世界を目指せ!Androidアプリ開発入門

第10回 設定画面の作り方

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前回のおさらい

前回は,HTTPによるネットワーク通信に関してご説明しました。

具体的には,org.apache.httpを使い,GET,POSTの実装方法とWebサービスとの連携例をご説明をしました。

  • GETメソッドの実装
  • POSTメソッドの実装
  • Webサービスとの連携例

GET,POSTメソッドの実装は,簡易なサンプルでしたが,実装方法は似た部分が多いので,その内容を理解して頂けたと思います。Webサービスとの連携例では,XMLではなくJSONを使うことをお勧めしました。筆者が開発に関係しているNetaShareでも,JSONに移行したことで,パフォーマンスの向上が見られたのでJSONはお勧めです。

アプリとして仕上げる

アプリを開発していると,その挙動や表示方法など,ユーザの好みに合った動作に設定できるように,設定項目を設けるはずなので,今回は,設定項目の取り扱いと設定画面の作成方法をご紹介します。

具体的な説明に入る前に,設定項目に考え方を書きたいと思います。

微に入り細にわたりアプリの挙動や表示方法を設定できるアプリがあります。多数の設定項目を設け,ユーザに選択肢を与えるのは悪いことではありませんが,使ってみると,多数の設定項目は,その挙動を把握できず,結果,好みに設定できない可能性もあります。アプリの性格が関係し,程度の問題ではありますが,筆者は,多数の設定項目は良しとせず,吟味したうえで,最低限にするべきだと考えています。

たとえば,PCのメールソフトのメール一覧表示であれば,何個のカラムを表示するか,カラムに何を表示するかの設定項目を設けることがあると思います。これは,PCが様々な用途で使われる汎用的なツールであるためと,大きな画面と不満ない入力装置が存在しているため,この設定項目は価値のあるものとなります。

これが,携帯端末だと話が変わります。

用途は,出先で短い空き時間にメールを確認するが主なので,送信元,件名が表示されていれば十分事足り,PCと同じ設定項目を設けても,画面表示が煩雑になり,タッチ操作が困難になるだけです。

極端な例かもしれませんが,携帯端末では,PCとは利用場面が異なるので,それを十分把握した上で,動作や表示方法を吟味して設定項目を設けることが重要です。また,アプリがシンプルなほど,それに対する理解のスピードが高まり,早く使いこなせるようになるので,ユーザの満足度を向上させることにもつながるはずです。これからアプリを開発しようと考えている方は,携帯端末で動作するアプリを開発しようとしてることを,頭に置いて取り組んでください。

設定画面の作り方

では,設定画面の作り方をご説明していきます。

Android OSには,設定画面作成のためにPreferenceScreenクラスが用意されており,これを使えば,XMLを記述するだけで設定画面が作成できます。

設定画面の土台を作る

では,順に作成の手順をご紹介します。

  • [ファイル]メニューの[新規作成]-[その他]を選択します。
  • [ウィザードを選択]ダイアログが表示されたら[Android]フォルダから[Android XML File]を選択して,[次へ]をクリックします。
  • 画面1

    画面1

  • [New Android XML File]ダイアログが表示されたら[File]にファイル名を入力します。このファイル名は,拡張子が.xmlでないとエラーになるので注意して下さい。
  • 次に[What type of resource would you like to create?]から[Preference]を選択します。これで設定が終了したので[終了]をクリックします。
  • 画面2

    画面2

著者プロフィール

傍島康雄(そばじまやすお)

5月30日生まれ。

モバイルデバイスが大好物。それで動くアプリの開発に喜びを感じている。スマートフォン前夜のWindows Mobile,PalmOSのアプリに情熱を傾けていたが,最近は停滞気味でコードを書くよりも文章を書く機会が多くなっており,文章を書くのも,プログラミングと同じくらい奥深い作業だと感じている。

ブログ:http://yasuos.com/blog/

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