自分好みのガジェットを作る! Windowsサイドバーガジェット作り入門

第5回 ガジェットの設定周り,ドッキング,デバッグ

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Visual Studioを利用したデバッグ

サイドバーガジェットのデバッグを行うためのデバッガとしてVisual Studio 2003/2005を利用することもできます。

Visual StudioのIDEを使った場合,C#などのデバッグと同様に変数を覗くことやステップ実行などを簡単に行えるのが利点で,デバッグするなら一番オススメですが,Visual Studioを必要する点で若干難易度が上がります。また,残念ながらExpress Editionではアタッチできないためデバッグできません。

それでは,Visual Studio 2005を利用したデバッグ方法を説明していきます。

Visual Studioでデバッグするには,あらかじめInternet Explorerのスクリプトのデバッグを有効な状態にしておく必要があります。スクリプトのデバッグを有効にするにはInternet Explorerの「ツール」メニューから「インターネット オプション」を開いて「詳細設定」タブを選択します。中ほどに「スクリプトのデバッグを使用しない(その他⁠⁠」というチェック項目があるのでチェックをはずした状態にして「OK」で保存してください。

図7 ⁠インターネット オプション」「詳細設定」タブを選択して,項目「スクリプトのデバッグを使用しない(その他⁠⁠」のチェックをはずす

図7

ここで一度,念のためにサイドバーを再起動します。再起動はタスクバーの通知領域のアイコンから終了し,スタートから再度立ち上げましょう。

そしてVisual Studioを立ち上げます。立ち上がったらそのままメニューから「デバッグ」「プロセスにアタッチ」を選択します。

図8 メニューから「デバッグ」「プロセスにアタッチ」を選択する

図8 メニューから「デバッグ」の「プロセスにアタッチ」を選択する

アタッチするプロセスを選択するための「プロセスにアタッチ」ダイアログが開きます。

図9 ⁠プロセスにアタッチ」ダイアログ

図9 「プロセスにアタッチ」ダイアログ

このとき「アタッチ先」「自動: (選択項目によって異なる)」または「スクリプト コード」となっていることを確認します。もしどちらでもない場合「選択」ボタンを押して「コードの種類の選択」ダイアログで「デバッグするコードの種類を自動的に判断する」を選んでおきます。

そして「選択可能なプロセス」というプロセスの一覧をみてみます。この一覧からsidebar.exeというプロセスを探し,選択してください。複数存在する場合はShiftキーを押しながら選択することで複数選択できます。

図10 Shiftキーを使えば複数のプロセスを選択できる

図10 Shiftキーを使えば複数のプロセスを選択できる

プロセスを選択したら,ダイアログ右下の「アタッチ」ボタンをクリックしてダイアログを閉じます。

ダイアログを閉じるとVisual Studioが若干デバッグ中っぽい表示に変わります(デバッグツールバーやウォッチウィンドウなどが表示されたりします⁠⁠。

図11 Visual Studioのデバッグモード

図11 Visual Studioのデバッグモード

そしてこの状態でガジェットのソースコードを開きます。開く方法はどのような方法でもかまいません(ドラッグアンドドロップや開くダイアログなど⁠⁠。

著者プロフィール

沢渡真雪(さわたりまゆき)

普段はASP.NETやPerlでWebアプリケーションを書くのが主。興味の向きはWindows一般から.NET Framework,Perl(Plaggerとか)やMac OS Xなど。

URLhttp://www.misuzilla.org/