組み合わせテストをオールペア法でスピーディに!

第2回 PICTの基本的な使い方

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PICTで日本語を扱う

PICTはモデルファイルに日本語が含まれていると,そのままではエラーとなる場合があります。そのため,PICTで日本語を扱うには工夫が必要になります。

(1)文字コードに日本語EUCを使用する

PICTが対応している文字コードはANSIUnicode(UTF-8)およびEUCのみです。日本語を扱いたい場合はモデルファイルの文字コードにEUCを使用する必要があります。「秀丸エディタ」など,文字コードを指定することのできるエディタを使用し,作成したモデルファイルを保存する際に,文字コードをEUCで保存してください。一度EUCで保存すれば,その後で上書き保存してもEUCで保存されます。

(2)全角のスペースは使わない

全角のスペースは使わないでください。スペースは必ず半角を使うようにしてください。全角モードのときに半角スペースを入力するには,Shiftキーを押しながらスペースキーを押します。全角のスペースを使うとエラーになる場合があります。この場合,エラーメッセージは出るのですが,エラー原因がわかりづらく,原因を突き止めるまでに時間がかかってしまうことがあります。くれぐれも全角スペースは使わないようにしてください。

(3)生成された組み合わせはファイルに出力する

コマンドプロンプトのウィンドウ内に表示された組み合わせに日本語が含まれていると文字化けします。図3のように標準出力にファイルを指定することで,生成結果をファイルに出力することができます。そのファイル内容をエディタで見るようにすれば,文字化けせずに見ることができます。

(4)Excelで開く場合は文字コードをシフトJISにしておく

ファイルに出力したテストケースをExcelで開く場合はそのままでは文字化けしてしまいます。これは,Excelがファイルを開く通常の方法では文字コードEUCに対応していないためです。Excelで文字化けしないで開くためには,エディタでいったんファイルの文字コードをシフトJISに指定してセーブする必要があります。

ここまで読んで,使いにくいと感じられた人もいるかもしれません。でも心配はご無用です。簡単にPICTを使いこなす方法については,本特集の第6回で説明する予定です。

次回は,具体例を用いてPICTの詳しい機能説明を行います。

著者プロフィール

鶴巻敏郎(つるまきとしろう)

岩崎通信機株式会社でビジネスボタン電話機,構内PBXなどのソフトウェア開発を担当。

デジタルコードレス端末(PHS)のソフトウェア開発を経て,2002年より岩通ソフトシステム株式会社に出向。以来,統合テストを中心に組込み系機器のテスト業務にあたる。

URLhttp://www.iwass.co.jp/index.html