Webアプリを公開しよう! Chrome Web Store/Apps入門

第9回 Web アプリを世界に公開しよう

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Chrome Web Storeの詳細ページの多言語化

最初の節で触れたように,Chrome Web Storeで公開するWebアプリはデフォルトで全世界に公開されます。ただし,そのままではChrome Web Store上でのWebアプリの詳細ページが日本語のままになってしまうので,各言語用に編集する必要があります。デベロッパー ダッシュボードからWebアプリをアップロードし,アイテム編集画面を表示します。Webアプリのアップロード方法については,こちらを参照してください。

図3 アイテム編集画面(日本語)

図3 アイテム編集画面(日本語)

複数言語のメタ情報を持つWebアプリをアップロードすると,アイテム編集画面の上部にあるパンくずリストに「編集中の言語」が加わります。⁠編集中の言語」では,_localesフォルダ以下に配置したロケールが選択できます。最初はデフォルトロケールのアイテム編集画面になります。

各言語用の設定項目は「詳細説明」「スクリーンショット」になります。各項目の日本語の設定が終わったら,⁠編集中の言語」⁠English⁠を選択して英語の設定もしておきましょう。

図4 アイテム編集画面(英語)

図4 アイテム編集画面(英語)

英語のアイテム編集画面では,Webアプリの名前や説明にmessages.jsonで設定した英語のテキストで表示されていることがわかります。ここで内容を確認しておきましょう。また,⁠詳細説明」「スクリーンショット」を英語用に設定します。各言語用の設定をしない場合,デフォルトロケールの設定内容が反映されます。スクリーンショットなどを変更する必要がない場合は,同じものをアップロードする必要はありません。

最後に,アイテム編集画面の下部にある「地域」でChrome Web Storeで公開するロケールを選択します。

図5 アイテム編集画面(設定「地域」⁠

図5 アイテム編集画面(設定「地域」)

デフォルトではすべてにチェックが入っていますが,公開する地域を限定したい場合は変更しておきましょう。

ここまでで,Webアプリの国際化対応はすべて完了です。実際に各言語での表示内容を確認したい場合には,Chrome Web StoreのURLの末尾に⁠?hl=ロケールコードを追加すると各言語のChrome Web Storeを表示することができます。例えば日本語であれば⁠?hl=ja⁠となります。これは,プレビュー画面でも利用することができますので試してみてください。

まとめ

本稿では,Webアプリの国際化対応について解説しました。Chrome Web Storeで簡単に各言語に対して公開できることがわかったと思います。是非,すでに作成済みのWebアプリやこれから作成するWebアプリを世界に向けて公開してみてください。次回もChrome Web Storeに関するさまざまな内容を解説していきますので楽しみにしていてください。

著者プロフィール

吉川徹(よしかわとおる)

普段は,普通のSIer。Webからローカルアプリケーション,データベースからインフラ周りに至るまで,何でも担当する雑食系。主にHTML5開発者コミュニティ「HTML5-developers-jp」で活動中。同コミュニティ主催の「HTML5とか勉強会」のスタッフを務め,HTML5の最新動向を追っている。