Cプログラミング入門

第3回 Chapter 2 Cプログラミング最初の一歩~Hello Worldからはじめよう(1)

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まずはコンパイル・実行

Hello Worldプログラムとは

C言語を勉強するには,まずは数行程度の簡単なC言語のサンプルプログラムを用意し,これをCコンパイラで実際にコンパイルして実行してみるのがよいでしょう。簡単なC言語のプログラムとしては,単に画面(正確には標準出力)に何らかのメッセージを表示して終了するような,"Hello World"と呼ばれるプログラムがよく使用されます。

"Hello World"のプログラム例をリスト2.1(hello.c)に示します。なお,C言語のソースファイルのファイル名は,hello.cのように拡張子を「.c」とします。

リスト2.1 hello.c

#include <stdio.h>

int
main()
{
  printf("Hello World\n");
  return 0;
}

このhello.cは,目的のメッセージ表示のほかに,C言語のプログラムとして最低限必要な要素を含んでいます。hello.cを実際にテキストエディタで入力し,gccのコマンドラインを打ち込んでコンパイルし,そしてできあがった実行バイナリファイルを実行してみるという作業を,これから行います。

図2.1 プログラム(ソース)作成から実行,確認へ

図2.1 プログラム(ソース)作成から実行,確認へ

この作業はC言語,およびCコンパイラの第一歩の理解の役に立つでしょう。

プログラムの入力

任意のテキストエディタを使って,リスト(hello.c)のとおりにプログラムを入力し,ホームディレクトリの下に,hello.cというファイル名でソースファイルを保存してください。

テキストエディタは,KDE上ではkedit,GNOME上ではgeditが初心者でも使いやすいでしょう。UNIXになれた人ならば,もちろんviエディタを使用して構いません。

プログラムの入力の際には次のような点に注意してください。

大文字と小文字は区別されるため,間違えないように入力してください。
C言語のプログラムの大部分は小文字です。
漢字変換はオフにして,すべて半角英数記号で入力してください。
全角の文字(全角スペースを含む)は使用できません。
バックスラッシュ\)記号は,OSや環境設定によっては円(\記号として表示されます。
円記号で表示される場合は円記号で入力して構いません。

省略したHello Worldプログラム

キー入力に馴れていない人の場合は,代わりにリスト2.2(hello_simple.c)のように省略したプログラムを入力しても構いません。これはプログラムとしては本当は好ましくありませんが,一応hello.cと同様に動作します。

リスト2.2 hello_simple.c

main()
{
  printf("Hello World\n");
}

リスト2.1(hello.c)との違い

  1. hello_simple.cでは,「#include」を省略していることによりprintf()関数を宣言なしに用いることになりますが,この場合は結果的に問題は起きません。
  2. main()関数の前のintを省略していますが,省略すればintとみなされるため,これでも動作します。
  3. 「return 0;」を省略しているため,正しい戻り値が返りませんが,戻り値を問題にしなければこれでもプログラム自体は動作します。

著者プロフィール

山森丈範(やまもりたけのり)

「C言語はアセンブラを触っているうちに自然に覚えてしまった」というプログラマ。C言語とのかかわり上,OSは専らUNIXを使用。C言語のプログラムでは,いつもLinux/FreeBSD/Solarisすべてで動くことを気に留めている。C言語と同様に移植性の高いシェルスクリプトにも思い入れが深く,著書に『シェルスクリプト基本リファレンス』がある。

著書

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