドクラスです。LoadChildAtコマンドは,LoadChildコマンドにAddChildAtコマンド同様,表示リストの指定インデックスにswfファイルを読み込みます。

コマンド内で以下のように記述します。

リスト14

addCommand(
    new LoadChild(コンテナ,new URLRequest( "当該ファイルのURL" ))
)
addCommand(
    new LoadChildAt(コンテナ,new URLRequest( "当該ファイルのURL" ),表示インデックス)
)

以上,コマンドクラスの紹介でした。使いこなすことが出来ると非常に便利ですので,是非色々触ってみてください。

著者プロフィール

楢山哲弘(ならやまのりひろ)

3年前に上京してきた北海道出身のFlasher。

開発スピードを上げるため,Progressionに傾倒中。そのため,ブログではProgressionについての言及が多くなっている。

URLhttp://narayama.heteml.jp/