自分好みのガジェットを作る! Windowsサイドバーガジェット作り入門

第5回 ガジェットの設定周り,ドッキング,デバッグ

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試しにwww.misuzilla.org/dist/gadgets/vistaface/>VistaFaceでデバッガを利用してみたいと思います※2⁠。なおVistaFaceは既にサイドバーに追加していますが,ガジェットは後からでも追加はできます。

※2
本当は,前回作成したWikipediaSearchガジェットでお見せしたかったのですが,JavaScriptとHTMLが分離していないとうまくいかないようだったので,今回はVistaFaceでデバッグしてみます。ソースコードはVistaFaceをインストールするかサイトからダウンロードしてzip形式として展開してみてください。

ソースコードを開くという話でしたのでメインとなるJavaScriptを覗いてみることにします。VistaFaceのメインのコードはVistaFace.gadget\common\js\vistaFace.jsですので,このファイルを開きます。

デバッグといえばブレークポイントですよねということで早速止めてみます。止め方というかブレークポイントの設定方法はC#やVB,など普通のVisual Studioと同じようにコードの横をクリックして設定できます。

図12 VistaFaceのメインコードであるvistaFace.jsのデバッグ(ブレークポイントの設定)

図12 VistaFaceのメインコードであるvistaFace.jsのデバッグ(ブレークポイントの設定)

そしてこのコード行を通過しようとすると,ブレークポイントに引っかかり一時停止します。

図13 VistaFaceのメインコードであるvistaFace.jsのデバッグ(実行時)

図13 VistaFaceのメインコードであるvistaFace.jsのデバッグ(実行時)

ほかの言語と同じように,ステップ実行や実行位置の変更などが可能です。ただし残念ながら,C#などにあるエディットアンドコンティニュー(コードを変更して即反映)はできません。

その他にも,ウォッチ式やイミディエイトウィンドウ,便利な変数内容表示や修正などなども普通に利用できます。

当然ですが,前に説明したSystem.Debug.outputStringメソッドでの出力も受け取ることができます。

図14 VistaFaceのメインコードであるvistaFace.jsのデバッグ(System.Debug.outputStringメソッドでの出力)

図11 VistaFaceのメインコードであるvistaFace.jsのデバッグ(System.Debug.outputStringメソッドでの出力)

Visual Studio 2005でのデバッグについての説明は以上です。アタッチしてファイルを開くところ以降はほぼ普通のVisual Studioによるデバッグですので,Visual Studioを利用している方であればすんなりと入れるかと思います※3⁠。

※3
ちなみにInternet Explorerでのスクリプトのデバッグと同様なので,この知識は通常のWebページ用のスクリプトのデバッグにも応用できます。ただし,始めの「インターネット オプション」「詳細設定」「スクリプトのデバッグを使用しない(Internet Explorer⁠⁠」のチェックをはずす必要があります。

Visual Studioを持ってなくて,でも最低限でもいいのでデバッガ使いたいという場合

実際に動作確認を行っていませんが,以下の2つはデバッグに利用できるかもしれません。

  • OfficeシリーズについてくるMicrosoft Script Editor(HTMLソース編集というOfficeツール)
  • Microsoft Script Debugger。古いのが難点

著者プロフィール

沢渡真雪(さわたりまゆき)

普段はASP.NETやPerlでWebアプリケーションを書くのが主。興味の向きはWindows一般から.NET Framework,Perl(Plaggerとか)やMac OS Xなど。

URLhttp://www.misuzilla.org/