Android Studio最速入門~効率的にコーディングするための使い方

第43回 プラグインについて

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プラグインのインストール

では実際にAndroid Studioへプラグインをインストールしてみましょう。

インストール方法(オンライン)

オンライン――インターネットに接続している環境でインストールする場合は「Preferences / Plugins」設定画面の「Install JetBrains plugin...」ボタンか「Browse repositories...」ボタンのいずれかを押して表示される「Browse Repositores」ダイアログからインストールします。

図3 ⁠Preferences / Plugins」設定画面

図3 「Preferences / Plugins」設定画面

この2つのボタンの意味は次の通りですが,どちらも同じプラグインサイトを参照しています。

「Install JetBrains plugin...」ボタン
プラグインサイトで公開しているプラグインのうち,提供元(Vendor)JetBrains のものだけを表示します。それ以外のリストアップする条件は「Browse repositories...」ボタンのものと同じです。
「Browse repositories...」ボタン
プラグインサイトで公開しているプラグインを一覧表示します。リストアップされるプラグインは,Android Studio限定のもので最新のバージョンのみに絞り込まれています。

わざわざ2つに分ける必要も無いと思いますが,JetBrains純正プラグインもそれなりに数があるから,こうしたのでしょう(元からこうなっていたわけではありません⁠⁠。⁠Browse Repositores」ダイアログの見方は図4のとおりです。

図4 ⁠Browse Repositores」ダイアログ

図4 「Browse Repositores」ダイアログ

インストールしたいプラグインを見つけたらなら,それを選択してツールバーまたはコンテキストメニューから Download and Install」を実行します。その後「Preferences / Plugins」設定画面の「OK」ボタン,または「Apply」ボタンを押すとAndroid Studioの再起動を促してきます。

図5 プラグインを有効にするにはAndroid Studioの再起動が必要

図5 プラグインを有効にするにはAndroid Studioの再起動が必要

モダンなIDEとしては信じられないと思いますが,Android Studioは動的にプラグインをインストールしたり,アンインストールすることができません。必ずAndroid Studioの再起動を伴います。

「Browse Repositores」ダイアログ下部のボタンについて

「Browse Repositores」ダイアログに下にひっそりとある「HTTP Proxy Settings...」「Manage repositories...」ですが,前者はプロシキサーバの設定で,後者は接続するプラグインサイトの管理を行います。

図6 ⁠Browse Repositores」ダイアログ下部のボタン

図6 「Browse Repositores」ダイアログ下部のボタン

「HTTP Proxy Settings...」は単なる「Preferences / HTTP Proxy」へのショートカットです。設定箇所が複数あるからといって別々に設定しなければならないワケではありません。

「Manage repositories...」ですが,そもそも公式のプラグインサイト以外のリポジトリがあるなんて聞いたことがありません。使い道の可能性としては,インターネットに接続できないなどの理由でインハウスにプラグインサイトを建てることなのですが,そもそもプラグイン情報を公開する仕様が明らかではありません。……このように,あまり使い道の無い機能なので無視していて大丈夫です。

図7 ⁠Manage Repositores...」に何のURLを入れて良いかわからない

図7 「Manage Repositores...」に何のURLを入れて良いかわからない

Android Studio 0.5.0以降について

2014年3月7日にリリースしたAndroid Studio 0.5.0からプラグインマネージャのUIが変更になりました。

図8 Android Studio 0.5.0の「Preferences / Plugins」設定画面

図8 Android Studio 0.5.0の「Preferences / Plugins」設定画面

ツールバーのアイコンが減り,その代わり画面右側の詳細ペインからプラグインのアンインストールができるようになってます。わかりづらいのですが「× Uninstall plugin」はボタンで押せます。

「Browse Repositores」ダイアログの変更はさらに大きく,個人的には改悪と思えるほど使いづらくなりました。一見,スッキリお洒落な感じになりましたがプラグインの並び替えを「名前順」⁠インストールしている順(Sort Installed First⁠⁠」の2通りしかできなくなっています。

図9 Android Studio 0.5.0の「Browse Repositories」ダイアログ

図9 Android Studio 0.5.0の「Browse Repositories」ダイアログ

これらUIの変更は,ベースとなったIntelliJの変更を取り込んだためです。IntelliJ側も現在 ver13.1 に向けていろいろ機能を追加している最中なので,このUIも開発中なのだと思います。IntelliJ IDEA 13.1が正式リリースするまで,プラグインマネージャ以外の機能についても微妙に影響を受けていくでしょう。

インストール方法(オフライン)

つづいてオフラインでプラグインをインストールする方法についてです。そもそも,どんなときにオフラインインストールが必要になるかというと,だいたい次の2つのケースが考えられます。

インターネットに接続していない
何かしら不幸な都合でAndroid Studioがインターネットに接続していない場合,プラグインサイトからのオンラインインストールはできません。
しかたがないので,インターネットに接続できる環境で,プラグインサイトから該当プラグインをダウンロードしておき,それをCD-RなりUSBメモリなりに移してAndroid Studioにインストールします。
プラグインの最新版ではなく,昔のバージョンを使いたい
Android Studioのプラグインマネージャ(⁠⁠Browse Repositores」ダイアログ)にリストアップしているプラグインは,どれも最新のバージョンのものばかりです。
新しいバージョンをすぐ使ってみたい気持ちもありますが,使っているAndroid Studioの組合せによっては最新だと動かない時がままあります。それに,新しいバージョンになり機能が変わった/無くなったなどで「前のがよかった」と思うこともあるでしょう。
プラグインの古いバージョンをインストールするには,直接プラグインサイトからダウンロードしてオフラインインストールする必要があります。

プラグインサイトなどから入手したプラグインファイル(JarファイルかZipファイルのいずれか)「Preferences / Plugins」設定画面にある「Install plugin from disk...」からインストールします。やっていることはプラグインファイルを先ほど紹介した <AS_CONFIG>/plugins に配置しているだけです(Jarファイルはそのままコピー,Zipファイルは展開して配置⁠⁠。極論を言うと,このボタンを介さずに直接 <AS_CONFIG>/plugins にプラグインファイルを置いてもよいです。

こちらもプラグインのインストールが済んだら,Android Studioを再起動します。

プラグインの古いバージョンの入手方法

オフラインでプラグインをインストールする際に,どうやってプラグインファイルを入手するんだ?という話がついて回ります。実は簡単で,プラグインサイトからダウンロードすることができます。

図10 プラグインサイトから直接ダウンロードする

図10 プラグインサイトから直接ダウンロードする

図10のとおり,古いバージョンもここから入手できます。Android Studioからばかりプラグイン情報を参照していては気がつかないので,積極的にこのサイトに訪れた方がよいです。

アンインストール方法

プラグインのアンインストールは2通りあります。

プラグインを無効にする
プラグインの適用のみをOFFにします。プラグイン本体は削除されません。無効にしたプラグインはAndroid Studioにロードすらされないので,無効にしていても悪影響を及ぼすようなプラグインはありません。
Android Studioに標準で付属しているプラグインは有効/無効しか設定できません。
プラグインをアンインストールする
プラグイン本体を物理的に削除します。削除の対象になるのは <AS_CONFIG>/plugins にインストールしたプラグイン本体のみで,そのプラグインが生成した作業ディレクトリや設定ファイルは消えずに残ります。
気になると思いますが,設定ファイルや作業ディレクトリが残っても何か悪さをしたという経験はありません。

プラグインの無効化は「Preferences / Plugins」にリストアップしている「導入済みプラグイン一覧」の先頭にあるチェックボックスをOFFにするだけです。アンインストールは,インストールと同じように対象とするプラグインを選択して,コンテキストメニューまたはツールバーから Uninstall」を実行します。でも,このアイコン,どう見ても「アップロード」にしか見えませんよね。

プラグインの無効化やアンインストールもAndroid Studioの再起動が必要です。

著者プロフィール

今井勝信(いまいまさのぶ)

システムエンジニア。日本ユニシス株式会社所属。仙台在住。

Android開発はまったくやったことがないけれどIntelliJ IDEAが大好き。

Twitter: @masanobuimai