児玉サヌールと田中ばびえの会社訪問
第4回 未来検索ブラジル(中編) 「Senna」でGoogleに勝ちたい!
2ちゃんねる検索,オープンソースの全文検索エンジンSennaの開発で有名な未来検索ブラジルさんへのインタビュー,中編です。
全員で経営会議
――末永さんのプロフィールには簿記1級と書かれていたんですが,それは先ほどの貨幣の話につながるんですか?
末永:全然関係ないです(笑)。僕はプログラマに向かないなとずっと思っていて,何か手に職を付けようと思って。
深水:そうなの?
竹中:初めて聞いた。
――Sennaの開発者といったら上のほうのプログラマなのに!
竹中:下のほうって言い方も(笑)。
――そうか,レベルの低いプログラマなのに!(笑)
で,その簿記はここで役立ってるんですか?末永:まぁ役立たないことはないですね。簿記は汎用的な知識なので,けっこう便利だと思います。
竹中:今のところメンバーも少ないので,スタッフ全員が経営的な数字を見ることができるんですよ。
末永:全員が経営会議に出てるんです。
竹中:末永くん的には,そこで簿記の知識がすごく役に立ってると思いますよ。
深水:結構するどい指摘が来ます……(汗)。
SennaでGoogleに勝ちたい
――Sennaの開発は御社設立時から始まったんですか?
竹中:構想自体は設立前からです。
――2ちゃんねる検索のために作ったんですか?
竹中:いえ,Googleに勝ちたいからです!(笑)
――最初は汎用検索エンジンを作ろうとしてたんですか?
竹中:今もそうです。
――あ,今もですか? 他のインタビューでは,使用ドメインを絞っているとおっしゃっていましたが?
竹中:それはビジネスを考えたときの話で,エンジンの開発思想としては,何にでも使えるものを目指しています。
末永:今,Sennaの1.1っていうのを開発しているんですけども,だんだん検索エンジンというよりはデータベースっぽくなりつつありますね。
――それはRDBMSとより密接にくっつくという意味で?
竹中:そうではなくて,RDBMSの機能自体をSennaが持ち始めたということです。
末永:単体じゃないと,やっぱりチューニングが効かなかったりするんですよ。たとえば全文検索と一緒にあるフィールドの値に条件を付けて検索するときなんかは,自分で作っておかないとなかなか手がまわらなくて。それで自分で作り始めたんです。
――問い合わせ言語は何になるんですか?
末永:これは,言っていいのかな?
深水:ん? いいんじゃないですか?
末永:Schemeライクになります。
――Scheme! それはハードルが高くないですか?
竹中:使い方のテンプレートみたいなのがあって自分で変えていく感じなので,そんなに難しくないと思いますよ。
末永:便利なマクロなんかは用意するつもりでいます。
――MySQLなどのインタフェースは残るんですか?
末永:残りますね。まあ,新しい問い合わせ言語も使ってほしいですけど。
――その話はどこかで公開されていますか? ブログに書いてたりとか。
竹中:独占スクープです!
――おーー!! あーでも,発売日にはもう発表されてそうだなあ……(注1)。
- 注1)
- 予想どおり発表されました。SennaQLと呼ぶらしいです。http://qwik.jp/senna/senna2.html
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