Android Studio最速入門~効率的にコーディングするための使い方

第8回 Android Studioのキホンのキ ─Projectツールウィンドウについて

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Projectツールウィンドウでのファイル操作

「Projectツールウィンドウ」は一種のファイラであるため,

  • ファイルやディレクトリの作成
  • 移動やコピー
  • リネームや削除
  • 検索・置換や比較

といった主立ったファイル操作が可能です。

新規作成

ファイルやディレクトリの作成については第3回で説明したとおり,作りたい場所を指定し,コンテキストメニューの「New」⁠またはメニューバーの「File → New...」を実行します。

移動やコピー

コンテキストメニューの「Cut」⁠Copy」⁠Paste」駆使するか,ドラッグ&ドロップによる操作で行います。一丁前にCtrlキーを押しながらドロップすると移動ではなく,コピーになるという配慮もしています(当然ながら,Javaのソースコードをドラッグ&ドロップで操作した場合は,リファクタリング扱いとなります)⁠⁠Projectツールウィンドウ」内での操作のみならず,OSのファイラ(ExplorerやFinder)ともドラッグ&ドロップでファイルのやりとりもできます。

図13 ⁠Projectツールウィンドウ」とのドラッグ&ドロップ操作(クリックすると動きがわかります)

「⁠Projectツールウィンドウ」とのドラッグ&ドロップ操作` &title=`図13 ⁠Projectツールウィンドウ」とのドラッグ&ドロップ操作` &width=`400` />

ベースとなったIntelliJの話ですが「Projectツールウィンドウ」がドラッグ&ドロップ操作をサポートしたり,OSのファイラと連係できるようになったのは,ここ最近の話です。そのためかドラッグ&ドロップ操作に統一感はなく「Projectツールウィンドウ」以外の「ツールウィンドウ」や異なる「ツールウィンドウ」をまたいだドラッグ&ドロップ操作はできたり・できなかったりとムラがあります。全体的にドラッグ&ドロップ操作の反応も良く無いので「オマケ的な機能」と見ておいたほうが無難です。

リネームと削除

リネームについては,コンテキストメニューを一見してもそれっぽい項目はありません。どこで行うかと言うと「Refactor → Rename」で行います。ピンと来ないかも知れませんが,Javaファイルに限らず,プロジェクト配下のファイルやディレクトリのリネームはすべてRenameリファクタリングで行います。

図14 Renameリファクタリングでリネーム

図14 Renameリファクタリングでリネーム

同じ理屈は先ほどの「移動やコピー」にも言えて,⁠Projectツールウィンドウ」がドラッグ&ドロップでそれっぽく振る舞っているだけで,本筋(?)はMoveリファクタリングやCopyリファクタリングをしているだけです。

削除は,コンテキストメニュー直下に「Delete」があり,そこで行います。削除はちょっと変わっていて,選択した対象がディレクトリなのかファイルなのかによって次に表示されるダイアログが異なります。

図15 ディレクトリを削除しようとしたとき

図15 ディレクトリを削除しようとしたとき

図16 ファイルを削除しようとしたとき

図16 ファイルを削除しようとしたとき

ディレクトリを削除するときは「Undoできないかもよ」と脅されます。ファイルを削除するときはSafe Deleteリファクタリング扱いになるため「Safe Delete」ダイアログが表示されます。この時「Safe delete (with usage search)」にチェックを付けなければ,単純な削除として処理されます。

チェックしたときのSafe Deleteについては,リファクタリングの説明のときにあらためて紹介します。

その他ファイル操作

検索・置換や比較については,おいおい説明します。それ以外にちょっとユニークな操作を紹介します。

主にエディタ上で使うコマンドなのですが,対象のドキュメントを参照する"Quick Documentation"と定義を参照する"Quick Definition"は「Projectツールウィンドウ」上でも使うことができます。

ポップアップするサブウィンドウは対象をカーソルキーで移動している間は表示したままになるため,うまく使うとMacのQuick Look風に扱うことができます(残念なことにマウスでポイントし直すと,ポップアップが消えるので,再度コマンドを実行しなければなりません)⁠

図17 ⁠Projectツールウィンドウ」でドキュメントや定義を参照する(クリックすると動きがわかります)

「⁠Projectツールウィンドウ」でドキュメントや定義を参照する` &title=`図17 ⁠Projectツールウィンドウ」でドキュメントや定義を参照する` &width=`400` />

特に"Quick Definition"はちょっとしたプレビューになるため地味ながら便利に使っています。

地味続きでもうひとつ。⁠Projectツールウィンドウ」上で「Copy」した対象は,そのまま「Paste」するとコピー扱いになりますがエディタ上にペーストするとコピーしたファイル名がペーストされます。ペースト先はAndroid Studio以外のエディタでも同様です。

コンテキストメニューの「Copy Path」でコピーするとファイル名ではなく,そのファイルの絶対パスがコピーされます。まあ,何というか地味ながらも便利な機能なんです。

図18 ファイル名や絶対パスをコピペする(クリックすると動きがわかります)

「Projectツールウィンドウ」に限らず,ほかのツールウィンドウでも表示している対象を「テキスト」としてコピペできるものがあります。

同じく地味な機能なのですが「Projectツールウィンドウ」内のコンテキストメニューに「Reveal in Finder」⁠Windowsだと「Show in Explorer」⁠Linuxだと何でしょう?)という項目があり,実行するとそのとき選択したファイルやディレクトリを表示したOSのファイラが開きます。

図19 ⁠Reveal in Finder」を実行してFinderを開く(クリックすると動きがわかります)

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そう頻繁に使うわけではありませんが,まあまあ便利です。

著者プロフィール

今井勝信(いまいまさのぶ)

システムエンジニア。日本ユニシス株式会社所属。仙台在住。

Android開発はまったくやったことがないけれどIntelliJ IDEAが大好き。

Twitter: @masanobuimai

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