Android Studio最速入門~効率的にコーディングするための使い方

第27回 バージョン管理 ─GitHub連携とおまけ

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はじめに

今回はGit連携のうちでもGitHub連携に特化した機能を紹介します。Android Studioは標準でGitHubだけサポートしており,これだけ特別扱いしています。

GitHubのサイトを開く

まずは簡単な連携機能から紹介しましょう。機能的にはしょうもない部類に属しますが,意外と便利なのがこの「GitHubのサイトを開く」です。

目立つ場所にないので気付いていない方も多いかも知れませんが「Projectツールウィンドウ」のコンテキストメニューの最下部にひっそりと"Open on GitHub"というコマンドがあります。

図1 "Open on GitHub"コマンド

図1 

実行してみるとわかりますが,"Open on GitHub"を実行したときに選択していたフォルダやファイルに相当するGitHubサイトをWebブラウザ上に表示します。

図2 "Open on GitHub"コマンドで開いたGitHubサイトの例

図2 

何がどうと言うことはないのですが,気楽にGitHubサイトを開けるので思いのほか重宝しています。

「Projectツールウィンドウ」以外だとエディタのコンテキストメニューにも同じ"Open on GitHub"コマンドがあります。エディタで"Open on GitHub"を実行すると,コマンドを実行した行をハイライト表示してGitHubを開きます。

図3 エディタ上でも"Open on GitHub"が使える

図3 エディタ上でも

なお,このときにGitHubサイトを開くWebブラウザは「Preferences / Web Browsers」「Default Web Browser」の指定に従います(通常は,システムデフォルトのブラウザです)⁠特定のWebブラウザで開きたい場合は,ここの「Use system default browser」ではないほうのラジオボタンをONにして,使いたいWebブラウザのパスを指定します。

図4 ⁠Preferences / Web Browsers」設定画面

図4 「Preferences / Web Browsers」設定画面

Gistにスニペットを登録する

GitHubのおまけ的サービスであるGistに任意のコードスニペットを登録することができます。

先ほどの"Open on GitHub"のスクリーンショットでちらちら見えていましたが,このコマンドの真下にある"Create Gist..."でスニペットを登録します。

「Projectツールウィンドウ」上で,このコマンドを実行した場合は,その時選択していたファイルを丸ごとGistに登録します。エディタ上で何も選択してない状態で実行した場合も同じです。

図5 "Create Gist..."コマンドの実行例

図5 

エディタ上で特定の範囲を選択した状態で"Create Gist..."を実行すると,その範囲だけがGistに登録されます。その際,表示されるダイアログは先ほどのものと同じです。

ちなみに「Projectツールウィンドウ」上で複数のファイルを選択した状態でも"Create Gist..."を実行できます。その場合,先ほどとはちょっと違うダイアログが表示されます。複数ファイルを選択した場合は,強制的に先頭のファイル名がGistの登録名になるようです。

図6 複数のファイルを選択して"Create Gist..."を実行した場合

図6 複数のファイルを選択して

実際に登録してみるとわかりますが「Create Gist」ダイアログの「Filename」にすでに登録済みの値を設定しても別のGistとして登録されます。同名のGistのリビジョンが増えて行くわけではないので注意してください。

そして残念な事に,Gistに登録することはできるのですが,Gistからスニペットを取り出すことはできません。たしかに登録だけでもずいぶん便利なのだけれど,登録したスニペットを利用できて初めて意味があるんじゃないのか?と首を傾げざるを得ません。

「なんでGistに登録したスニペットを利用できないんだ?」と思う気持ちは世界共通のようで,ベースになったIntelliJには次のチケットがあがっています。⁠自分もそう思う」という方はぜひとも投票をお願いします。

[コラム]GitHubの設定

Android StudioのGitHubの設定は「Preferences / Version Control / GitHub」で行います。設定項目はシンプルでGitHubへのアクセス設定のみとなっています。

図7 ⁠Preferences / Version Control / GitHub」設定画面

図7 「Preferences / Version Control / GitHub」設定画面

試せる環境がなかったため推測になりますが,GitHubのホスト名を指定できることからGitHub Enterpriseでもこの連携機能が使えると思います。

あと,一度Android StudioでGitHub連携を行ったプロジェクトを元に戻す―GitHub連携を解除する方法は見当たりませんでした。単純にリモートリポジトリを削除すれば良いだけではないようです。それほど需要のある操作ではないと思いますが,一応覚えておいてください。

著者プロフィール

今井勝信(いまいまさのぶ)

システムエンジニア。日本ユニシス株式会社所属。仙台在住。

Android開発はまったくやったことがないけれどIntelliJ IDEAが大好き。

Twitter: @masanobuimai

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