Android Studio最速入門~効率的にコーディングするための使い方

第8回 Android Studioのキホンのキ ─Projectツールウィンドウについて

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Projectツールウィンドウ

このツールウィンドウは Project<PROJECT_HOME>の内容を表しており,プロジェクトを構成するファイルの操作を主に行います。Eclipseの「パッケージエクスプローラ・ビュー」に近いですが,ほぼファイルシステムそのものを表示しているため「ナビゲーター・ビュー」相当と言った方が適切かと思います。

図6 ⁠Projectツールウィンドウ」

図6 「Projectツールウィンドウ」

「Projectツールウィンドウ」に表示されるアイコンの意味については第5回の表を参考にしてください。⁠Projectツールウィンドウ」は基本的にファイラ(ExplorerやFinder)で見ているものと同じものが表示されますが,一部のファイルやディレクトリは表示されません。それは「Project Structure / Modules / Sources」「Execluded」に指定したものと「Preferences / File Types」Ignore files and foldersに指定したたものです。これらのファイルやディレクトリは「除外ファイル」としてマークされ,Android Studioからは「存在しないもの」と扱われます。

Android Studioはプロジェクト管理下にあるファイルのインデックスを作成して,さまざまな処理に用います。そして,そのインデックス作成処理は軽い処理ではありません(かつ,かなりのディスク容量を食います)⁠Android Studioの起動時にインデックス作成処理が走り「またはじまった」とお茶を飲みに行かれる方もいると思います。このインデックスの対象を減らす意味でも「除外ファイル」はとても重要です。

「除外ファイル」に指定したファイルやディレクトリをAndroid Studioから操作することはほぼ不可能です。例外的に「Commanderツールウィンドウ」から参照できますが,この件についてはあとで補足します。

「Projectツールウィンドウ」はEclipseの「ナビゲーター・ビュー」相当と言いましたが,ソースパス配下については「パッケージエクスプローラ・ビュー」的な表示になります。

図7 ⁠Projectツールウィンドウ」からみたソースパス

図7 「Projectツールウィンドウ」からみたソースパス

ここの表示方法もオプションで変更可能です。表示切り替えのメニューは「Projectツールウィンドウ」のタイトルバーでコンテキストメニューを表示するか,タイトルバー右端の歯車アイコンをクリックするかです(クリックするタイトルバーの場所によって,コンテキストメニューの内容が若干変わります)⁠

Flatten Packages
パッケージの表示を「フラット」表示にします。同様の表示方法がEclipseにもありますね。
Hide Empty Middle Packages
中間に位置する(末端では無い)パッケージで,中身が空のパッケージの表示を省略します。
Abbreviate Qualified Package Names
パッケージの修飾子(上位のパッケージ)を省略表記します。
Show Members
クラスやインターフェイスの中身も表示します。これを有効にすると「Structureツールウィンドウ」⁠Eclipseの「アウトライン・ビュー」相当)は無用になります。

説明だけでピンとこないものは実際に試してみましょう。気に入る表示方法があると良いですね。

図8 ⁠Projectツールウィンドウ」のソースパスの表示切り替え(クリックすると動きがわかります)

「⁠Projectツールウィンドウ」のソースパスの表示切り替え` &title=`図8 ⁠Projectツールウィンドウ」のソースパスの表示切り替え` &width=`400` />

エディタとの同期

「Projectツールウィンドウ」の歯車アイコンにある

  • Autoscroll to Source
  • Autoscroll from Source

についてです。それぞれ単独にON/OFFができます。

図9 Autoscroll to Source/Autoscroll from Source

図9 Autoscroll to Source/Autoscroll from Source

「Autoscroll to Source」「Projectツールウィンドウ」でポイントしたファイルを即座にエディタへ表示する機能で,⁠Autoscroll from Source」は逆にエディタで開いたファイルを即座に「Projectツールウィンドウ」にポイントする機能です。

図10 Autoscroll to Source/Autoscroll from Sourceの動作例(クリックすると動きがわかります)

Autoscroll from Sourceの動作例` &title=`図10 Autoscroll to Source/Autoscroll from Sourceの動作例` &width=`400` />

多量のファイルを管理しているプロジェクトで,ファイルがどこにあるのか見失わないようにするための機能だと思いますが,正直鬱陶しいので筆者はOFFにしています。このあたりは好みの問題ですので,Android Studioにもこのような機能があることは覚えておいて損は無いでしょう。特に「Autoscroll to Source」は他のツールウィンドウでも見かけることがあります。ちなみに 図11 のようなアイコンで表現されてますので,頭の片隅にでもしまっておいて下さい。

図11 Autoscroll to Sourceのアイコン(Findツールウィンドウより)

図11 Autoscroll to Sourceのアイコン(Findツールウィンドウより)

オートスクロールは鬱陶しいけれど,大量のファイルがあって場所を見失うことはよくあります。そんな時は「Projectツールウィンドウ」の照準みたいなアイコン(Scroll from Source)が便利です。

図12 Scroll from Source(クリックすると動きがわかります)

著者プロフィール

今井勝信(いまいまさのぶ)

システムエンジニア。日本ユニシス株式会社所属。仙台在住。

Android開発はまったくやったことがないけれどIntelliJ IDEAが大好き。

Twitter: @masanobuimai